ゆいの気ままな日々

大好きな韓国ドラマのこと、気ままに綴っていきます。

ハピネス(2007年 映画) 106

2010-10-15 07:43:31 | 韓国映画は
切ないラブストーリー
『ハピネス』(原題:幸福)




ソウルで自由に生きるヨンス(ファン・ジョンミンssi)は、仕事がだめになり、
恋人のスヨン(コン・ヒョジンさん)とも別れ、肝硬変にもなっていた。





田舎の療養院“希望の家”に入院することになったヨンスは、
そこで重い肺疾患患者のウニ(イム・スジョンさん)に出会います。
そして、二人は恋に堕ちて、療養院を出て一緒に暮らし始めます。





美しい田舎の風景とゆったり流れる時間がとても心地よかったです。


都会の楽しさを知っている男が、病気の重い田舎娘と恋をし、
一旦は田舎で暮らします。でも、自分が元気になっちゃうと
献身的に尽くしてくれた女が重荷になり、都会での生活が恋しくなる。


こんな男もひどい男だし、許せないと思うけど・・・

人間って同じ失敗を何度も繰り返してしまう生き物なんですよね。

今ある幸せになかなか気付かない。
ああだったらいいのに・・・こうだったらいいのに・・・
でも、そう考えている今の時間が幸せだったりすることもある。。


公開前、あのウンチェ@『ごめん、愛してる』の
イム・スジョンさんがベッドシーンをやる!


ということで話題になりましたが、他のベッドシーンと比べると、軽いものでしたね。
まだ観ていない方がいらしたら、あまり期待はしない方が良いかと・・・
清純派のイム・スジョンさんなのでこれ以上はプロダクションが許さなかったのかな。。






モンペ姿で化粧っけのないお顔で出ていますが、普段から厚化粧の印象がないので
自然な感じで良かったですよ。
スジョンさんはポーラのSKⅡのCMにも出ていました。





初雪の恋~ヴァージン・スノー(2006年 映画) 34

2010-01-07 07:47:47 | 韓国映画は
日韓合作ラブ・ストーリーの
『初雪の恋』




監督は韓国のハン・サンヒssi、脚本家は日本の伴一彦さん、
主題歌は森山直太朗さんです。
作品の雰囲気は静かで穏やかな感じ
で、主演の二人に癒されました。

二人が出会った時の初夏の新緑、しっとりした雨
静かに舞う雪などの自然もこの映画を美しく
演出してくれました。

前半は京都、後半はソウルが舞台でした。
京都のロケ地は、京都駅、東福寺、伏見稲荷大社、
梅小路蒸気機関車館、将軍塚、八坂の塔(法観寺)、
知恩院、円山公園、平安神宮、南禅寺、真如堂、
銀閣寺、哲学の道 、鴨川、上賀茂神社、今宮神社、
ニ条城、上七軒歌舞練場、松尾大社、保津峡、
直指庵、嵐山、嵯峨野、祇園祭など、
観光スポットが盛りだくさんでした。
韓国の方も徳寿宮、利川などの観光スポットが
出てきましたが、他のところはよくわかりませんでした。

韓国から来た転校生のキム・ミン(イ・ジュンギくん)と
同じ高校に通う佐々木七重(宮崎あおいちゃん)の
恋が初々しくて可愛かったです。

ミンは明るくて、喧嘩が強いし、元気な高校生で、
好きな子には猛アタック
イ・ジュンギくんの回し蹴り、カッコよかったです!
アクションはいつみても綺麗ですね

七重は清楚で奥ゆかしいのですが、
あっさりミンのアタックに堕ちちゃったんです。
あおいちゃんは落ち着いた大人しい役でしたね。
童顔でいつ見ても可愛い少女のようです

ミンの片言の日本語も、七重の片言の韓国語
とても愛しく感じました。
恋人に教えてもらうと上達が早いかもですね。
言葉の上達とともに二人の距離感も
縮まったように思います。

ストーリー的には、イ・ジュンギくんや
宮崎あおいちゃんのファンであれば十分に
楽しめると思いますが、無名の俳優だったら、
どうだったかな?と思います。
ちょっと薄っぺらい感じも・・・
韓国ではあまり人気がなかったみたいです

ソウルの人はほとんど自転車に乗らないそうで、
イ・ジュンギくんはこの映画で初めて
自転車に乗ったそうです。
この映画のために練習したのかな。。
上手にかっ飛ばしていましたよ。

