「LOVEはなまき通信」元 花巻市議会議員 照井雄一のブログ

岩手県花巻市の元市議会議員・照井雄一です。
人任せにしない政治、まちづくりを先送りさせないための活動を報告致します。

『校長会との懇談会』

2012-12-01 09:10:00 | 日記
11月29日(木) 市内ホテルにて、花巻市議会文教常任委員会と花巻市校長会との懇談会が開催され、

『キャリア教育』の現状について学びました。

『キャリア教育』とは【子どもたち一人一人の社会的・職業的自立に向けて
必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育】を指す。
(平成23年1月 中央教育審議会答申)



今回、文教委員会と校長会との懇談会では、このキャリア教育について県教育委員会の担当者から、

概要の説明の後、市内の小中学校から事例発表があり、意見交換を致しました。

元々、文科省を始め教育関係者の言うことは、文章だけでは分かりにくい事が多い。

今回も、国や県、市、現場の意欲とは別に

冷めた目で見てしまっているのは、自分だけだろうか。

そもそも、詰め込み教育から、ゆとり教育へ方向転換を図ったと思えば

また、数年後に学力低下の現状から、修正を余儀なくされている。


今から10年前、ゆとり教育がスタートした時、

私の娘は小学6年生で、私はPTA会長を務めていた。

当時、県の説明会で担当者から説明があった時、『指導時間や指導内容が大幅に減り

学力の低下への懸念はないか』と尋ねた時、担当者はこう答えた。

『新しい制度に問題点があれば、また修正します』と…。

私は、愕然とした。

子どもたちは、モルモットじゃない。国の実験台にされては堪らない。

あっちが駄目なら、こっちなどと、そんないい加減な方針なら撤回して欲しいと。

教育の形の理想型はないかも知れない。

しかし、だからこそ確固たる信念と方向性の共有化を図りたい。

教育のぶれによって犠牲なるのは、未来を担う子どもたちです。

責任世代として果たすべきは、生きる力を授けることに他なりません。

今、私たちに必要なのは、

『次代に引き継ぐべき夢』『語り継ぐ物語』を持つことではないだろうか…。

照井


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