シンデレラのお姉さん（2010年 全20話） 198

現代版シンデレラ物語

『シンデレラのお姉さん』



男癖が悪くて、男をとっかえひっかえする母ソン・ガンスク
（イ・ミスクさん）の元で育った娘ソン・ウンジョ
（ムン・グニョンちゃん）。

その時同居していた酒癖が悪い男、チャンから酷い暴力を
受けていたガンスクのためにウンジョは母娘で家を出ます。

電車の中で知り合った女子高生ク・ヒョソン（ソウちゃん）
と出会い、ヒョソンの家に行くことになります。
ヒョソンの家は醸造元デソン都家の大きなお屋敷。
ヒョソンの父、ク・デソン（キム・カプスssi）は
そこで社長をしていて、妻を亡くしていました。
ガンスクはヒョソンに気に入られ、そして父にも気に入られ、
上手いこと再婚。

シンデレラであるヒョソンは明るくて、甘えん坊。
シンデレラの家に入った継母の娘＝シンデレラのお姉さん
であるウンジョは冷たくて、ひねくれている。
そんな正反対の二人が親同士の再婚により姉妹になり、
醸造元で働く青年ホン・ギフン（チョン・ジョンミョンssi）
を愛してしまいます。

しかしギフンは突然入隊して姉妹の前から姿を消してしまいますが、
８年が経ち、大人になった姉妹の元に再びギフンが戻ってきました。



主な出演者

ソン・ウンジョ (ムン・グニョンちゃん)
ヒョソン(シンデレラ)の義姉。
グニョンちゃんは国民の妹といわれていますが
初の悪女役でした。





ホン・ギフン (チョン・ジョンミョンssi)
デソン都家の雇い人。伝統酒グループ会長の隠し子。
ジョンミョンssi兵役除隊後の復帰作。





ク・ヒョソン（ソウちゃん)
ウンジョの義妹。(シンデレラ)
ソウちゃんは童顔だけど、現在26歳くらいなんですよね。





ハン・ジョンウ (テギョンくん)
ガンスクと同居していたチャンの養子。
テギョンくんは人気グループ2PMのメンバーで、
このドラマが俳優デビューです。





みんなよく泣いて、暗いドラマでしたね。
最初、童顔のグニョンちゃんが冷たくひねくれている役で、
驚いてしまいました。
そして同じく童顔のソウちゃんのブリッコぶりにも・・・
グニョンちゃんとソウちゃんの二人は素顔だったら
小学生でも通用しそうですね。
と言っても二人の素顔を見たことはありませんが・・・

ジョンミョンssiは嫌いじゃないけど、ひげが青々していて
何となく爽やかさに欠けていて・・・
唯一このドラマの清涼剤と言えば、テギョンくんでした。


SUPER JUNIOR・イェソンssiは『シンデレラのお姉さん』
のOSTに参加。
メインタイトル曲『君でなくてはダメ』を歌っています。


デソン都家のセットは、京畿道ポチョンに作られました。
サンジョン湖を臨む4000坪の敷地に、マッコリの発酵室、
書斎、事務室を建設。伝統的な韓国式家屋のセットは、
湖が最も美しく見える場所が選ばれました。
何代も続く蔵元らしく小道具にはこだわり、机や陶磁器などは
模造品ではなく骨董店で買い付けたものです。
伝統酒の蔵元を20億ウォンで建設。


KBS第2『シンデレラのお姉さん』、MBC『個人の趣向』、
SBS『検事プリンセス』など放送3局が一斉に初放送。
初回放送の視聴率は『シンデレラのお姉さん』15.8%、
『個人の趣向』は11.5％、『検事プリンセス』は10.0％を記録。
その後も『シンデレラのお姉さん』がトップを続け、
『個人の趣向』と『検事プリンセス』の放映終了後もずっと
視聴率1位を記録し続けました。自己最高視聴率は23.2%でした。

楽しい我が家～妻の反乱～（2010年 全16話）197

韓流サスペンス・メロドラマ

『楽しい我が家～妻の反乱～』



嵐の夜、大学理事長の夫ソン・ウンピル（キム・ガプスssi）と
別荘に来ていた妻で、美術館長のモ・ユニ（ファン・シネさん）
は激しい口論の末、彼の頭をワインボトルで殴ってしまう。
血を流し、意識のないウンピルに気が動転したユニは、
その場から逃げ去ったものの、数時間後に戻ると夫の姿はなく、
争った形跡もなくなっていて、イ・サンヒョン（シン・ソンウssi）
を電話で呼び出す。翌朝、ウンピルは崖下に転落した車の運転席
から遺体で発見され、事故死と断定される。

