石ころの夢（2009年 韓国・日本合作映画）116

日韓共同ドラマプロジェクト「テレシネマ7」シリーズの

『石ころの夢』





監督：チャン・ヨンウssi（『ホテリアー』）

脚本：中園ミホさん（『ハケンの品格』『やまとなでしこ』）


ギャンブル好きの三流芸人イム・サンヒョン（チャ・インピョssi）は、





借金取りに追われながらも、ナイトクラブの司会をしながら何とか生計を立てていた。

そんなある日、交通事故に遭い息を引き取る間際の見知らぬ男に

「息子を母親のもとへ送り届けてほしい」と頼まれ、

幼い少年チャン・ジェヨン（チェ・ゴンくん）を託されてしまう。





サッカー選手を夢見る少年と、売れないコメディアンと、

当てもなく彷徨い出会った三流ダンサーのイ・ハナ（キム・ヒョジンさん）が





少年の母を探す旅をしながら、夢を持つことの大切さと

勇気を取り戻させてくれる感動ストーリーです。

最後は・・・こんな終わり方しちゃだめでしょうっていう終わり方でした。　



チャ・インピョssiは



チャ・インピョssi＆シン・エラさん夫妻


1993年タレントデビュー。「正しい生活の芸能人」という評判。

1994年『愛はあなたの胸に』でチャ・インピョシンドロームを引き起こし、

国民的スターになりました。

爆発的な人気を後にしたままアメリカの永住権を放棄して軍に入隊。

韓国だけではなく台湾でも活躍しています。

ポランティア活動も熱心に行っている敬虔なクリスチャン。

女優シン・エラさんの夫であり、1人の実子と、2人の養子の父親です。

“子供救護機構コムペションの広報大使”“ユニセフカード後見人”

“中央児童虐待予防センター広報大使”“グッドネイバーズ南北子供希望大使”

