イルジメ外伝（2008年 全2話） 67

ラブコメ・フュージョン時代劇の
『イルジメ外伝』（原題：『香丹伝』）は




韓国では知らない人がいないくらい有名な、
韓国版「ロミオとジュリエット」と言われる
『春香伝』と『イルジメ』をモチーフにして、
面白くアレンジしたお話です。全2話という短いドラマです。


題名が『イルジメ外伝』なので、イ・ジュンギくん主演の
『イルジメ～一枝梅～』みたいな感じを期待して観てしまうと
ずいぶん違います。
こちらは恋愛の要素が高く、復讐劇のような重さはありません。


義賊に混じって暴れ回っている南原府使の息子・モンニョン
（チェ・シウォンssi）は、ある日、役人に追われて
ウォルメの家に逃げ込みました。そして、そこにいた下女の
ヒャンダン（ソ・ジヘさん）にひと目惚れします。
韓国の男性って昔から好きな女性に猛アタックするんですね。



そんなに怖くない幽霊姉妹が出てきたり、時々、３人の女の子達が
出てきて、ミュージカルかオペレッタのように歌って踊ったりする
ところが不思議な感じでしたが、今までの韓国ドラマにはない
新しさを感じました。
時代劇なのに、肩に力を入れて観なくてもいいドラマです。


K-POPで「東方神起」の弟分と言われるアイドルグループの
「SUPER JUNIOR」のチェ・シウォンssiが
初主演して、スタントマンなしでアクションシーンに
挑戦したことで話題にもなりました。
俳優から歌手もやる人も多いですが、歌手から俳優もやる人も多いですね。



『春香伝』『一枝梅』などのパロディが少し入っているそうなので、
見つけてみてくださいね～

彼女と別れる数時間前（2001年 短編ドラマ） 66

男と女シリーズの
『彼女と別れる数時間前』は




イルカの調教師のスヒョン（チソンssi）と美容師のヒョンス
（ソ・ユジョンさん）が別れるまでの14時間の内容と
付き合い始めから現在までの内容を振り返るドラマです。




スヒョンは眼科で4～5年後には両眼とも失明すると宣告されました。
そしてその眼科で初めて会ったヒョンスと付き合うことにします。
スヒョンは1年だけの付き合いのつもりでしたが・・・


スヒョンは3人兄弟で、長兄は、クリーニング屋さん。
次兄(イ・ジョンウォンssi)は、失明して引きこもり。
（この方は結構いろんなドラマに出演していますよね～）



ドラマの最後にスヒョンは長兄のクリーニング屋さんのお手伝いしています。
クリーニングのこと「せんたー」って言ってたけど、
もしかして「洗濯」　韓国語と日本語って共通の言葉が多いですよね。


失明するという宣告を受けただけでも、重いお話のようですが、
そんなに嘆き悲しむということもなく、号泣ドラマでは
ありませんでした。むしろ最後はほのぼのした感じ。
少しだけまた恋に期待ももてそうな・・・


チソンssi といえば、結構人気があるようですが、
私は『太陽をのみ込め』（2009年）で初めて知ったので（遅っ）
このドラマを観た時に別人かと思いました。
このドラマは8年も前だから変わって当然ですよね？
断然現在の方がカッコよくなっていますね～。

プランダン（不汗党）（2008年 全16話） 65

他人の財産を奪うならず者の意味の
『プランダン（不汗党）』は




施設育ちで本当は愛に飢えたイケメンの詐欺師の
クォン・オジュン（チャン・ヒョクssi）と
その詐欺師に狙われるシングルマザーで
愛に臆病なチン・ダルレ（イ・ダヘさん）の恋愛物語です。



前半はコメディみたいな感じで面白いのですが、後半はグッと
シリアスな感じで、涙なくしては観られません。
前半と後半のイメージがかなり違います。
イ・ダヘさんの涙のシーンは辛い。さすが新・涙の女王。
韓国ドラマお得意の三角関係、不治の病が出てきます。


オジュンの恋敵のキム・ジング（キム・ジョンテ）は
ファンドマネージャー。何かイマドキの職業ですね。
ジングは人を愛することを知らなかったので、
ダルレに会えて、少しづつ愛を知っていきます。
ダルレの娘チャン・ユジン≒愛称スンデ（キム・ファニちゃん）
とのやりとりが面白かったです。