「初雪デート」とか「100日記念」とか韓国には
素敵な風習があって、いいですよね。
ボートに乗ると別れるって言うジンクスは
日本だけではなく、韓国にもあるって
ミンが言っていましたね。

おみくじの大吉が出た時は自分で持って帰るもの
ということを、この映画を見て初めて知りました。
今までおみくじを引いた後はどんな結果でもみんな
木に結わえていたので。。

陶芸でよく土をこねるのは、焼いた時にひび割れ
しないように空気を抜くためだということも
わかりました。


ファンジニ映画版(2007年 映画) 32

2010-01-05 10:42:03 | 韓国映画は
厳しい身分差別があった朝鮮王朝時代が舞台の
『ファンジニ映画版』(原題は黄真伊)は




私はハ・ジウォンさんが主演のドラマの『ファンジニ』を観てから、
この映画を観たせいか、あまり感動しませんでした。
まぁ私は基本的に映画よりドラマの方が好き
というのもありますが・・・

実際に映画版の方はあまりぱっとしなかったみたいです。
ドラマの方がかなり良かったので・・・

同じファンジニを演じた
ソン・ヘギョさんハ・ジウォンさん
軍配はハ・ジウォンさんに上がりました。
ソン・ヘギョさんはかなりハ・ジウォンさんに対して
タカビー発言をしていたみたいですけどね。

ファンジニは実在の人物ですが、
あまり記録が残っていないので、ドラマや映画で
いろんな解釈がされて描かれています。

16世紀に両班の家の娘として育ったチニ
(ソン・ヘギョさん)でしたが、
自分の出生の秘密を知り、自ら家を出て、
生みの母のように
妓生となることを選びます。


この映画だけに出てくる、ノミ(ユ・ジテssi)は
ですが、幼いころからチニのそばにいて、
チニの縁談が破談になるようにチニの出生の
秘密をばらしちゃうんですよね


チニとノミのラブストーリーなのかもしれませんが、
そんなに切なさとか恋しさが伝わって来なかったのは
私だけでしょうか。

映画版とドラマではストーリーは全然違うものですね。
チニの衣装はちょっと地味でした。
華がなく、ストーリーも暗い感じ。

ドラマ版のように踊るシーンも修行するシーンも一切なく、
苦労せず、美貌と育ちのよさによる教養だけで
成功したように思えます。

ラストシーンは、
北朝鮮のペクヨン滝と金剛山で撮影
されました。とても綺麗なところでしたね。

この金剛山でチニは、遺灰を撒くのです。
韓国の映画やドラマで誰かが亡くなって、
遺灰を撒くシーンがよく出てきます。




フライ・ダディ(2006年 映画) 28

2009-12-24 09:01:05 | 韓国映画は
Merry Chrisutmas
今日はクリスマス・イブですね。楽しい1日が過ごせますように


『フライ・ダディ』




主演は、平凡な中年サラリーマン、チャン・ガピル
イ・ムンシクssi)と喧嘩の強い高校生、スンソク
イ・ジュンギくん)。

直木賞作家の金城一紀さんの原作・脚本で2005年に
日本で映画化された『フライ・ダディ・フライ』を
韓国でリメイクした映画
です。

日本版は堤真一さんと岡田准一くんの主演でした。
このコンビは後のドラマ『SP』の方が、より似合って
いるような気がします。




暴行を受けた娘の復讐のため、中年サラリーマンが
特訓をして強くなっていくお話ですね。

私は最初に日本版を見てから韓国版を見ました。
基本的にストーリーは一緒です。
日本版は特訓する時期が夏休みだったのに対して、
韓国版は冬休みでした。
私の感覚では冬休みというと短いと思ったのですが、
それは日本の場合で、韓国は冬休みが長いのです。
この映画も特訓期間は40日の設定でしたから。

同じ役をやっている日韓の主演の方の比較をしてみると・・・
高校生役の岡田准一くんジュンギくん
どちらもカッコイイから引き分け~

中年サラリーマン役の堤真一さんムンシクssi
だったら、ムンシクssiの方が役に合っている
と思いますね

堤真一さんは最初からカッコイイですもんね。

ムンシクssiとジュンギくんはあの
『イルジメ~一枝梅~』コンビ
ですね。
『フライ・ダディ』の方が先に撮られていますが、私は
『イルジメ』の方を先に見てしまったので、
生まれ変わっても本当に縁のある二人というイメージなんです。
もっともっと二人の共演の映画やドラマが観たいですね。