理事長の葬儀に、精神科医のキム・ジンソ（キム・ヘスさん）
は大学の非常勤講師サンヒョンの妻として参列していた。
そこでジンソは、ウンピルの遺影を見て、自分の患者だった
ことに気付く。さらにウンピルの妻が昔、友人であり
自分を陥れたユニだったことを知る。


主な出演者

キム・ジンソ（キム・ヘスさん）
精神科医。
キム・ヘスさんは、ホントは独身なんですよね。





モ・ユニ（ファン・シネさん）
ジンソの旧友、美術館館長





イ・サンヒョン（シン・ソンウssi）
ジンソの夫、ユニの初恋の人、大学の非常勤講師。





カン・シヌ（イ・サンユンssi）
刑事。





ソン・ウンピル（キム・ガプスssi）
ユニの夫、ジンソの患者、大学理事長。





同時間帯放送が『逃亡者』と『大物』で、
『楽しい我が家』の視聴率は１ケタ台になってしまって、
残念なドラマでした。
お話自体は夫婦喧嘩シーンが多くて、自分が
落ち込んでいる時は観ない方がいいかもしれないですね。
ですが・・・
もともとは24話として企画していたものを16話にしたと
いうことで、展開が早く、次から次へといろんな事が起きて、
ウンピルを殺したのはいったい誰なのか、
最後の方までワクワクさせられます。

タイトルが『楽しい我が家』なのに、喧嘩ばかりして、
全然楽しくない家族。どうしてこのタイトルなのか
不思議でしょうがなかったです。
ホントはずっとこんな風に写真が撮れる家族でいたいですね。

ドリームハイ（2011年 全16話） 196

スターを夢見る若者の夢と情熱の過程を描いた

『ドリームハイ』



2018年、韓国出身歌手「K」がグラミー賞の候補に挙がる。
果たして誰が「K」なのか？

お話は8年前に戻ります。

チョン・ハミョン理事（ペ・ヨンジュンssi）が創立した
キリン芸術高校の合格者を決める公開オーディションが開かれます。

理事は合格した生徒の他にもコ・ヘミ（ペ・スジさん）、
チン・グク（オク・テギョンssi）、ソン・サムドン
（キム・スヒョンssi）の3人を特待生として入学を認めました。

この3人の他に主席合格のジェイソン（チャン・ウヨンssi）、
キム・ピルスク（IUさん）、ユン・ベクヒ（ハム・ウンジョンさん）
の6人がスターになるため、歌やダンス、演技などの様々な
レッスンを受け、お互いライバルとして競争していきます。

学校内で起こる事件と葛藤、恋愛感情も含めた中で
成長していく学生の物語。
韓国のエンターテイメント業界のリアルな姿も描かれています。



主な出演者

チョン・ハミョン（ペ・ヨンジュンssi）
キリン芸術高校の理事長。（4話までの特別出演）



ヨンジュンssiは、ドラマの企画と脚本、プロデューサーとしても参加。



ヤン・ジンマン（パク・チニョンssi）
キリン芸術高校の臨時英語教師。



チニョンssiは、企画とドラマプロジェクトの音源の作詞作曲、
アレンジ、俳優のボーカルやダンスのトレーニングなどにも参加。



カン・オヒョク（オム・ギジュンssi）
キリン芸術高校の問題教師。



ギジュンssiはミュージカル俳優さんです。



コ・ヘミ（ぺ・スジさん）
グクとサムドンに愛される。第2のチョ・スミを夢見るが、
父親の借金の為に歌手を目指すことになる。



スジさんは、Miss Aのメンバー。演技デビュー。



ソン・サムドン（キム・スヒョンssi）
田舎の青年。



スヒョンssiは、厳しい寒さの中での徹夜が続き、
脱力症状で点滴しながら撮影を続行しました。
他の出演者はK-POPのメンバーばかりですが、
俳優さんだけなのは、彼だけですね。