ダルレのお姑さんのイ・スンソム（キム・ヘスクさん）と
元暴力団組長のキム・ホジン（ソン・ビョンホssi）の
大人の恋愛も良かったです。



このお姑さん、ダルレ（息子の嫁）とまるで実の母娘のように
話すんです。なかなかこんな嫁姑は探してもいないでしょうね。


大金持ちのキム老人（キム・インテssi）と
息子のジングとの関係もちょっと複雑。。



チャン・ヒョクssiは前作『ありがとうございます』でも
シングル・マザーに惹かれる役でした。
医者と詐欺師なので職業は違いますけどね。


オジュンが信頼する友人のキム・マンドゥ
（ホン・ギョンインssi）は
リアルでもデビュー当時からの親友だそうです。
同じ1976年生まれということで、「辰年クラブ」を結成したり、
他のドラマでも共演したりしています。



視聴率の点では他局同時刻放送の「ニューハート」に
負けちゃったようです。結構良かったんですけどね～。

総合病院（2008年 全16話） 64

本格的なメディカルドラマの
『総合病院』は




医療ドラマの先がけとなった１作目があり、
今回のドラマは２作目の「シーズン２」です。
2作目は1作目のリメイクドラマではなく、
前作に続くシーズンドラマです。


ちなみに1作目は全79話で、94年から2年間放送されました。
最高40%　平均21％という高視聴率をマークして、
シンドロームを巻き起こしました。放送後もすごい人気で、
すぐにでもシーズン2が作られるという噂が立ったのですが、
結局13年も経ってしまいましたね。


前作でも出演していたキム・ドフン（イ・ジェリョンssi）、
ファン・ジマン（シム・ヤンホンssi）、チョン・ドヨン
（チョ・ギョンファンssi）などの方々は14年間
その病院に勤務し、それぞれ出世したという設定です。



大病院でいろんな試練を乗り越え、奮闘する
レジデント（研修医）の成長物語。
病院ってホントに毎日いろんなことが起こりますね～。


医学用語がバンバン飛び交い、その度に画面の横に
注釈が出るけど、全部読み切れないうちに
終わっちゃうことも。


手術のシーンなどもしっかり描かれていて、
身体を切り裂いたり、内臓もしっかり映されたりします。
ホントにリアルなのでそういうのに弱い人はちょっと無理かも。
病院の中もスタッフも日本の病院とまったく同じです。


主演は前作と同じくイ・ジェリョンssiと
新しいキャラクターとしてレジデントの
チェ・ジンサン（チャ・テヒョンssi）とライバルの
チョン・ハユン（キム・ジョンウンさん）と
ベク・ヒョヌ（リュ・ジンssi）です。


ジンサンはドジでいつも先輩医師から怒られてばかり。
名前の通りジンサン（問題児の意味）。
人間的な魅力があるキャラクターです。


ハユンは優秀で、司法試験に合格し医療弁護士に
なるために医師になりました。


ヒョヌも優秀で冷静だけど、内面は温かい人物です。


チャ・テヒョンssiは
『猟奇的な彼女』で大ブレイクしました。
韓国ドラマでよくテーマになる「初恋」の人と
結婚してすでにパパです。



見ているだけでもおもしろい俳優で、新入女子大生の
アンケート調査で「コンパしたい男性芸能人 1位」に
選ばれたこともあります。


キム・ジョンウンさんは
1998年、ドラマ『ひまわり』でチャ・テヒョンssiと共演し、
坊主頭になったことで話題になりました。
この時まだ二人は脇役だったのですが、ベストカップルと
言われていました。

2007年、ドラマ『恋人』で共演したイ・ソジンssiと恋仲に
なりましたが、2年後破局。ちょうど、破局してすぐにこの
『総合病院』の撮影に入ったそうなので、辛い時期
だったんですね。



2010年1月に整形したことを認めました。
そんなに変わってない気も。。


リュ・ジンssiは
『夏の香り』でソン・スンホンssiのライバル役で出演し、
日本でも有名になりました。
チャ・テヒョンssiと同じ年に結婚して、こちらも子持ちです。
このドラマでは若く見えるように努力したそうです。

タルジャの春インターナショナル・ヴァージョン（2007年 全22話） 63

ラブコメディの
『タルジャの春
インターナショナル・ヴァージョン』は




テレビショッピング会社に勤めているキャリアウーマンで、
33歳の独身女性のオ・タルジャ（チェリムさん）と
自称恋愛代行業の若い男カン・テボン（イ・ミンギssi）
のお話です。




