Dream Night

2007-09-23 | Music
くもり。
やや早めの新幹線に乗り。正午前、新大阪入り。
今回は思うところがあり、大阪の街を散策することが目的のひとつだった。
地下鉄御堂筋線に乗り、昭和町で下車。
2時間ほど歩き回った後、JRで移動し、弁天町の「リーフ」で友人と待ち合わせ。
初めて顔を合わせることになった彼女と、短くも楽しい時間を過ごすことが出来た。
何もかもが不思議な縁で、大阪という街、人が、
いつもは消極的な私に何か新鮮な気持ちを与えてくれた。

夕方、シアター・ドラマシティにて
「平原さんちのコンサート」を観る。
音楽一家の平原家。今回は父(平原まこと)姉(aika)との共演とのことで
レギュラーツアーとは内容が異なることは明らかだった。
かみてサイド、着席してみると、ドラムセットとベースが死角。
オルガンの上に要塞のようなセットがないので、kyOnさんはよく見える。
赤いドラゴンシャツの上に黒ジャケット。
オープニング。意表をつくスタート、客席中央に平原まことがプレイをしながら現われた。
そしてしもて客席出入口にaika、かみて出入口に綾香ちゃん。
帽子を深く被り、ミニスカートにロングブーツ。
一瞬鏡のように対に見えた姉妹はやがてステージに上がり、いきなり親子3人のsax共演を魅せてくれた。
何て才能豊かな一家だろう。
綾香ちゃん中心のステージというわけではなく、
それぞれのコーナーがきちんと確立され、進行していった。

「明日」ではkyOnさんはマンドリン。
編成やアレンジが異なると、「Jupiter」も随分違って聴こえた。
まことさんのコーナーはkyOnさん不在。
しっとりと聴かせるサックスナンバーの後には
さらさらヘアーの宮川彬良が呼び込まれ、「あきらくんとまことさん」というユニットで
日本の童謡をジャズ風アレンジで楽しませてくれた。
二人のコンビネーションは最高だった。
「マツケンサンバ」の作者。
この芸風、ただ者ではないだろうと思っていたら、故宮川泰の長男であることをのちに知る。
kyOnさんより年上だと思っていたら、佐橋くんと同じ年だった(苦笑)。

aikaのソロコーナーで再びkyOnさんが登場。
ゲストのNicolasとの共作という楽曲やジョンのカバー等、一筋縄ではいかないような複雑なアレンジ。
kyOnさんがビブラフォンを奏でるシーンもあり、それぞれが貴重なセッションだった。
本編最後は「What A Wonderful World」、改めて綾香ちゃんのボーカルは素晴らしいと感じた。
まことさんによれば、リハーサルは3回しか出来なかったという。
それでも素晴らしいステージだった。
メンバー全員の、達成感に溢れた笑顔が印象的だった。

帰宅後、京都音博に小田さんが佐橋くんを連れて行ったことを知る。
あの笑顔に何かそんな意味があったのだろうか。
残念とか悲しいという気持ちが起こらないのが不思議だった。



平原綾香 Dream Night
~平原さんちのコンサート~
2007.9.23(SUN)@シアター・ドラマシティ
平原綾香(Vo,Sax)aika(Vo,Sax)平原まこと(Sax)
Dr.kyOn(Key)鎌田清(D)稲葉政裕(G)古澤衛(G)一本茂樹(B)今野均ストリングス
Guest: Nicolas Farmakalidis(Key)宮川彬良(P)
(7列42番)

01 Together Again
02 When You Believe
03 Eternally
04 明日
05 Strength
06 りんご追分
07 Jupiter
08 MANHATTAN MOON
09 MOON TEARS
10 さっちゃん
11 あんたがたどこさ
12 ふるさと
13 アリエスの星
14 アダージョ
15 ハート
16 Orange Moon
17 Quiet
18 Ai No Niwa
19 Imagine
20 Like We Used To
21 Path Of Independence
22 His eye is on the spallow
23 What A Wonderful World
Encore
24 Good Night,Sleep Tight~This Little Penny
25 Maria's Moon