チン・グク/ヒョン・シヒョク（オク・テギョンssi）
財界で有名な父親が外で作った子供なので、
目立たないように生きるように言われている。



テギョンssiは、野獣アイドル2PMのメンバーとして活動中。
すでに『シンデレラのお姉さん』で俳優デビューをしています。



ユン・ベクヒ（ハム・ウンジョンさん）
ヘミにいつもくっついていたので、ヘミッパと
呼ばれていたが、ヘミの裏切りによりライバルになる。



ウンジョンさんは、T-araのメンバー。
1995年、青少年ドラマ『新世代報告書 大人たちは
分からない』で俳優デビューした子役俳優出身。



ジェイソン (チャン・ウヨンssi)
キリン芸術高校新入生選抜で堂々と首席合格したダンサー。



ウヨンssiは、2PMのメンバー。



キム・ピルスク (IUさん)
絶対音感がある。太った体型から痩せて可愛くなる。



IUさんも歌手ですよね。



『ドリームハイ』は、マネージメント会社代表
パク・チニョンssiと、俳優ペ・ヨンジュンssiが
共同製作するドラマという点で、製作前から注目を
浴びていました。ヨン様はよく知っていましたが、
チニョンssiはお初で、こんなに有名な方とは
知りませんでした。ドラマを観ていて、若くないのに
やけにダンスが上手いなぁと思っていました。


出演俳優は、演技、ダンス、歌に自信がある
16歳～35歳までの男女を対象に1次～3次までの
公開オーディションで選抜しました。


ロケ地

京畿道高陽市にキリン芸術高校のセット場を作り、
楓洞のエニゴル、湖と秋の紅葉が美しい一山湖水公園、
公演施設のアラムヌリ劇場とオウルリム劇場、
ショッピングと文化の複合空間ウェスタンドーム、
KINTEX(キンテックス)などが選ばれ、
高陽市の主要名所を基点に撮影されました。

9話では、修学旅行先として、日本の名古屋の栄で
撮影されました。「オアシス21」やグクとヘミが乗った
観覧車のある「サンシャインサカエ」、同じビルの中で
サムドンが観覧車に乗っている2人を目撃してショックを
受けるシーンもありましたね。サムドンがいたのは
たぶん、ヨン様プロデュースのお店
「高矢礼　火＝ゴシレ・ファ」だったのかな。
あと、名古屋高速の高架下もありましたね。
どこも知っているところなので何だか嬉しい。


カメオ出演

1話、キム・ヒョンジュンssi
6話、2PMのニックンssi
12話、チャンソンssi
13話、Super Juniorのイトゥクssiとウニョクssi

グループ2PMのジュンスssiが、Jun．Kという名で、
『ドリームハイ』OST part6の『行くな』で作曲家としてデビュー。


受賞

「スカパー！アワード2011」受賞。
「国際ドラマフェスティバル in Tokyo」特別賞受賞。

アイ・アム・セム～I am Sam～（2007年 全16話） 195

高校教師と暴力団組長の一人娘が巻き起こす学園ラブ・コメディー

『アイ・アム・セム～I am Sam～』



平凡でさえない高校教師チャン・イサン（ヤン・ドングンssi）
は、同僚教師シン・ソイ（ソン・テヨンさん）と絵画展を見に
行った帰り道、夜のベンチに座っているユ・ウンビョル
（パク・ミニョンさん）を見つける。
イサンはウンビョルを注意するが、
逆に一晩家に泊めることになってしまう。

数日後、帰宅したイサンを待ち受けていたのは、
暴力団の迎えの車だった。
ウンビョルは暴力団組長の娘で、イサンに興味を持ち、
父親の組長に突拍子もない提案をしていた。iu

ウンビョルをイサンの高校に転校させた上に、
彼女の住み込みの家庭教師をやってくれたら
10億ウォン出そうと言う組長。
イサンは半ば強制的にウンビョルと同居生活を始める。