タルジャは同じ会社のシン・セド（コン・ヒョンジンssi）と
付き合い始めますが、二股をかけられていたことを知り、
見返すため、テボンと一カ月、恋人契約をしました。




タルジャは恋愛下手でとてもかわいいんです。
テボンの方が6歳年下なんですが年上に見えます。
テボンは後に意外な過去や、夢が明らかになります。


途中、オム・キジュン（イ・ヒョヌssi）を運命の人で
彼も自分に気があると思いこむタルジャ。




運命の人って見極めるのに難しいですよね。
後から考えて「運命の人だった」という感じかも。。


最初の方はテンポよく流れて行ったんですが、
最後の方間延びしたように思えました。
妄想シーンがとても面白くて、妙に納得。


普通のドラマなら、このまま二人がめでたし、めでたしで
終わるところでしょうが、そう簡単には
たどり着けるものじゃないですよね。
仕事や恋愛に悩み、いろんな絡みや
いろんな試練が起こります。


チェリムさんは結婚の為に一時芸能活動を休止していましたが、
離婚して再び芸能界に戻ってきました。
このドラマが復帰後初のドラマです。

生きている間、後悔することをわかっていながらも、やってしまう事（２００８年 全４話） 62

1話完結短編ドラマで、なが～い題名の
『生きている間、後悔することを
わかっていながらも、やってしまう事』は




「後悔することがわかっているのに、
やってしまう恋の物語」をテーマに、
キム・イナという一人の女性が16歳、27歳、28歳、34歳
という4つの違う年代で経験する、
愛と後悔を描くお話です。


1 話「浮気の目的」
34歳で専業主婦のキム・イナ（キム・ジョンファさん）は、
年下の男イ・ジョンミン（キム・ボガンssi）からナンパされ
心乱されます。そして、いつも仕事に疲れている
夫ホン・ジンス（キム・ジンスssi）の浮気を疑うようになりました。
心だけ揺れても浮気になるのでしょうか？




2 話「一日、そして又違う一日」
28歳で結婚間近なキム・イナ（キム・ジョンファさん）は
コンビニで見ず知らずの男（キム・ホジンssi）に突然
キスされます。その男は余命何カ月。
「1日だけ一緒に過ごしてほしい」と頼まれます。
なぜかわからないけど彼に惹かれる。それも愛なのでしょうか？




3話「執着恋愛の禁断症状」
27歳で恋人パク・ジェミン（ユン・ヒソクssi）に
「クールに別れよう」と告げたキム・イナ（キム・ジョンファさん）。
未練がましく酔っ払って電話をしてしまいます。
クールなはずだったイナの恋愛に対する執着。
それは後悔することが分かっていてもやってしまうことのようですね。




4話 「星が輝く夜に」
16歳のキム・イナ（キム・ウォニちゃん）の初恋。
相手は幼馴染のイ・ジョンウク（イ・ヒョヌくん）。
告白するべきか悩み、イナが最初に後悔した恋。




こういうお話ってだいたい若い時から放映されると思うけど、
このドラマは現在からだんだん若い時に遡る形なんですよね。
なんか人が死に逝く時、意識が薄れていく時に今まで生きてきた
思い出がフラッシュバックすると言われていますが、
その時もだんだん昔に遡るとか・・・
ホントかどうか経験ないのでわかりませんが・・・


専業主婦から、初恋のころまでいろいろな悩みを
乗り越える女性を描いています。
オムニバスで、同じイナという女性が主人公ですが、
それぞれがドキュメンタリーみたいだったり、
コメディーだったり、シリアスだったりして
飽きさせない作りになっています。




キム・イナ役は１６歳以外を演じているのが、
キム・ジョンファさん。
さすがに16歳の役はやめておいて正解だったと思いますね。

あなたは愛と言う 私は欲望だと思う(2001年 短編ドラマ) 61

男と女シリーズの
『あなたは愛と言う　私は欲望だと思う』は




大学生のスンジェ（キム・ジェウォンssi）は
同じ大学に通うジョンミン（ペ・ドゥナさん）と
つき合い始め、肉体関係になります。


スンジェはジョンミンが初めての相手なので、
繊細な女の子の気持ちがよくわかりません。


ジョンミンへの気持ちを「愛」だと勝手に思い込んでいたけど、
まだまだ、子供っぽくて・・・


男と女は根本的に考え方が違うのもあるけど、
若さゆえに女の気持ちに気づいてあげられなくて・・・


ジョンミンはスンジェのこと好きだと思っていたけど、
それが「愛」ではないと付き合っていくうちに
気づいてしまうんですよね。


そして、
スンジェが兵役に行くことになり、笑顔で離れることに・・・
韓国は兵役制度があり、韓国の国民である以上、
健康な男子ならば必ず行かなければならないんですよね。
だいたい３年間位みたいですが、恋人同士にとって
３年間って長いですよね。


