BYG

2007-09-04 | Music
定時に職場を飛び出し、渋谷へ。
店内に入ると、ちょうどリクオさんが喫茶スペースのお客さん達?に「もう始まるよ」と
声をかけているところだった(笑)。
あまりに近すぎて挨拶も出来ず、受付でチケット交換を済ませ、狭い階段を降りて地下へ。
かつてここでお茶をしたことは2回あったが、ライブで足を踏み入れるのは初めてだ。
念願の、と言うべきだろう。
渋谷BYGにて、リクオさんワンマンライブを観る。

友人達がピアノの前の最前列をキープしていてくれた。
木造の独特の雰囲気だけは迫って来る。
あまり場内の構造はわからないまま、ライブが始まった。

リクオさんはいっそう髪の毛が伸びて、カッコいい。
ヘルツが活動休止して以来、5年ぶりに3人が集まったライブだというが、
ヘルツを知らない自分には何もかもが目新しい。
ドラムがつくこと自体が新鮮、音はいいとはとても言えないが
それにしてもこの密室感がすごい。
ここに置いてあるピアノはミュージシャン達がお金を出し合って購入したものだと聞いた。
それは木のぬくもりを感じさせるような佇まいだ。
自分の知らない曲は意外と少なかった。どれもリクオさんならではの詩の世界。
第一部はあっという間に過ぎ去り、
第二部はいきなり井上陽水のカバー「氷の世界」に熱くなった。
やがて「セツナウタ」からの楽曲もリズム隊がなじんで、また新たな側面を見せてくれる。
「ムーンライトサンバ」は本当にサンバになっていてビックリした。
途中、メンバーのソロ回しがあり、坂田学のドラムは圧巻だった。
彼ほど表情一つ変えずに正確に叩き続ける人を知らない。
それでいて全身全霊をこめたプレイ、最後までクール。この時ばかりは彼に目が釘付けになった。
「アイノウタ」での観客とリクオさんのコーラス、
その一体感の素晴らしさに感動している自分がいた。
乾杯の音頭もはさみ、やはりラストは「光」
リクオさんが自在に演奏し、歌う姿は、クレフィンのそれとは全く異なるものだ。
またここでリクオさんのソロを観たいと願う夜だった。



リクオワンマンライブ
2007.9.4(TUE)@渋谷BYG
リクオ(Vo,P)
寺岡信芳(B)坂田学(D)阿部美緒(Vn)宮田誠(Per,G)

01 ハイ&ロウ
02 マウンテンバイク
03 穴を掘る
04 風の声
05 I want you
06 恋の行方
07 アンダーグランド
08 Monk's Dream
Pause
09 氷の世界
10 孤独とダンス
11 Hobo Train
12 はかめき
13 すべてを忘れない
14 恋人達のロック
15 ムーンライトサンバ
16 アイノウタ
Encore
17 ソウル
18 光