『イルジメ』では前歯を抜いたり『フライ・ダディ』では
一度メタボ体型になるために15kg体重を増やしてから、
映画の流れとともに、15kg減量して身体づくりをしたという
ムンシクssi。ものすごいことですよね。


ムンシクssiの奥様役の方は『イルジメ』の時もそうでしたが、
美人揃いですよね。
『フライダディ』の奥様は『悲しき恋歌』のゴヌ
(ヨン・ジョンフンssi)の姉役のイ・ヨンスさんです。



僕の彼女を紹介します(2004年 映画) 24

2009-12-16 07:46:48 | 韓国映画は
『猟奇的な彼女』の続編的作品の
『僕の彼女を紹介します』




婦人警官のヨ・ギョンジン(チョン・ジヒョンさん)は、
凶暴でわがままな女。高校教師のコ・ミョンウ
チャン・ヒョクssi)は冴えないし頼りない男。
この2人のドタバタ喜劇から始まり、あとは、ピュアな
純情物語に変わって行きます。




ありえない設定で、ありえない恋の落ち方でしたね。
いつの間に「彼女」になっていたかわかりませんでした。

二人が出会って、彼が死ぬところまでの描写が駆け足
過ぎるのに対して、彼を失って何度も自殺未遂しようと
するところは間延びしてるように思えました。

引き裂かれても、彼は『風』となって
彼女を守り抜こうとしました。
そして彼女も彼の愛を感じます


ロマンチックですね。思わず涙がこぼれました。
韓国の男の人は実際にもこんなに優しいのでしょうね。
キザなセリフも似合っています。
「僕の前世は風だと思う」とか、
「僕がいない時の風は僕だと思って」とか・・


チョン・ジヒョンさんの激しいキャラも、
弱い彼氏のキャラも『猟奇的な彼女』と
カブるものがありましたね。

映画の中で、カメラがぐるぐる回るところが
何回かあるのですが目が回りそうでした


挿入歌はX JAPANの『Tears』が、
原曲のまま流れています。

ひまわり(2006年 映画) 20

2009-12-10 07:41:01 | 韓国映画は
昔懐かしい雰囲気の
『ひまわり』ノワールヒューマンドラマ




“狂犬”と恐れられていたオ・テシク(キム・レウォンssi)。
10年の殺人罪の刑期を仮釈放された彼は、これから守るべき約束や
これからしたいことなどが書かれた手帳を手に、
新しい人生を歩んでいこうと決意します。

手帳には
「酒は飲まない」「ケンカはしない」「泣かない」
という守らねばならない三ヶ条の他、「銭湯に行く」「タバコをやめる」
「ピクニック」とか普通のことが書いてあり、実行する度にバツを
つけながら微笑むテシク。



「コーラを思いっきり飲む」「女の子と息が止まるくらいキスを
する」なんてものもあったり、出所した後にも、したいことは増えて
いって義妹に「同じ大学に行こう」と言われ、嬉しそうに
「ヒジュと同じ大学に行く」と
書き込むシーンは可愛かったです


とてもびっくりなことは、テシクの手足にまで広がる全身刺青
撮影の度に何時間もかけて描かれたそうです。くすぐったがりやで、
描きあがるまでが大変だったそうです。
刺青を消したいと、病院を訪れた時に自分で乳首を手で隠しているのが
笑えました。



更生し出所した彼を受け入れてくれた“ひまわり食堂”
のドクチャ(キム・ヘスクさん)とその娘ヒジュ(ホ・イジェさん)との
家族愛に胸が熱くなります。
キム・ヘスクさんは実に韓国のオンマそのものですよね。
情が深くて強くて。

 

テシクに母と妹ができた。仕事にも就き、夢を持つようになった。
幸せの意味を知り、二度とケンカをしないと誓ったはずでしたが、
回りがそれを許さない。日本のヤクザ映画によくあるパターンですね。

レウォンssiのアクションシーンもすごいです

喧嘩が強すぎ~

最後に殴りこみのシーンがあるんですが、その時にバックにかかる歌は
きっとキム・レウォンssiが歌っているんでしょうね。切ないです。

キム・レウォンssiはいろんな役をやっていますね。
でも、いつも変わらないのは無邪気な笑顔です。



『ひまわり』題名の作品は他にも
1970年、イタリアの反戦映画でマルチェロ・マストロヤンニさん、
ソフィア・ローレンさんが主演。
1998年、韓国のドラマ、アン・ジェウクさん、、キム・ヒソンさんが主演。
2000年、日本の青春映画、袴田吉彦さん、麻生久美子さんが主演。
がありました。