スンジェはジョンミンへ時々手紙を書きますが、
ジョンミンはもう思い出にしようと思っています。
新しい恋始まるかな。。

キム・ジェウォンssiもペ・ドゥナさんも若い時の作品なので、
初々しくてかわいいですね。
ジェウォンssiはこのドラマの時、デビューしたばかり
だったそうです。
20歳そこそこの若者役がぴったり合っていました。


肉体関係になるお話だけど、強烈なベッドシーンとか
エッチなシーンなどはありません。
でも、カラフルな避妊具とかは出てきますけどね。

ガラスの靴（2002年 全40話） 60

初期の韓国ドラマっぽい
『ガラスの靴』は



お金持ちの家に引き取られた姉キム・テヒ（キム・ジホさん）と、
交通事故で記憶を失い、生き別れた妹キム・ユニ≒イ・ソヌ
（キム・ヒョンジュさん）。そして、ユニに成りすます
ウ・スンヒ（キム・ミンソンさん）この3人の女性と
周りの人々の物語です。




交通事故、生き別れ、白血病、記憶喪失、
貧富の差、なりすまし、四角関係、など、
韓国ドラマ定番の要素がいっぱい詰まって、いろいろな出来事が
起こるので、40話ありましたが、全然飽きませんでした。


韓国の子役ちゃんたちはホントに演技が上手です。
しかもみんな愛らしい。
このドラマでも子役ちゃんの演技に泣けます。




『秘密』とよく似たところもありますが、
『ガラスの靴』の方がより深い感じがしました。


ソヌ(ユニ）を愛するパク・チョルン（ソ・ジソブssi）の
愛も素敵でした。
ソ・ジソブssiは『ごめん、愛してる』でも、いい演技をしていましたね。



他にもスンヒの母役のソン・オクスクさんは
『冬のソナタ』でヨン様の母、カン・ミヒや、『オンリーユー』の
ウンジェの母、『ベートーベンウイルス』で若いゴヌの叔母さん役や
数々のドラマや映画に出ていますね。



姉妹の父親キム・ヒョンホ役のハ・ジェヨンssiは
まさしく韓国の父という感じで、『冬のソナタ』『天国の階段』
『夏の香り』でも父親役をやっていました。



このドラマはアジアで大人気！で、平均視聴率が
韓国で４５％、台湾で４０％、ベトナムで80％だったそうです。
日本の韓国ドラマ好きな方もほとんどの方が
観たことでしょう。

このろくでなしの愛（2005年 全15話） 59

切ない愛の
『このろくでなしの愛』は




カン・ボック（Ｒａｉｎ（ピ）ssi）は兄ミング
（キム・ユンジェssi）が愛した
女優のチャ・ウンソク（シン・ミナさん）に
復習するつもりだったのですが、逆に愛してしまうお話です。


本当はミングの方がウンソクから離れたので、
復讐するなんてお門違いなんですけどね。

兄がビルから飛び降りたのが、ウンソクとジュンソン
（イ・ギウssi）との婚約発表の後だったので、
勘違いしてしまったんです。



ボックは兄への気持ちとウンソクへの想いで
悩み苦しみながらも復讐へと突き進みますが、
冷たい表情と時々流す涙に胸が詰まりました。


ボックは自分のためにやけどを負ったハン・ダジョン
（キム・サランさん）と一緒に暮らしますが、
償いのためだけで、愛してはいないんです。
ダジョンはボックに愛されたかったのですが・・・
人の気持ちって難しいですね。



前半は復讐劇。後半は切ない恋愛劇です。
ピssiはカッコよかったし、シン・ミナさんも
とてもキュートでかわいかったです。


見終わった後は『ごめん、愛してる』の時と
同じくらい重くて気分が落ち込みました。
同じ脚本家の作品ですもんね。
真実は分かりませんが、視聴率がよくなかったので、
途中で終了させたと言われています。



