「LOVEはなまき通信」元 花巻市議会議員 照井雄一のブログ

岩手県花巻市の元市議会議員・照井雄一です。
人任せにしない政治、まちづくりを先送りさせないための活動を報告致します。

「文教常任委員会所管事務調査」

2013-09-18 18:19:33 | 日記
9月18日(水)午後1時30分より岩手県立総合教育センターにおいて

花巻市議会文教常任委員会の所管事務調査が行われました。



当日は、担当者より主にICT活用・電子黒板活用の有効性についてご説明を頂きました。

OECD(経済協力開発機構)生徒の学習到達度調査によれば

例えば、数学的リテラシーは、2000年の国・地域別順位では、世界32カ国中日本は第一位でしたが

2009年には、上海、シンガポール、香港の上位に大きく離され、第9位にまで落ちています。

これには、様々な要因が考えられますが、教科学習に対する自信や

自分の将来のために教科学習を頑張ろうとしている気持ちが参加国に比べて極めて低いことが挙げられておりました。

学習に対する意欲の無さが結果に大きく結びついている事を実感させられました。

分かりやすく教える、楽しく学ぶという基本的姿勢にまだ課題を残していると感じています。

これは、他の教科にも言えることでした。

そして今日のテーマであるICT教育の視点から見ても、ICT教育を国策として捉えている国ほど

成績が良いという結果が出されておりました。もちろん一概には言えないかも知れません。

しかし、ICT教育を取り入れることで、確実に今より分かりやすく、興味を引く教育が出来る事は確かなようです。

今回の研修では、電子黒板を授業に取り入れた場合の活用法や可能性についてお話を聴きましたが、

その有効性は、確かな可能性を秘めていると実感した次第です。

電子黒板には、大きく分けて4つの分類があります。ユニット型・ボード型・テレビ型・タブレット型等です。

それぞれ特性があり、目的別に使い分けえる事が出来ます。

まさに、明確な目的と環境、そして予算の問題でもあります。

これらの事を明確にする中で、今後新しい教育ツールとして、ICTは積極的に取り入れるべきと考えております。

当然のことながら、何のために学ぶのかという根源的な問題は忘れてはいけません。

ITを取り入れることで教える意欲と学ぶ楽しさ、分かる楽しさが生まれる事を信じたいと思います。

本来教育はもっと国策として人も金も注ぎ込むべきであり、文部科学省の改革こそ急務と心得ます。

しかし、国の教育を憂えても仕方ありません。目の前の子どもたちのために今何が出来るか、

何をしなければならないかを真剣に考え、地域一丸となって子どもたちの未来への扉を開いていかなければなりません。

文科省の方針に振り回されることなく、確かな教育を推進して参りたいと存じます。

教育の目的は、生きる力を育むこと、健全な身体の形成を図ること、確かな学力を身につけることです。

ICTは、その一つのツール、手段にしか過ぎません。

様々な可能性を求めて、これからも教育のあり方を考えていきたいと思います。

照井

「花巻祭の課題」

2013-09-18 17:34:22 | 日記
平成25年度の花巻祭も、皆様のご協力のもと、3日間の日程を無事終了致しました。

今年は、昨年の開町420年祭程の派手さは無かったものの、

本来の花巻祭らしさを表現できた良いお祭りだったと思います。

最終日は、台風18号の影響もあり、日中は悪天候に見舞われましたが、

夕方からは幾分雨も落ち着き、お祭り広場もお神輿や山車の自由運行も行われ

最終的に、関係者総出の手締めで、祭りの最後を賑やかに締めることが出来ました。

祭りの準備期間や3日間の運行に多大なるご尽力頂きました関係各位に心より御礼申し上げます。



さて今年は、日程が盛岡八幡祭や東和町の土沢まつりとも日程が重なり、

観光客や関係者にご不便をお掛けすることにもなり、日にちの流動性も改めて課題となりました。

これは、観光祭として毎年第2金・土・日にする事で、出てくる課題と言えましょう。

観光客はもとより、祭参加者、土産店、飲食店、神社関係者等へも少なからず影響を与える問題です。

日程については、過去にも様々議論があったわけですが、

今年は特にも今日的な課題としてクローズアップされた形となりました。

また、近年の恒久的な課題として、各町内の財政難や山車製作者の減少や高齢化、

そして少子化による稚児の不足、運行計画等課題も山積しており、将来を見据えた抜本的な改革が望まれております。

まちづくりのは、若者、バカ者、よそ者が必要だと言われますが、

今後このような各分野、各層のご意見を取り入れながら改革を進めるべきだと考えております。

実際に花巻を訪れる多くの観光客の皆様のご意見も貴重であり、実行委員会だけで考える問題ではないでしょう。

イベントによる市民の団結と地域の活性化を推進し、更なる地域の発展を期するために

祭り後の総括こそ重要と考えます。単なるご苦労会ではなく、次年度以降に向けた確かな話し合いを進めたいと思います。

照井