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つれづれなるままに・・・・

蜜蜂と遠雷

2019-10-10 | 映画

直木賞と本屋大賞のW受賞を果たした恩田陸の「蜜蜂と遠雷」の実写映画

私は原作の大ファンで  本屋大賞を受賞した時も直木賞受賞した時も とっても嬉しかったんです

って感じでし正直映画化には疑問っていうか

あれだけの内容を2時間程度で描くのは無理だしせめて連続ドラマならなんとか可能かな

と思っていたんですが 小説で出てくる春と修羅の演奏が気になって見に行った

ネタバレになるのであまり書けないですが 予想通り 小説が良かった

描写が まるでホールの中にいて音楽が流れてくるような感じで

小説の世界観にどっぷりと浸かってしまいました

栄伝亜夜を中心に作られていた映画だと思いますが

蜜蜂の風間塵の存在感が薄くて ホフマン先生のギフトの意味があったのか?

マサルの天才さもイマイチ伝わらなかったなぁ

原作を読んでいると ツッコミどころは満載ですね

どこにスポットをあてるかは難しんだろうなぁ

 でもピアノコンクールの第二次予選の課題曲「春と修羅」を

ロンドンを拠点に活動する作曲家・藤倉大の作品がよかった

小説でどんな感じなのかなとイメージを膨らませていただけにワクワクでした

ファイナリスト4人―亜夜、明石、マサル、塵という天才ピアニスト達のための四者四様のカデンツァ

それを豪華ピアニストが演奏しました

亜夜役には河村尚子、明石役には福間洸太朗、マサル役には金子三勇士、塵役には藤田真央

キャラクターに沿った音楽を表現していたように感じました

規格外の天才 風間塵のこともうすこし描いて欲しかったかな!?

やっぱり 恩田陸さんの原作が凄すぎる