“2010ソウル国際図書展の広報大使”など、肩書はたくさん。

ファンに会う時はいつも誠心誠意対応し、腰が低いようです。


チャ・インピョssi＆シン・エラさん夫妻は、

“韓国社会貢献大賞、保健福祉部長官表彰個人部門”を受賞しました。

2人の養子を迎え入れ、国際子供養育団体コムペションを通じて、

恵まれない各国の子供32人を養育している功労が認められたそうです。

そして、このことからPony Chung財団の『第4回 Pony Chung革新賞』を

受賞しました。賞金の1億ウォンはCOMPASSION KOREAに寄付したそうです。

また、2010年初め、ハイチ地震の時も、1億ウォンを寄付しました。

楽園（2009年 韓国・日本合作映画） 115

日韓共同ドラマプロジェクト「テレシネマ7」シリーズの

『楽園』
（原題：楽園―パラダイス）





監督：イ・ジャンスssi（『天国の階段』『美しき日々』）

脚本：岡田惠和さん（『いま、会いにゆきます』『ビーチボーイズ』）



きめ細やかなシナリオを描く日本のトップ脚本家、

ロマンティックでスピード感あふれる演出が際立つ韓国の監督陣、

そして世界的な人気を誇る韓国のトップスターたちによる、

豪華コラボレーションが実現しました。　


　
刑務所を出所したハン・ミギョン(キム・ハヌルさん)が



“地上最後の楽園”と呼ばれるハナ島を訪問します。

そして、イ・ユリという名に変え、島の小学校の給食室で働き始めます。



同じ小学校の教師キム・イロ（チ・ジニssi）や





男を家に引き込む母を恨んでいるイム・ファラン（キム・ユジョンちゃん）





いつも同じ音楽を聞いて悲しい思い出に浸るパク・アラム

（チョン・スギョンさん）に出会います。





島には若い女の人があまりいないようで、ミギョンを大歓迎みたいでしたね。

ロケ地は済州島です。森の中はとても幻想的でした。　





キム・ハヌルさんの


名前の「ハヌル」は「空」を意味するそうです。

青空のように爽やかな感じの方ですもんね。

高校の時にデビュー。

2004年の映画『彼女を信じないでください』で共演した

カン・ドンウォンssiと結婚説が出ましたが、噂だけだったみたいですね。

18・29～妻が突然18歳！？（2005年 全16話） 114

カン・ボンマ～～ン

『18・29～妻が突然18歳!?』





人気俳優カン・サンヨン/本名カン・ボンマン（リュ・スヨンssi）の

妻で２９歳のユ・ヘチャン（パク・ソニョンさん）は、

結婚生活にウンザリしていました。

離婚届を持って、役所に行く途中、交通事故に遭ってしまいます。

そして、目覚めた時、彼女の記憶は18歳に戻っていました。



ヘチャンとサンヨンの過去（１８歳の時）のシーンはパク・ミンジちゃんと

チェ・シウォンくん（SUPER JUNIOR）が演じました。







サンヨン＆ヘチャンの大学の後輩で人気女優のシン・ジヨン

（パク・ウネさん）や高校の霊長類東方神起科に通っていて、

29歳のヘチャンを愛することになるキム・ヌン

（イ・ジュンムンくん）も、サンヨン＆ヘチャンとおおいに関わってきます。







パク・ソニョンさんは





芸能人ボランティア団体“タサモの会”（温かい人々の集まり）の

会員です。2004年に正式に社団法人として発足したこの会には、

チャン・ドンゴンssi、チョン・ジュノssi、キム・ジョンウンさん、

リュ・シウォンssi、チャ・テヒョンssi、アン・ジェウクssi、

エリックssiなど大スターたちが会員として所属。

経済的に恵まれない人々を支援しています。



2010年5月に結婚しました。





旦那さんは大統領府派遣勤務中の外交官で、

二人は2003年知人の紹介で出会って交際を始め、

7年間交際を重ねてきたそうです。

旦那さんがソニョンさんを呼ぶ時は “ウサギ”、

ソニョンさんが旦那さんを呼ぶ時は “豚”と呼ぶと

言っていましたが、旦那さんは太っているんでしょうかね？



リュ・スヨンssiは





デビューの時から”第2のチョン・ウソン”と呼ばれる位、

チョン・ウソンssiにそっくりということで注目されました。



2008年10月忠南論山陸軍訓練所に入所して、基礎軍事訓練を受けた後、

24ヶ月間現役で軍服務をしました。

2010年9月に除隊しましたよ～お疲れ様です。






『18・29～妻が突然18歳!?』は

『私の名前はキム・サムスン』 の原作者であるチ・スヨンさんのインターネット小説

「あなたと私の 4321日」のドラマ化です。

重くなりがちな“記憶喪失”というテーマをコメディぽく描いています。





原作では、へチャンを愛する高校生のキム・ヌンと

ヌンに好意を寄せているウンジは登場しません。

ドラマでは結構重要な役だったんですけどね。

あと、原作では主人公カン・サンヨンは演劇俳優でしたが、

ドラマではオルチャン（イケメン）俳優になっていました。

カインとアベル（2009年 全20話） 113

病院が舞台でもメディカルドラマではない

『カインとアベル』





子どもの頃、血のつながらない兄イ・ソヌ（シン・ヒョンジュンssi）と、

弟イ・チョイン（ソ・ジソブssi）は、仲の良い兄弟でした。

ソヌがアメリカに留学して、7年ぶりに帰国すると、

愛する女性キム・ソヨン（チェ・ジョンアンさん）も、

病院の経営権も弟チョインのものになっていました。

ソヌの嫉妬心は高まり、取り返しのつかないところまでいってしまいます。


製作準備期間は２年を超えました。

企画当初、嫉妬した兄が弟を殺してしまうという旧約聖書のカインとアベルの物語を

モチーフに、刑事の兄と殺し屋の弟の葛藤を描く予定だったそうですが、

病院を舞台に医師兄弟の愛憎を描いた物語に変更されたそうです。


病院権力争い、兄弟の葛藤、脱北者問題、四角関係など内容は盛りだくさんでした。

総制作費75億ウォン（約5億円）、アジア横断ロケなど、スケールの大きいドラマに
なりました。アクションシーンも出てきますが、代役なしで行われたそうです。




ソ・ジソブssiは



2004年『ごめん、愛してる』終了後、公益勤務要員として招集され、

除隊後は『カインとアベル』を復帰作に決めましたが、

制作が遅れて4年ぶりのドラマ主演となりました。


本物の医師がジソブssiの手術シーンの演技を見て、

「とてもリアルで、上手だった」と賞賛したそうです。



シン・ヒョンジュンssiは



『天国の階段』以来、約5年ぶりにドラマ復帰しました。

悪魔に魂を売ったカインの姿を実感させ、

リアルさを持たせるために5キロも減量したそうです。


最初、ソヌ役にはチ・ジニssiが予定されていましたが、

制作延期されたため降板し、ヒョンジュンssiに決まったそうです。



チェ・ジョンアンさんは



兄弟の運命的葛藤を起こすキム・ソヨン役を演じました。



ハン・ジミンさんは



