仲井戸CHABO麗市 with Dr.kyOn

2008-12-10 | Music
晴れ一時くもり。
いつものようにスタバで一息ついたあと
少し早めに会場前に出向き、友人を待っていると
リハを終えたらしいkyOnさんとチャボさんが上がってきた。
「楽しみにしてます」と言うのがせいいっぱい。

開演前から喉はカラカラ。隣席に友人が居てくれたせいか、異様に多弁。
調整されていくkyOnさんの楽器を見るたびに舞い上がり、確かに今日の私は普通ではなかった。
Monthly CHABO vol.6「Two of Us」を南青山MANDALAで観る。
夢にまで見た2人のセッション。

オープニングが「スケッチN.Y.'98」というのは珍しい。
街の風景が大きく広がり、少しリラックスできた。
そして呼び込まれたkyOnさんは、いきなりギターを抱えての登場。
今夜のテーマでもあるビートルズのナンバー「Two of Us」を2人でカバー。
このシリーズで毎回演奏される課題曲「BLUE MOON」はこんなにも豊かなアレンジになるものなのかと感激する。
しもてサイドに腰かけたため、キーボードの手元はあまり見えないが
kyOnさんの表情がよく見える。
チャボさんとのアイコンタクト、笑顔…。
2人がここに一緒に居るだけでも夢のようなのに。
リハで一番時間をかけた(笑)というまさかの「スーダラ節」
まさかの「メリーゴーランド」
全体的に明るいテイストとなったのはやはりkyOnさんのおかげなのだと思う。
アコーディオン、グリーンのBlueSouth、
クレフィン@BYG以来の、カズーを使っての「青いシャツ着て」
グランドピアノ、マンドリン…。
チャボさんへの手紙に書いたとおりに、kyOnさんのいろいろなプレイが嬉しい。
思い出のアルバム「DADA」から、大好きな「新宿を語る 冬」
レコーディングで煮詰まっていた時に、スタジオの片隅にずっとkyOnが居てくれたことを憶えている
と語った「はぐれた遠い子供達へ」
この曲を生で聴けたのは何年ぶりだろう。うれしかった。
ポエトリーリーディング「エレキギター」での、Steve WinwoodのフレーズをkyOnさんの演奏で聴ける至福の時。
クリスマスコーナー、そしてRichard Manuelへの想い、続く「いつか笑える日」…
いつもそれは大切な人へのメッセージに思えてならない。

「ギターで始まったからギターで終わろう」というのがkyOnさんの提案だったらしい。
まだあと2~3曲、と勝手に思い込んでいたアンコールがすべて終わって、今日はいつもより短かったな
と時計を見たら、すでに23時!
時間の感覚を狂わすほど、それほどまでに素晴らしい内容だったのだ。
思い入れたっぷりなライブだけに、簡単には言葉に言い表せない。
一生忘れることのない夜となったことだけは確かだ。



Monthly CHABO vol.6「Two of Us」
2008.12.10(WED)@南青山MANDALA
仲井戸CHABO麗市(Vo,G)Dr.kyOn(Vo,Key,G)
(整理番号18番)

01 スケッチN.Y.'98
02 Two of Us
03 BLUE MOON
04 テニス
05 TWILIGHT
06 スーダラ節
07 青いシャツ着て
08 メリーゴーランド
09 気分はJ.J.Cale
10 エレキ・ギター I
11 エレキ・ギター II
12 STONE
13 黒人音楽
14 新宿を語る 冬
15 Christmas Must Be Tonight
16 サンタが街にやってきた
17 Merry X'mas Baby
18 はぐれた遠い子供達へ
19 ガルシアの風
Encore
20 (インスト)
21 Anarchy in the Bayou
22 何とかなれ
23 Are You Alright?
24 I Think Richard Manuel
25 いつか笑える日
26 働き蜂