高校教師としてお勤めしながら、家に帰っても
わがまま娘の家庭教師＆掃除、洗濯、料理と生活一般の
面倒をみるんですよね。かなり大変なお仕事です。


主な出演者

チャン・イサン（ヤン・ドングンssi）
国語教師





ユ・ウンビョル（パク・ミニョンさん）
組織暴力団組長の一人娘



パク・ミニョンさんはこのドラマで
「KBS演技大賞　新人賞」を受賞。



シン・ソイ（ソン・テヨンさん）
美術教師



ソン・テヨンさんはクォン・サンウssi夫人。ミス・コリア。



チェ・ムシン（チェ・スンヒョンssi）
ウンビョルのクラスメイト



チェ・スンヒョンssiは人気グループ「BIG BANG」のT.O.P



熱血教師でもないし、カッコイイこともないイサンが
最後の方は、生徒たちから信頼される先生に
なっていくのがよかった。

カッコ良さでいえば、やっぱりソイ先生を好きな
産休代替の保健の先生、チ・ソヌ先生（チュ・ジョンヒョクssi）



ですよね。と思ったらやっぱり人気グループ「PARAN」の
リーダー、Ryanでした。

ウンビョルはもちろんかわいいのですが、
クラスメートたちも個性的な子たちで、
大人っぽくてウンビョルと仲良くなるミン・サガン
（パク・チェギョンさん）、



喧嘩が強いムシン、この方は『IRIS』で恐い役を
やっていて印象深いですよね。

あと、違うクラスだけど、ウンビョルと同じクラスに
なりたいホ・モセ（イ・ミノssi）。この方は『花男』で



パーマ頭でしたが、このドラマの髪型の方が個人的には好き。

そして、全然暴力団に見えないキム・ウジン
（パク・チェジョンssi）とかも出演していて、



結構面白いシーンが多かったです。


『ヤングチャンピオン』に連載されていた岡田和人さんの
『教科書にないッ!』が原作。原作の方はかなりHみたいですが、
ドラマの方は、全然Hではありませんでしたよ。

カムバックマドンナ～私は伝説だ（2010年 全16話） 194

We will come back　We will come back
マチ　ウリ　マ～ドンナ～チョロ～ム
（まるで私たちマドンナのよう）

『カムバックマドンナ
～私は伝説だ』
（原題：『私は伝説だ』）

チョン・ソルヒ(キム・ジョンウンさん)は高校時代、
女友達とマドンナバンドを結成していた。

高校卒業後は、妹の面倒をみる為、バンドの夢をあきらめ、
法律事務所の使い走りとして働いていた。そして、
ソルヒはそこで弁護士チャ・ジウク（キム・スンスssi）と
知り合い、彼の子を妊娠した事を理由に、結婚。

セレブな人生を送れたが、すぐに子どもは流産してしまう。
ジウクや姑の侮蔑の目に耐えて暮らしてきたが、
妹ジェヒの骨髄移植を反対され、離婚を決意。

家を出たソルヒは高校時代の仲間と組んだ
マドンナ・バンドの活動を本格始動する。

ひょんなことからバンドを指導することになったのが、
かつて憧れていたミュージシャン、チャン・テヒョン
（イ・ジュニョクssi）でした。

一方、妻のバンド活動が世間に知られることを避けたい
ジウクは裏で手を回し、怒ったソルヒは離婚訴訟を起こす。

しかし、ジウクの弁護人として現れたのは彼と不倫疑惑の
ある離婚専門弁護士オ・スンヘ（チャン・ヨンナムさん）
で、しかもテヒョンの元妻でした。


主な出演者

チョン・ソルヒ (キム・ジョンウンさん)
ジウクの妻。バンドのボーカル





イ・ファジャ (ホン・ジミンさん)
ソルヒの子分。バンドのベーシスト





カン・スイン (チャン・シニョン)さん
キャリアウーマン。バンドのマネジャー兼ドラマー





ヤン・アルム (ヒョン・ジュニさん)
ヤンママ。バンドの天才ギターリスト





チャ・ジウク（キム・スンスssi)
ソルヒの夫、法律事務所代表弁護士





チャン・テヒョン（イ・ジュニョクssi）
ギタリスト、作曲家





オ・スンヘ（チャン・ヨンナムさん）
テヒョンの元妻、離婚専門弁護士





ソルヒ役、最初にオファーを受けたキム・ソナさんが、
スケジュールが合わなかったという
理由で『私は伝説だ』を降板しました。
ソナさんのソルヒも観たかった気もしますが、
私はジョンウンさんのはまり役だったと思います。
さっぱりとして男前な感じがカッコよかったですね。

ただこのドラマ全16話と短いのに、内容が盛りだくさん
（離婚や立ち退き事件などの裁判、四角関係、バンドで
夢を追うおばさんたち）で、どれが一体主なのか
広く浅くのドラマのように感じました。

カムバックマドンナバンドのメンバーが少女時代の
『願いをいってみて』（邦題『GENIE』）を歌って
いましたね。馴染みのある歌なので親近感がわきました。




視聴率

初回は10.1%。同時間帯放送『黄金の魚』は14.0%、
『風が吹いて良い日』は18.4%。3ドラマ共、同じような
視聴率ですが、『カムバックマドンナ』が1番ビリでした。
最終回は、8.9%（自己最低視聴率で、これは秋夕(旧盆)
連休とソウルや首都圏豪雨被害のニュースを集中報道
したニュース視聴率上昇などで、視聴率がダウンしたもの
と思われます）