中国で観光ガイドとして働く北朝鮮脱出者のオ・ヨンジ役。

ヨンジは、明るいキャラで、北朝鮮語と中国語が堪能な役だったので、

中国語の勉強を頑張ったそうです。


脱北する時の海で溺れるシーンのため、5時間も水中撮影をして、

大変だったそうですが、プロ根性で頑張ったそうです。


チョインとヨンジは “チョジカップル”という愛称で呼ばれました。



ジミンさんが献血文化拡散のため、積極的な献血広報活動を行ったことが

認められて、保健福祉家族部長官表彰を受けました。


ジミンさんは化粧品、牛乳のCMに続き、紳士服「MAESTRO　GELATO」の

モデルまで抜擢されほど、人気が出ました。




韓国同時間帯放送の『憎くてももう一度』と視聴率争いを繰り広げてきましたが、

最終回は並んで16.5％の視聴率で幕を閉じました。

『美賊イルジメ伝』もありましたが、残念ながらこちらの方は最初から

低迷していたので、競争には加われませんでしたね。

ファンタスティック・カップル（2006年 全16話） 112

個性的なキャラで大ヒットのラブコメディ

『ファンタスティック・カップル』（(原題：幻想のカップル）





人間不信気味で、自己中心的なセレブ妻チョ・アンナ（ハン・イェスルさん）。

ある日、豪華クルーザーから海に転落し、記憶喪失になってしまいます。

そんな彼女を発見したのは、会うたびに死にそうな思いをさせられてきた

チャン・チョルス（オ・ジホssi）。

復讐のために恋人のふりをして彼女を連れ帰り、ナ（自分）・サンシル（喪失）と

名付けて、３人の甥の世話や家事をやらせますが、

結局はアンナにふりまわされてしまいます。

記憶喪失になっても、高飛車なキャラは変わりませんでしたが、

個性的で素朴な田舎の人々との生活で段々変っていくアンナ。

そしてチョルスとのロマンスも。最後にはホロリと感動させてくれます。



ハン・イェスルさんは





前まで「顔の小さなスーパーモデル出身女優」で、

きれいなだけの女優と言われていました。

最初、アンナ役には、オム・ジョンファさんがキャスティング

されていましたが、スケジュールが合わないことで降板。

その後3.4人の女優で競争し、イェスルさんが勝ち取り、

ブレイク作となりました。


アンナが、目を吊り上げて「天気のザマときたら」や「車のザマったら」などと、

さまざまなものに八つ当たりする、この「～のザマときたら」という台詞や、

ジャージャー麺を口の中いっぱいに詰め込みながら食べる姿が、

大きな話題になりました。パロディーもたくさん使ったそうです。





ドラマの初盤に海水と、冷たい水を受けながら3日間撮影したため、

皮腐病にかかってしまったそうです。

どんな皮膚病だったかはよくわかりませんが、女優が荒れた肌では困りますよね。



オ・ジホssiは





とてもコミカルな役をやっていましたね。

私的には、『推奴』のジホssiの方が好きです。。

基本的に寡黙でヘラヘラしていないイケメンが好きなので・・・


2007年1月に交際していたホステスの方が自殺してしまい、

ジホさんも辛かったことと思います。

彼女のお葬式に参列しなかったことに疑問は残りますが、

彼なりに考えがあってのことだったのでしょうね。

その後、浮いた噂は聞きません。



ガンジャ(チョン・スヨンさん)は、純粋な心の持ち主。和まされました。



ガンジャ＆ハ・ドッグ（チョルスを兄のように慕っている ）



ドラマに登場したペットたち・・・


「プリンセス」


アンナの愛猫。ブサイクな顔でも1000万ウォン以上する高級猫。




「ソロモン」


ビリー(アンナの夫)が飼う熱帯魚。アンナの八つ当たりで死んでしまう。




「コッスン」


３ソク（チョルス兄の遺児：長男ジュンソク、次男ユンソク、三男クンソク）の愛犬。
メス。サンシルによく八つ当たりされる。たまに彼氏に会いに脱走する。



このドラマは『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャル監督の
１９８７年のアメリカ映画、
『潮風のいたずら』のリメイクです。


ロケ地は、韓国南部のリゾート地・南海（ナメ）でした。美しい景色でしたね。



2006ＭＢＣ演技大賞を受賞

「今年のドラマ賞」「ベストカップル」「男女人気賞」「優秀女優賞（ハン・イェスルさん）」

威風堂々な彼女（2003年 全17話・日本版は再編集され全20話） 111

天真爛漫な女性の破天荒な生き方を描いた

『威風堂々な彼女』




イ・ウニ（ペ・ドゥナさん）が病気の母キム・ギルニョ（キム・ヘスクさん）、

双子の弟たち、愛する息子を抱えながらも頑張る物語です。

ミン・ジフン（カン・ドンウォンssi）との初恋、

姉イ・クミ（キム・ユミさん）との確執、

ソ・インウ（シン・ソンウssi）との恋や四角関係など、

内容は盛りだくさん。韓国では高視聴率を記録しました。



ウニは自分の出生の秘密を知らないまま、辛いことが次から次へと起こります。

ウニが苦難にも負けず、たくましく乗り越えようとする姿が、

ドロドロした暗いドラマにならなかった要因だと思います。

とにかく明るいのですが、涙することも。。



ウニはなまりがひどい設定で、そのなまりは「慶尚道なまり」だそうです。

同じ家で育った姉のクミはなまりが気にならないのですが・・・


ペ・ドゥナさんは




『リンダリンダリンダ』の時にも書きましたが、お母さんのキム・ファヨンさんも

女優さんです。

大きなくるくる回る目が、特徴ですよね。

整形大国である韓国ですが、整形していない女優さんで有名です。



カン・ドンウォンssiは




韓国でトップモデルをしていましたが、このドラマで俳優デビューを果たしました。

パリコレにも出演したことがあるそうです。

また、俳優のコン・ユssiとは血縁関係のない親戚にあたるそうです。



キム・ユミさんは




このドラマでは、妹を陥れる悪いイメージがありますが、

スラリとした綺麗な女優さんです。

今、30歳だと思いますが、浮いた噂もなく、運命の彼を待っているそうですよ。



シン・ソンウさんは




歌手として数々のヒットを記録し、ミュージカルなどにも出演しました。

俳優もやっていて、芸術家でもあります。

大学の彫塑科を卒業し、日本でも彫刻の展示会を開催しました。



『威風堂々な彼女　上・下巻』　

（脚本：ペ・ユミさん/編訳：森村ひろさん）英知出版のノベライズ本も出版されました。

定価：1150円（税込※上・下巻共。




このドラマにも登場しましたが、韓国ドラマではよくあるシーンで、

刑務所から出所してきた人に、お迎えに行った人が、豆腐を渡しますね。

これは日本にはない習慣だと思います。

罪を償い、豆腐のように白く生まれ変わるという意味と言われていますが、

たんぱく質の栄養補給というのが本当みたいですね。

MY DREAM(マイドリーム) (2009年 全20話) 110

　