Ｒａｉｎ（ピ）ssiは、２００６年 米『ＴＩＭＥ』誌が選ぶ
世界で最も影響力のある人物１００人（アーティスト・
エンターテイナー部門）に韓国人として
初めて選ばれ、映画『スピード・レーサー』で
ハリウッド進出を果たしたそうです。

９０日、愛する時間（2006年 全16話） 58

悲しいストーリーの
『９０日、愛する時間』は




いとこであるがゆえに愛し合えない運命のため、
初恋を引き裂かれた二人の物語です。


大学講師のヒョン・ジソク（カン・ジファンssi）は
裕福な家で育った妻パク・チョンラン（チョン・ヘヨンさん）や
娘と幸せに暮らしていましたが、余命3カ月の宣告を受け、
初恋の相手コ・ミヨン（キム・ハヌルさん）に会いに行きます。
ミヨンにもまた優しい夫キム・テフン（ユン・ヒソクssi）がいました。



このドラマには
初恋、不治の病、禁断の恋、不倫等、
韓国ドラマの定番が勢ぞろいです。


カン・ジファンssiの演技は上手だと思うのですが、
体格が良すぎて、病人にしてはちょっと不自然な感じがしました。
顔は病人ぽかったです。


お互い別の人と結婚して月日が経っているのに、
最後は初恋の人と過ごしたいって、それは
どうなのでしょうか？いくらなんでもわがままとしか
言いようがないですよね。今まで一緒にいたそれぞれの
妻や夫の気持ちを思うと辛いです。


ドラマの最初の方の学生時代は子役を使わず、
カン・ジファンssiとキム・ハヌルさんがそのまま演じています。
二人の制服姿もそんなに違和感はありませんでした。



キム・ハヌルさんが初めて人妻役を演じたことで
注目を浴び、とても美しく見えました。


同時間帯放送ドラマが『ファンジニ』『恋人』だったので、
この期間は名作揃いだったんですね。

真心の斧（２００１年 全２話） 57

男と女シリーズの
『真心の斧』は



前編・後編の２話ドラマです。

前編
プログラマーのカン・ウノ（クォン・サンウssi）と
バーで働くシヨン（パク・ソルミさん）のお話。




ウノは本当は純情男なのに、先輩に助言され
プレイボーイのふりをしたり、嘘をついたりして
シヨンの気を引こうとするんです。


女は「プレイボーイを好きになる」とか
「死んだ母に似ている」と言えばいいとか、
それで恋に堕ちる確率は高いのかな・・・


私だったら・・・
遊び相手ならプレイボーイの方が楽しいけれど、
真剣交際の相手ではないと思いますが・・・
「死んだ母に似ている」なんて言われたら益々ですね。


最後は本気で
真心の斧で彼女の心を打ちました。


このドラマの時のクォン・サンウssiはとても若くて初々しいです。
パク・ソルミさんは『冬のソナタ』でお馴染みですよね。


後編
ウノの先輩チェ・ユンヒョク（ユ・テウンssi）と
同じ会社のイ・ウンギョン（ソン・ヒョナさん）のお話。




ユンヒョクは全然ウンギョンを女として扱っていなくて
けんかばっかり。
でも陰ながらウンギョンを助けたりするんです。


ユンヒョクの愛はストレートじゃなくてちょっと遠回りで、
女としては面倒かも・・・
ユンヒョクもまた
真心の斧で彼女の心を打ちました。
お金持ちだったからできたことかも。。

サンドゥ学校へ行こう（２００３年 全１６話） 56

初恋がテーマの
『サンドゥ学校へ行こう』




未婚の父のチャ・サンドゥ（ ピ[Rain/チョン・ジフン]ssi）は、
お金持ちの女性からお金をもらって生活しています。


稼いだお金は、病気の娘のチャ・ポリ（ソン・ミンジュちゃん）
の治療代に消えるため、いつも貧乏。



そんなサンドゥには、15年間想い続けている初恋の女性
チェ・ウンファン（コン・ヒョジンさん）がいました。


前半はとても明るくて面白い感じでしたが、
後半になるとかなり切なくなってきます。
号泣ものですがドロドロ感はないですね。


このドラマに悪い人は出てきませんでした。
サンドゥは本当に心のきれいな人でしたし、
ポリの担当医カン・ミンソク（イ・ドンゴンssi）も
良い人でした。




ピ[Rain/チョン・ジフン]ssiの初主演作
でしたが、大ヒット! をして
2003年KBS演技大賞新人男優賞、
2003年ネチズンが選ぶベストカップル賞を受賞しました


