昨今、世の中を賑わす話題と言えば、政治と金、忖度、隠蔽、詐称、
変わらず、呆れた所業の数々…。
加えて、政治家の不用意な発言や、暴言、失言、発言撤回、陳謝。
そして、セクハラ、パワハラとくれば、もう何でもあり、いやはや…。
ここまで来て、総理が誠実な対応をと言われても信頼回復どころか、開いた口も塞がらない。
はっきり言って、政治の劣化、質の低下と言われても仕方あるまい。
政治は、弱者の為にある。民の暮らしをより良くする為にこそある。
現状の政治は、それに応え得るレベルにあるのか。
議員の品格とは何か。お役所の誇りとは何か、疑いたくなる…。
我が国の課題は多い。政治改革、財政、経済、教育、福祉、産業、国際問題と多岐にわたる。
朝鮮半島の非核化について、連日の報道で国際情勢は注目を浴びる中
国会の混乱は、依然として収拾がつかない。悲劇を過ぎてもはや、喜劇レベルか…。
本来明日の我が国の為に、今何を為すべきかを真剣に問い、論議されるべき国会が
こんな体たらくで良いのか…。実に嘆かわしい。残念でならない。
叩けば、どこまで埃が出るのか、止まるところを知らない。
一体どこから手を付けていけば良いのかさえ、分からなくなる始末。
野党にも問題はある。本来野党は、民主主義を良くする為の不可欠のツールです。
与党の取りこぼす民意をすくい上げ、政治に反映させ、争点を明確にし、異議を申し立てる。
それが野党の使命だが、今党利党略に明け暮れ、本来の使命を果たしていない。
その意味でも、確実に議員の質の低下、政治の劣化を感じざるを得ない。
しかし、そんな議員を選んだ我々にも問題はある。この点は以前から指摘してきた。
安易な選択や、適当な人がいないから仕方なくなどの消去法で議員を選ぶ。
政治への入り口がこれでは、出口も間違うのも無理もない。だから、政治が進化しない。
正しい選択から、望ましい政治が生まれてくることを今一度確認しておきたいものだ。
どんなに政治を、馬鹿にしても、無視し、関心ない、期待しないと言っても
最後は自分に返ってくるということを自覚しなければならない。