韓国初のスポーツ・エージェントを描いた

『MY DREAM(マイドリーム)』
（原題：ドリーム）





スポーツエージェンシー、"スーパースター社" の戦略企画本部長ナム・ジェイル

（チュ・ジンモssi）はある日、社長のカン・ギョンタク（ パク・サンウォンssi）

によって会社を追放されて、人生のどん底を味わう。

恋愛、家族愛、スポ根が物語の中にギュッと盛り込まれています。



チュ・ジンモssiは


なぜか、モムチャン披露


アドリブ好きで有名ですが、このドラマでも台詞の3割はアドリブだったそうです。

ジンモssiが「アドリブ王子」でボムくんが「アドリブ見習い」

近所のお兄さんをイメージして、演じたそうですが、

近所にこんなお兄さんいたらほっとかないですよね～。



キム・ボムくんは


このドラマの中でのポスター


格闘家の役なので、トレーニングが過酷だったそうです。

1か月前から本当のK-1選手のイム・チビンssiに師事。

食事制限もしたり、一日に1～2時間しか寝られないハードスケジュールだったりで、

10日間で8キロも体重が減ったそうです。

イ・ジャンソク役でした。母の顔を知らず、スリの父親の下で育ち、

少年院に何度も入っていて、荒れていたのですが、その父親との葛藤、

スポーツエージェントのナム・ジェイルとの葛藤に重きを置いたストーリーでした。

どんなドラマもそうだと思いますが、最終回が1番良いですよ～。





ソン・ダムビさんは


セクシーですよね


美人歌手で有名です。歌手デビューと同時に「女Rain(ピ)」、

「韓国のビヨンセ」などのニックネームで親しまれました。

ドラマ初出演で、パク・ソヨン役でした。テボ（ボクササイズ）

などのシーンで、美しいスタイルを披露しました。




Ｋ－１を舞台にしたドラマなので、Ｋ－１ファイターたちもたくさん友情出演しました。

K-1 WORLD GPで3度の優勝を果たしているレミー・ボンヤスキーssiや




日本人初のK-1 WORLD MAX世界王者の魔裟斗さん。



他にもK-1 WORLD MAXの初代王者のアルバート・クラウスssi、




ユン・ドンシクssi、イ・スファンssiなどが出演しています。
　

美賊イルジメ伝（2009年 全24話） 109

ファンタジーアクション時代劇
『美賊イルジメ伝』 (原題：帰ってきた一枝梅)