ピ[Rain/チョン・ジフン]ssiは演技だけでなく、
歌もダンスもとても上手です。
ドラマの人気はものすごくて、放送終了後に
「サンドゥ中毒」という言葉もできました。


サンドゥは、どんな逆境の時でも、常にポジティブで
一生懸命生きる姿がとても良かったです。
ラストの解釈は人それぞれだと思いますが、
ある意味Happy endだったのかな。。

偉大な遺産（2006年 全17話） 55

ハートフルコメディの
『偉大な遺産』は




ヤクザのカン・ヒョンセ（キム・ジェウォンssi）に、
母からの遺産が舞い込んできます。

それが、なんと、幼稚園。そこに働く明るい幼稚園教諭の
ユ・ミレ（ハン・ジミンちゃん）が、気になってしまいます。


元気過ぎる可愛い園児たちも出てきます。演技がとても
上手なので、何年かすると大スターになっているかもしれませんね。




ヤクザから幼稚園教諭へ、変わるキム・ジェウォンssi。
最初の方、ヤクザということですが、全然ヤクザに見えません。
元々、子供が好きそうな感じですよね。
アクションシーンもカッコイイです。


ハン・ジミンちゃんは『復活』の時のウナ役のように
おとなしい役も良かったのですが、今回のドラマのように
元気いっぱいな幼稚園教諭役も
すごく似合っていて可愛いです。


ジェウォンssiとジミンちゃんは撮影中、とっても仲が良くて、
付き合っているんじゃないかと噂されたそうです。
本当はどうだったんでしょうね？




音楽もテンポ良く流れ、ほのぼのしているドラマでした。
後半、シリアスなところもありますが・・・　
悪役のキム・ジフンssiは最後まで悪役に徹していましたね。

愛してる（2008年 全16話） 54

ドタバタ・ラブ・コメディの
『愛してる』は




ホ・ヨンマンssiの同名人気漫画をドラマ化した作品です。


14歳の歳の差カップル
結婚しようとする女、ナ・ヨンヒ（ソ・ジヘさん）と
逃げたい男、パク・チョルス（アン・ジェウクssi）


新世代今どきカップル
責任を求める女、イ・ヨンヒ（パク・ヘヨンさん）と
結婚したくない男、パク・ビョンホ（ファニssi）


結婚3年目カップル
人生より愛だと信じる女、ジニ（チェ・ミリョンさん）と
愛よりは人生の男、ド・ミノ（コン・ヒョンジンssi）

この3組のカップルのお話です。


アン・ジェウクssiのダメキャラがとても似合っていました。
ヘアースタイルもちょっと面白い感じ。


韓国は日本より保守的で、できちゃった婚はまだまだ
許されないものみたいですね。なので、
視聴率があまり良くなかったそうです。


しっかりしている女性たちに比べて、
逃げてばかりいる男性たちが
とても腹立たしかったのですが、
だんだん成長していってくれてよかったです。


挿入歌が可愛い感じなんです。
♪マヨネーズみっけ、マヨネーズみっけ♪
って聞こえるんですけど、私だけ？
本当にそう歌っていたら面白いですよね～。

僕にはわからないけど（2008年 短編ドラマ） 53

１０代の若者の反抗と青春を描いている
『僕にはわからないけど』は



ミン・ウッキ（イ・ミンホくん）は保護観察処分を
終えたばかりの不良学生。優等生の彼女にふられ、
その彼女が新しい彼氏とスキー場に行くことを知る。

母が韓国人、父がパキスタン人のハーフの
イ・ドゥホン（ライムくん）と喧嘩になり
一緒に罰を受けたことをきっかけに二人で、
スキー場を目指して旅に出る。

道中、いろんな人に会ったり、経験をして
二人の友情が芽生えてきます。

最初の方の担任教師の体罰には、「またですか。。」
という感じでした。韓国って今でも体罰ＯＫな国
なんでしょうか？教師の体罰シーンって前に観た
映画やドラマにも何回か出てきました。

やり過ぎではないかと思うのですが、やられる生徒が
そんなに嫌ではないようなので、それもびっくりです。
教師が人種差別の言葉を平気で使うのも気になりました。


ドラマ
『花より男子～Boys Over Flowers』で
一躍有名になったイ・ミンホくんの
ブレイク前の作品です。
花男のク・ジュンピョ（道明寺司）とは
髪型＆眉毛が違うから別人のように見えました。



最後の方に出てくる「○」の意味も
わかるような、わからないような・・・