goo blog サービス終了のお知らせ 

セラピストのつぶやき

まあ、おもにつぶやきです。オモニ!

感じる・・・

2013-03-23 23:55:22 | サイレント映画


打楽器のモミーと我が家で2人練習。



モミーは音大受験もしたので、


ピアノだってぼくなんかより全然うまい。




ピアニカでぼくが吹くメロディーに即興の伴奏をつけていってくれるのですが、


ポップスの人とはやはり違い、左手が何してるかわからないくらい動く。




同じジャンルの人とやるのは、


言わなくても分かり合えることも多く、


それはそれで気持ちいいのですが、


今夜は予定調和にならない新鮮な体験の連続でした。





技術的には全くたちうちできないけれど、



「フジシロさんは空気を作るのがほんとにうまい!」



と言ってくれて、とてもうれしかった。




そこは自信あるし、



自信あるところをちゃんと評価されるととてもうれしい。




練習が終わり駅まで送る道すがら、




「フジシロさんはやっぱりエロいわ~!」




とけっこうな大声で発するモミー。





ぼくの出す音や書くメロディーがエロい、



と言うことやけど、



商店街の真ん中でそんなこと誰かにか聞かれたら、



練習終わりの汗ばんだ2人が、



一仕事終えたとこみたいに思われるわ。





クラシックの人って、


いちいち指定しないとやってくれないし、


融通効かないイメージがあったけど、



このサイレントの音楽隊は、



おもしろい化学反応がいつもあって、



ほんとにやってよかったと思います。





ここに弁士の大森さんの声が入ると、



また化学の方程式は複雑になり、



その瞬間にしか存在しない空気が生まれるのです。






なんか文化度高いブログになってもたわ。




とにかくたのしく生きています。




しあわせ。

















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラスト・マン 2

2013-03-22 02:25:38 | サイレント映画
オホホホ~!




イケる!!




『最後の人』、ひとり練習。



今回も大変おもしろい作品なので見に来ていただきたい。




●『最後の人』


3月25日(月)19:00~

中崎町PLANET+1にて。

http://www.planetplusone.com/access/





今回はキーボードやめて全部ピアニカにしよっかな~。




なにしろテーマは、『チープゴージャス』やし!




名ポーターからトイレ掃除係に落ちぶれた老人。



「変な情けをかけず、どん底へ突き落としてあげてください。」



と、演出家に弁士の大森さんが言われてましたが。




ぼくがどん底まで落として差し上げるわ。





中途半端な情けをかけられたら、



老ポーターもやってられへんわ。



中途半端な情けほど貧乏くさいもんはないからねぇ。




やっと自分だけの解釈を見つけられて、



フジシロさんご満悦。



他の人でもできることなんなら、ぼくはやりたくない。




ん~、サイレント映画、おもしろい!