朝鮮王朝時代に庶民の暮らしを守った伝説の義賊・イルジメの物語。

イルジメ（チョン・イルssi）は、高級官僚との間に生まれ、

一枝の梅の花の下に捨てられる。

物乞いのゴルチとヨルゴン和尚に助けられて、清へ養子に出された。

やがて、出生の秘密を知って、母を探すため朝鮮に戻り、義賊になる。

盗んだ現場には、黄金の梅の枝を残して…。



物語はペ・ソンダル（カン・ナムギルssi）が

「記異一枝梅伝」の本を読む形で進み、独特のナレーションでした。



カン・ナムギルssi イ・ヒョヌくん


チャドル役のイ・ヒョヌくん。「太王四神記」のチョロの子供時代演じてましたね。


チョン・イルssiの初主演ドラマです。

目元が涼しく、控え目で、クールな感じのイルジメでした。　　

妓生に変身したりもしましたが、背が高すぎでしたね。

当初、主演はイ・スンギssiの予定でしたが、調整がつかず、イルssiになりました。


イルジメの初恋の相手タリと、運命の女性ウォリの二役はユン・ジンソさん。

これまで映画を中心に活躍してきた女優さんです。



キム・ミンジョンssiチョン・ヘヨンさんユン・ジンソさんチョン・イルssi


イルジメの実母ペンメ（チョン・ヘヨンさん）。


ペンメを愛する補盗庁の捜査官ク・ジャミョン（キム・ミンジョンssi）は

ずっと1人の女性を思い続ける素晴らしい男性です。



清のスパイの変なおじさんは、ワン・フェンボ（パク・チョルミンssi）。

くるくるヒゲとフォークダンスの横歩きのような歩き方が特徴。

他の方たちよりずいぶん疲れたでしょうね。






イ・ジュンギssi主演の『一枝梅～イルジメ』はオリジナルの脚本でしたが、

『美賊イルジメ伝』は漫画家コ・ヨウンssiの『一枝梅』が原作となっております。

元祖は1993年にチャン・ドンゴンssiが主演した作品（全８話）でしょうね。



イルジメ　ファッション


『美賊イルジメ伝』は黒覆面






『一枝梅～イルジメ』は鉄仮面






台湾と日本でもロケが行われたそうです。

沢庵僧侶や宮本武蔵も登場します。俳優さんたちは韓国人なんですけどね。



第1話の最初の方は時代劇ではなく、現代だったので、イルジメの現代版なのね

と思って観ていたらやっぱり時代劇になりました。

現代版があってもいいような気も・・・

アクシデント・カップル（2009年 全16話） 108

ハートフル・ラブコメディー

『アクシデント・カップル』 　
（原題：ただ見守っていて）





郵便局に勤めるク・ドンベク（ファン・ジョンミンssi）は、

ある日、交通事故現場で女優のハン・ジス（キム・アジュンさん）と

出会います。

ジスは愛するキム・ガンモ(チュ・サンウクssi)の成功のために、

ドンべクと契約結婚することになります。


トップ女優と一般人の恋に、妹や弟、マスコミ、同僚や上司を巻き込んでの、

心に染みいるラブコメディーです。

病気も、執拗ないじめも、不幸もないので、韓国ドラマの要素はないです。




キム・アジュンさんは・・・





映画『カンナさん、大成功です』（原題：美女はつらいの）で大ブレイクして、

劇中、「マリア」を歌って、歌の上手さを披露していましたね。

今でも耳に残っています。　♪マリア～アヴェ～マリア～

その後、ドラマ『変わった男、変わった女』から3年芸能活動を休止していましたが、

復帰して、このドラマで初主演です。キュートな演技とファッションが見所ですね。




ファン・ジョンミンssiは・・・





舞台俳優だったので、芸能生活14年目にして初のドラマ出演。

『ハピネス』の時のジョンミンssiとは全然イメージが違うので、

同じ人と気付きませんでした。

このドラマの中に出てくる、「ク・ドンベクとツバメたち」（重唱団)で

聴かせてくれた歌、上手でしたよ。



ペク・ソンヒョンくんは・・・





クォン・サンウssiの少年時代＠『天国の階段』、

イ・ビョンホンssi少年時代＠『美しき日々』、

イ・ソジンssiの少年時代＠『チェオクの剣』

など、いろんなドラマで子役を演じてきました。


若いけど、芸能界のキャリアは長いですね。

子役時代から「演技は計算」と思っていた彼は、今回、ジョンミンssiから

「カメラの前では、精一杯遊ぶこと」を教えられて、目が覚める思いだったそうです。

ずいぶん大人っぽくなりましたよね。

姉ジスの幸せの為に奮闘する弟ハン・サンチョルの役を演じました。

意外とマッチョなんですよね。ちょっと細いけど・・・






『アクシデント・カップル』の韓国原題は『ただ見守っていて』。

その意味の韓国語の単語“クジョ・パラ・ポダガ”の最初の文字を繋げると

"ク・パ・ポ"で、

"そのバカ"という意味になります。

人のよいドンペクにぴったりで、韓国放映中はそのニックネームで

呼んでいたそうです。



プロモーションを兼ねた記念切手が発行されました。






日本語吹き替え版では、

キム・アジュンさんの声に高橋愛さん＠モーニング娘。がやりました。






韓国では、同時間帯放送に『シティーホール』と『トリプル』がありましたが、

視聴率では1位『シティーホール』2位『ただ見守っていて』3位『トリプル』でした。

『ただ見守っていて』も視聴率１５％を取っていたんですけどね～。



ロケ地は・・・

ソウル市立美術館、ソウル中央郵便局、オリンピック公園、竜山家族公園などです。



『ファンタスティック・カップル』『不良カップル』など“カップル”が続いたので、

シリーズぽいですが、全然違うものです。

チュノ～推奴～（2010年 全24話） 107

追う者 追われる者のアクション時代劇
『チュノ～推奴～』






両班（貴族階級）の家の一人息子テギル（チャン・ヒョクssi）は、
（奴は男、婢は女の奴隷）のオンニョン（イ・ダヘさん）と
身分を超えた許されぬ恋人同士。

ある日、オンニョンの兄、クンノム（チョ・ジェワンssi）が屋敷に放火し、
オンニョンを連れて逃亡。　そして時は8年が経ち、1648年。
テギルはオンニョンを捜すうちに推奴になっていた。

一方、かつて朝鮮最高の武将と言われたテハ（オ・ジホssi）は
にさせられていた。

なんと「一枝梅」と同じ時代なんですって。。



推奴（チュノ）とは・・・

史実には残されていないので、あくまでも架空のもの。
このドラマの中では、逃亡したを捕まえる職業。



チャン・ヒョクssiは




このドラマのオンニョン役に『不汗党』で共演したイ・ダヘさんを積極的に推薦しました。
それを受けて、ダヘさんもヒョクssiが推薦してくれたので出演を決定したそうです。



オ・ジホssiは




時代劇初でした。

モデル出身の濃いイケメンで、時代劇似合いそうもない感じでしたけど、
落ち着いていてかっこよかったですね。



イ・ダヘさんは




ドラマの人気とともに各種論議の対象にもなりました。
“モザイク論議”が起きて、心がずいぶん傷ついたそうですが、
ヒョクssiや、共演した俳優やスタッフの助けで、立ち直れたそうです。
自殺しなくてよかったですね。

テハが傷を負ったヘウォンを治療するために、洞窟に運び、上着を脱がせ、

肌をモザイクで処理した問題のシーン







視聴者は

「子供たちと一緒に見るのに、モザイク処理されて幸いだった」と肯定的な意見もあれば、
「治療のためのシーンだったので不必要なモザイク」と否定的な意見もありました。




イ・ダヘさんは

『エデンの東』以来、1年ぶりのドラマ復帰で、オ・ジホssiと同じく、時代劇は初だそうです。
希望化粧品のイメージキャラクターにも抜擢されました。




オッポギ(コン・ヒョンジンssi)と同じ境遇で互いに頼ってきたチョボギと同じように
頬にそれぞれ “奴”“婢” の文字が焼印されていたのが
印象的でした。顔に焼印は残酷すぎる。




腹筋三兄弟（テギル＆チェ将軍＆ワンソン）の腹筋、ホントすごかったです。
3人のやり取りも面白かったですよね。男同士なのに「オンニ～」（お姉ちゃん）って呼んだり・・・



ワンソン（キム・ジソクssi）・テギル（チャン・ヒョクssi）・チェ将軍（ハン・ジョンスssi）



　ソウル・ドラマ・アワード2010受賞　

「韓流部門特別賞」・・・『チュノ～推奴～』
「主演男優賞」・・・チャン・ヒョク
「韓流部門の演出賞」・・・クァク・ジョンファン監督



　第37回韓国放送大賞受賞　

「大賞」「TV演出賞」「作家賞」「作品賞」「中短編ドラマTV部門」



ロケ地は、

済州民俗村、竜頭海岸、杉森道、リス洞窟など済州島の代表的な名所の他、
南山コル韓屋マウル、神勒寺、安東民族博物館など。



韓国での視聴率は30％超で、
ヨーロッパ、中央アジア、アフリカ全域など全81カ国で放映されたそうですよ～。

ハピネス（2007年 映画） 106

切ないラブストーリー
『ハピネス』（原題：幸福）




ソウルで自由に生きるヨンス（ファン・ジョンミンssi）は、仕事がだめになり、
恋人のスヨン（コン・ヒョジンさん）とも別れ、肝硬変にもなっていた。





田舎の療養院“希望の家”に入院することになったヨンスは、
そこで重い肺疾患患者のウニ（イム・スジョンさん）に出会います。
そして、二人は恋に堕ちて、療養院を出て一緒に暮らし始めます。





美しい田舎の風景とゆったり流れる時間がとても心地よかったです。


都会の楽しさを知っている男が、病気の重い田舎娘と恋をし、
一旦は田舎で暮らします。でも、自分が元気になっちゃうと
献身的に尽くしてくれた女が重荷になり、都会での生活が恋しくなる。


こんな男もひどい男だし、許せないと思うけど・・・

人間って同じ失敗を何度も繰り返してしまう生き物なんですよね。

今ある幸せになかなか気付かない。
ああだったらいいのに・・・こうだったらいいのに・・・
でも、そう考えている今の時間が幸せだったりすることもある。。


公開前、あのウンチェ＠『ごめん、愛してる』の
イム・スジョンさんがベッドシーンをやる！


ということで話題になりましたが、他のベッドシーンと比べると、軽いものでしたね。
まだ観ていない方がいらしたら、あまり期待はしない方が良いかと・・・
清純派のイム・スジョンさんなのでこれ以上はプロダクションが許さなかったのかな。。






モンペ姿で化粧っけのないお顔で出ていますが、普段から厚化粧の印象がないので
自然な感じで良かったですよ。
スジョンさんはポーラのSKⅡのCMにも出ていました。

スクリーン（2003年 全18話）105

映画業界のサクセス・ラブストーリー

『スクリーン』

火事で亡くなった映画監督で、映画館のオーナーだった
父キム・ジョンウ（カン・ソグssi）の遺志を継ぎ
シナリオ作家を志すキム・ソヒョン（キム・テヒさん）
学生時代からの親友のソン・ユラ（オ・スンヒョンさん）
シネコン事業家パク・テヨン（パク・ジョンチョルssi）
若き映画監督のジュンピョル（コン・ユssi）
の４人を中心に映画業界を見せてくれます。





キム・テヒさんのドラマデビュー作で、コン・ユssiの出世作ということで
二人がとても初々しい感じですね。


ソヒョンが、ホテルのメイドから段々に昇格していって成功をしていく
内容でしたが、出演者が爽やかだったので、くどくなくて良かったです。


ソヒョンに想いを寄せる、手違いから同居することになったジュンピョルと
御曹司のテヨンとの三角関係もありますが、
そんなにロマンチックではなく、キスシーンもありませんでした。


悪役はソヒョンの親友ユラ。仲良くしていたけれど、ユラの方は
ソヒョンに負けたくない気持ちでいっぱいだったんですね。


最後の展開が速すぎてちょっと物足りない感じがしました。
ソヒョンは、結局、誰とになれたの？


コン・ユssiは

スタイルの良さと爽やかな笑顔と確かな演技力が魅力ですね。

『龍が如く 劇場版』で日本映画デビューも果たしました。

アンドレ・キムssiのファッションショーを見に行ったのが芸能界入りのきっかけでした。


キム・テヒさん は

『天国の階段』では悪女の役で悪いイメージが強いのですが、
このドラマではとても健気でかわいらしいイメージでした。

韓国の“お嫁さんにしたい女性№１”にも選ばれたこともあったり、
イ・ジュンギssiが「僕の理想のタイプはキム・テヒさん」なんて言ってました。

地下鉄でスカウトされて芸能界に入ったそうです。



芸能界って遠いところだと思っていましたが、
娘の同級生が芸能人になったので、何だか不思議な気持ちです。
みんな自分から芸能界に飛び込んで行ったのですが、
スカウトされてもおかしくないくらい可愛い子たちです。


