Two Of Us

2008-12-11 | Music
大好きな人は優しい笑顔で
ほんの短い幸せな時間を友人と共有出来た。

今日で終わりかと思うと、始まる前からうるうるとしてしまう。
まるで、2008年のすべてが終わるかのよう。けれども淋しがっている暇はなかった。

Monthly CHABO vol.6「Two Of Us」2日目を観る。

「気分はJ.J.Cale」の後半あたりから、昨日をはるかに超えるグルーヴを感じた。
kyOnさんがBlueSouthを弾きながら歌う「メリーゴーランド」
チャボさんのスライドギターで聴くあの旋律が、kyOnさんの歌声が
胸を打った。

 逢って嬉しくて涙
 恋しくて涙
 嫌われて涙

いろいろな想いが溢れてきた。
私の人生にかけがえのない2人が、今、目の前で一緒に演奏していてくれる。
幸せだった。涙が流れてきた。泣くような楽曲ではないのに。
そしてなぜこの曲がkyOnさんファンの間で愛されるのか、わかった気がした。

kyOnさんのアコーディオンで奏でられる「ガルシアの風」
後半、客席に静かに降り、歩きながら演奏を続け
やがてカウンター前から消えていく演出は、はかなくも美しかった。

アンコール。
「演奏や歌なんかよりも力を入れている」(笑)という宣伝コーナー。
kyOnさんに「おもしろすぎ」と言われるほど、チャボさんが壊れていて大爆笑(笑)。
そして、共通の友達を紹介する、と客席から呼び込まれたのは
なんと、ギタリスト下山さん! 先日のジュリーのドーム公演で80曲を引き続けたという。
素のままの下ちゃん。照れながらも酔っぱらいながらも?素晴らしいプレイ、
彼を交えての「Sweet Home MANDALA」
長い長いソロパートを回しながらの3人のセッション、最高だった。
チャボさんの笑顔が忘れられない。

終演のテーマ「What A Wonderful World」
チャボさんとkyOnさんが手を繋いだまま、深く長くおじぎをしていた。
その絆と信頼感の深さに何度でも感動してしまう。

チャボさんが消えてから、時計を見ると23時17分!
終電に急ぎ足で乗り込み、25時10分に帰宅。
本当に夢のような2日間だった。
今日という1日にピリオドを打つのが惜しくて、いつまでも起きていたかった。



Monthly CHABO vol.6「Two Of Us」
2008.12.11(THU)@南青山MANDALA
仲井戸CHABO麗市(Vo,G)Dr.kyOn(Vo,Key,G)
下山淳(G)
(整理番号60番)

01 スケッチN.Y.'98
02 Two of Us
03 BLUE MOON
04 テニス
05 TWILIGHT
06 スーダラ節
07 青いシャツ着て
08 メリーゴーランド
09 気分はJ.J.Cale
10 エレキ・ギター I
11 エレキ・ギター II
12 STONE
13 黒人音楽
14 新宿を語る 冬
15 Christmas Must Be Tonight
16 サンタが街にやってくる
17 Merry X'mas Baby
18 はぐれた遠い子供達へ
19 ガルシアの風
Encore
20 (インスト)
21 Anarchy in the Bayou
22 Sweet Home MANDALA~Blues Is Airight
23 何とかなれ
24 Are You Alright?
25 I Think Richard Manuel
26 いつか笑える日
27 働き蜂