おもろい映画なので、


我々の友情を見せてる時間はなくなりました。




そしてやはり音楽はおもしろい。



どんどん広がってゆく魂やね、こりゃ。





残酷と美。



春にとっておきの映画です。
















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラスト・マン

2013-03-21 02:07:24 | サイレント映画


サイレント映画、『最後の人』。



今日は第一回目の合わせの練習。




今回の作品は大変かなしい作品。




長年有名ホテルのポーターとして務め上げた男が、


老いを理由にトイレ掃除係に降格されるというお話。




現実を受け入れることができないその気持ちと、



ひとたび目を閉じればポーターとしての過去の自分が瞳の奥に浮かび上がる交錯。



けっこう人間の普遍的なかなしみがそこにある。






何曲か作って行ったけど、


かなしい場面でかなしい音を鳴らせば、


ただ貧乏くさいだけの映画になってしまい、


自分では全く納得いかず。




映画自体は、ホテルの回転ドアをメインに、



美しい絵が広がる世界。




思い通りいかずめずらしく自信をなくしていると。




「カリガリ博士のときも一回目はフジシロさんそんなもんでしたよ。」




と打楽器担当のモミーに言われました。




けっこう自分はちゃんと仕上げてきてたくせに、


イライラするわけでもなくフォローの一言を。




本番を迎えるのは次で3回目だけど、



思いやりあり、笑いあり、夢ありで、



すごいいいチームなのかも、と思えた今日のお稽古でした。



信じてくれたモミーにも、



そしてすばらしい映画にもちゃんと応えるために、



いい曲書いて本番を迎えたい。





映画のほかに友情まで見れるかもね、



今回の上映会は。


















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サイレント映画 上映会のお知らせ

2013-03-19 21:46:31 | サイレント映画
第3火曜は定休日。


しかし今日は臨時営業いたしました。




花粉症がツライ季節、


ひとりでも多くのお客様をお楽にしてさしあげたい!




などという殊勝な理由からではもちろんなく、


貧乏ゆえの営業。




貧乏、それすなわち労働意欲。




親が適当な小金持ちやったりしたら、



とんだ怠け者の大人になっていたことは想像にむつかしくありません。





でも急に開けたのに3人きてくれたのでよかった!



洗濯も2回したし、よく働いたので今日はもう寝ましょうかね。





・・・寝ている場合ではないのである。



来週月曜は、



サイレント映画の本番。



ぜんぜん手をつけてない。



手をつけてないどころか見てもない。




前回は練習し過ぎた感があったので、



今回はギリギリにがんばるつもりやったけど、



ギリギリすぎたわ!





一緒に演奏する打楽器担当のモミーは大変マジメな方で、




「今回はどんな感じでいきましょうか?」



と前々からメールをいただいてまして。




「ん~っと、チープゴージャスな感じでいきましょう!」




などと抽象的な言葉で煙に巻いてたけど。




『チープゴージャス』って、なに?




自分の吐いた言葉を、今夜は紐解いていかないといけないのである。






怪奇サイレント、ドイツ映画の3回シリーズの2回目は。




●『最後の人』


3月25日(月)19:00~

中崎町PLANET+1にて。

http://www.planetplusone.com/access/

1500円




明日はみんなで合わせの練習。




作品の感想などは、


明日追ってお知らせいたします。








コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大・成・功~!!

2013-03-01 14:35:33 | サイレント映画
夜になっても生暖かい空気が流れる、


春待ち独特の怪しい夜。




『カリガリ博士』が上映されました。




照明が落ちて、


鐘の音が低く響き、


映写機が古い映画を映しはじめます。




映画の世界の酸素だけを頼りに、


ピアノをポロンポロン弾き始める。





出演者一同、大満足の上映会でした。




もちろん、お客様の満足なしに出演者の満足はないので、


来ていただいたお客様にはこころより感謝申し上げます。




「今日はものすごい達成感がある!」



と弁士の大森くみこさんが言ってたのが一番うれしかった。




打楽器のモミイと3人で焼き鳥屋へ。


富山、長崎の遠征話で盛り上がり、


打ち上げを終えても冷めない熱を引きずって、


ひとり行きつけのカラオケスナックへ。




♪B子と別れ~A子の店へ~♪




なんかジゴロっぽいオレ。





焼き鳥屋ではちきれるほど食べたのに、


うんまいバラ寿司をタッパーごと食べてもた。




今日は断食!!





B子まだ寝てるみたいやから写真は後ほどアップです。







・・・お目覚めされたみたい。

直前リハ。



劇場の神様と交信中のフジシロ。




次回上映は、


3月25日(月)19:00~

場所は同じく中崎町『PLANET+1』にて、

作品は同時代のドイツの映画、


『最後の人』で~す!!








コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月28日(木)19:00スタート

2013-02-25 02:04:31 | サイレント映画
見て~!!




手回しのミニ映写機。



『カリガリ博士』の練習で今日もPLANET+1へ。



部屋の片隅に置いてあってんけど、


めちゃほしい。



鉄道忘れ物市とかにないやろか?