上の娘の同級生ではＮ羽 Ｍ帆ちゃん。『ニコラ』の読者モデルから始まって、
『天装戦隊ゴセイジャー』で、モネ/ゴセイイエロー役やっていました。
フルーチェのCMにも出ていました。


下の娘の同級生では2人いて、一人はT井Eちゃん。
「全日本国民的美少女コンテスト」で賞をダブル受賞して、
「セブンティーン」のモデルになって、『オトメン』や『ライアーゲーム 』や
『GOLD』などに出演。
最近シャンプーのCMなんかも出ていて、たくさん活躍しているみたいですね。
小学生のころから、他の子とは違うオーラを醸し出し、目立っておりました。
（別の意味でも）


もう一人はまだ芸能人と言えるかどうかわからないのですが、
SKE48の研究生として最近入ったI塚Aなちゃん。
彼女は性格もよくてホントに可愛い子です。私のイチオシ。

愛に狂う（2007年 全16話） 104

最初から最後まで切なく悲しいストーリー
『愛に狂う』

婚約者を交通事故で亡くした女ソ・ジニョン（イ・ミヨンさん）と、
交通事故で人を殺めた男キム・チェジュン（ユン・ゲサンssi）。
そんな二人が運命に導かれるように許されない恋に堕ちてしまう。


イ・ヒョンチョル（イ・ジョンヒョクssi）やチョ・ミニ
（キム・ウンジュさん）との四角関係もあり、辛い恋愛ドラマで
回を重ねるごとに号泣で疲れました。とても重いドラマでした。



イ・ジョンヒョクssiイ・ミヨンさんユン・ゲサンssiキム・ウンジュさん


チェジュンはジニョンを笑わせるために、“ティリティリ”などの
ギャグをするシーンがあるんですけど、あまり面白いとは言えないんですよね～。
韓国と日本では笑いのツボがちょっと違うのかな。。


　
韓国ドラマでよくあるシーンですよね


ユン・ゲサンssiは

このドラマが除隊後、最初のドラマ復帰作で、その演技力については、
デビュー前に会社の寮の同じ部屋に住んでいた同じプロダクションの
チャン・ヒョクssiの影響が大きいようです。

インタビューで、「自分の恋愛体験が活かせそうだから（メロドラマを選んだ）」
「自分は年齢のわりに恋愛経験が豊富」なんて言っちゃってるんですよ。
決してイケメンというお顔じゃないけど、私の大好きなソン・ユリちゃんとの
過去の6年間の交際が彼にこんな強気な発言をさせちゃったのでしょうか。。


イ・ミヨンさんは

映画が続いていて、ドラマ『明成皇后』以降6年ぶりにドラマ復帰したそうです。
ミヨンさんが演じているジニョンは、実在の人物である国内唯一の航空会社
エンジニアのパクさんをモデルにして作られました。
ミヨンさんにとってデビュー20年目の記念作品となりました。
ミスロッテ選抜大会で優勝して芸能界デビューし、80年代は青春ドラマの
トップスターだった彼女。その頃の若々しさを今も保ち続け、
７歳年下のゲサンssiとのラブシーンもごく自然です。
RIKACOさん似でこのドラマの時38歳だったそうですよ。
たしかにゲサンssiよりは年上に見えるけど、まさかそんなにお歳だったとは・・・


キム・ウンジュさんは

2001年SKスマート学生服モデル選抜大会金賞を受賞し、芸能界にデビュー。
このドラマでウンジュさんが演じたミニの本音を堂々とぶつける
“ミニ式プロボーズ方法”が大反響となりました。

「あなたがお金持ちだから、関心があるんです。」

手の届かない相手と思っても、素直で、勇気のある女性として憧れの的に
なりました。この言葉は流行語になり、合コンや初対面の異性に対して
挨拶がわりによく使われたそうですよ。


亡くなった後もジニョンの心に住み続ける恋人ジェフン（リュ・テジュンssi）。
どこかで見た人だと思ったら、『ファン・ジニ』のピョクケス様。
役的に少ししか登場しませんでしたが、重要な役どころでしたね。


　


ドラマのラストは一気に終わらせた感が・・・
もう少し詳しく後日談とかあったらよかったのになんて思ってみたりしましたが、
10パーセント前後の低視聴率だったので仕方なかったですね。

華麗なる遺産（2009年 全28話） 103

日本でも地上波で放送されて、大好評！

『華麗なる遺産』（原題:燦爛たる遺産）





裕福でわがまま放題に育ったソヌ・ファン（イ・スンギssi）と、突然、悲劇に
襲われながらも、誠実に生きているコ・ウンソン（ハン・ヒョジュさん）を
中心に家族、恋、遺産を巡るさまざまな思いを持った人たちの物語。
結構ドロドロの要素ありなんだけど、ウンソンをはじめ、イイ人がそろっていたので、
暗くなることなく十分に楽しめました。


ウンソン、ファン、ウンソンの義妹ユ・スンミ（ムン・チェウォンさん）、
ファンの幼馴染パク・ジュンセ（ペ・スビンssi）の四角関係もあります。






ウンソンの弟コ・ウヌ役のヨン・ジュンソクくん
自閉症で天才的なピアニストという難しい役だったのですが、とても上手でした。






初回視聴率16.9％から中盤で30％台。最終回では上半期ドラマ
最高視聴率47.1％を記録した驚異のドラマ。
第14回YWCAが選んだ「良いテレビ番組・女性ドラマ」部門賞を受賞。



イ・スンギssiは

元々、歌手で、このドラマが初主演でした。“高視聴率男”“国民の弟”と言われ、
“国民の妹”と言われているキム・ヨナちゃんと一緒にCMに出ました。






ハン・ヒョジュさんは

髪型や服装で全然違う人に見えますね。


　
ウニョン＠春のワルツ　　　　　　　ウンチェ＠イルジメ　　　　　　　　　ウンソン＠華麗なる遺産



ウンソンの髪型はボブでしたが、日本でも大流行でしたよね。　



絢香さんも上戸彩さんも・・・




のりピーさんも宮崎あおいさんも・・・




黒木瞳さんも菅野美穂さんも柴咲コウさんも・・・　




鳩山幸さんは昔からでしたね。

リンダリンダリンダ（2005年 日本映画）102

ドブネズミ～みたいに～　美しくなり～たい～

『リンダリンダリンダ』




地方都市にある芝崎高校のド派手な文化祭“ひいらぎ祭”

高校生活最後の文化祭に向けて、練習をしてきたガールズバンド。
直前にメンバーが抜けてしまう。残されたドラムの響子、キーボード転じて
ギターの恵、ベースの望はひょんなことからブルーハーツの
「リンダリンダリンダ」のコピーをやることになる。
そして韓国からの留学生・ソンをボーカルとして引き込む。
音楽を通じて国籍を超えた友情を育む、女子高生の青春物語。
物語は、まったりとした時間が過ぎていきますが、クライマックスで爆発
という感じかな。。私にとって高校生活なんてずいぶん昔の話ですが、
この映画を観て、勉強、部活、恋愛、生徒会活動、女子仲間の遊びなど、
いろんなことを思い出させてくれました。


ペ・ドゥナさん　ボーカルのソン役

韓国女優。完璧な日本語で「リンダリンダリンダ」を歌っていましたね。
共演した日本女優と平均6歳くらいの年齢差があるそうですが、不自然さはなく、
制服がよく似合っていました。
日本映画に出演した韓国俳優ではアン・ソンギssi以来、2番目だそうです。
演劇俳優である母のキム・ファヨンさんの影響を受け、19歳でモデルデビュー。
その後、テレビタレントを経て、日本映画の韓国リメイク版『リング』で
貞子役を演じ、映画女優としてデビューしました。
母とは映画『子猫をお願い』で共演を果たしました。


前田亜季さん　ドラムの山田響子役

見事なスティックさばきを見せてくれました。
歌舞伎役者の2代目中村勘太郎さんと結婚した女優の前田愛さんが実姉です。


香椎由宇さん　ギターの立花恵役

小学校6年間をシンガポールで過ごした帰国子女。
この作品で「第29回山路ふみ子映画賞新人女優賞」を受賞。
夫のオダギリジョーさんと誕生日が一緒なんですよね。年は違いますが・・・。
今年9月に妊娠報道されました。


関根史織さん　ベースの白河望役

ロックバンドBase Ball Bearのベーシスト。
演技初挑戦にしてクールな役柄を自然に演じました。





三村恭代さん、“天使の歌声”と称されたボーカリストの湯川潮音さん、
池袋系B級Hバンドme-ismの山崎優子さんたちがユニークな高校生役を
演じていました。
軽音部顧問の先生役の甲本雅裕さん。彼はブルーハーツのボーカル
ヒロトさんの実弟です。


2005年釜山国際映画祭の「アジア映画の窓」の招請作として、
韓国でも公開されました。


「第1回日本映画エンジェル大賞」
「第79回キネマ旬報 best6」
「映画芸術日本映画 best1」
「2005年朝日新聞日本映画 best3」などに選定されました。


当初の企画では、留年した中島田花子（役）が主役でした。
企画が行き詰まったときに、山下監督がペ・ドゥナさんを思い出し、
映画祭で会ったことのあるポン・ジュノssiのコネによって出演が
決まったそうです。
企画の初期段階では木村カエラさん主演案もありました。


撮影はほぼ全てが群馬県高崎市と前橋市で行われました。
また、舞台となる高校の撮影場所は、現在では旧校舎となった
前橋工業高校です。ほか、県内の音楽センターなども使用されました。




劇中に登場する、主人公たちのバンド「パーランマウム」
（PARANMAUM韓国語で青い心=BLUE HEARTS）は、
ユニバーサルミュージックよりCDもリリースされました。