今週木曜上映です。




●『カリガリ博士』

2月28日(木)19:00~

PLANET+1 大阪市北区中崎町2丁目3-12パイロットビル2F
(地下鉄中崎町駅2番出口より徒歩約1分)
http://www.planetplusone.com/access/

1500円



ビルの1階は、



ぼくが世界一すきなカフェ、『太陽の塔』があります。



ここでポパイ丼を食べてから2階に上がっていただく、とこういう寸法で。




んなわけで2月28日は15:00までの営業とさせていただきます。




たいへんすばらしい作品ですので、


見にきていただきたい!

















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

練習後記

2013-02-12 03:01:53 | サイレント映画
きのうの『カリガリ博士』の練習。






練習は、台本構成の映画館館長と、弁士の大森さんと、打楽器担当の方とぼくの4人で行います。




写真は打楽器担当、モミーの私物のミニチュア・グランドピアノ。



この人なんでも持ってるねん!



モミーのいろんな私物楽器を見るだけでも価値のある上映会な気がしてきた。




『カリガリ博士』はむつかしい作品と言われることも多いそうやけど、



理解しよう、と思うとむつかしいだけで、



感じようとするだけならただただおもしろい作品だと思います。





ま、ぼくは一傍観者として、



なんかピアノ弾きたいときに弾いて、



みたいな感じでたのしむつもり。




詳細はまた発表します。




これは見にきていただきたい!!






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カリガリ博士の世界

2013-02-10 02:13:11 | サイレント映画
夕飯に焼うどん作って食べて、




ひとり、『カリガリ博士』の練習中。



練習、つうか、


ただ映像を見ながらこころの赴くままにピアノ弾いてるだけ。



とてつもない、快感。



市営、とてつもない会館。




大変不思議な作品で、


夢から覚めた夢、というか、


世にも奇妙な物語、というか。





映画の世界に現実逃避しているうちに、




現実と思っているものこそ現実じゃないような気がしてきたわ。




やっば~!!





待っても待っても来ぬ人のために夕飯二人分作ったりしてたけど、



そんな人はもともといなくて、



ぼくの願望が見せた妄想な気さえしてきたよ(ハート)。




あしたはみんなで合わせの練習。




合うんか!?








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西部の詩情

2012-12-01 04:03:02 | サイレント映画
サイレント映画、弁士付き上映会。



無事終了いたしました。



無事終わって、


打ち上げすぎて、


帰ってきたらこんな時間。




普段、酔っ払ってこころのままにピアノを弾いていたことが、


形になった珍しい貴重な夜。



キッチリ決まってる曲以外は、映像を見ながらの即興。



弾いてる内容は、バイエル程度やけど、



そのマインドはJAZZ。




その瞬間に自分が感じたことを音にしてゆく。



相手の出方によって音がうねりを見せる。



最高の緊張感。




音楽のジャンルはそのスタイルではなく、


そのマインドだ。




音楽をやる者にとってかけがえのない夜でした。



至福でした。





B子、誘ってくれてありがとう!!






アンタ、あした休みやけど、




ぼくは仕事やから寝るわ。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『B子のこと。』

2012-11-29 00:17:02 | サイレント映画
『ぐるりのこと。』


を、意識したタイトルですよ。




今年は、


gleeとスウィート・ディグリーズという、


ぼくの未来にとって大きな企画がふたつはじまったわけですが。




年末になってもうひとつの企画がはじまりました。




スウィート・ディグリーズのB子。



その正体は、



大森くみこさん。




リポーター・ナレーターの活動に加えて、


2012年より無声映画の弁士としての活動を開始。




その昔、


映画に音がなかった時代は、


同じ映画を上映しても、


弁士の人気によって動員が大きく変わったそう。




そんなB子にお誘いいただき、


サイレント映画の劇伴として参加させていただきます。





B子との練習は、


目先の本番の練習をしているつもりが、


いつの間にか未来の練習になっていておもしろい。




「こんな映画のときはこんなんしよっか?」




ってどんどん膨らんでゆく。





んなわけで、


目先のあさっての本番の練習が全然できていないので、



いまから母さんが夜なべをして練習します。





時間あったら、



手袋も編みます。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする