ゆいの気ままな日々

大好きな韓国ドラマのこと、気ままに綴っていきます。

デイジー /アナザー・バージョン(2006年 映画) 26

2009-12-18 09:26:15 | 韓国映画た
韓国と東京、大阪だけで公開されたプレミアバージョンの
『デイジー』アナザー・バージョンは




パク・ウィ(チョン・ウソンssi)の視点で
描かれた作品
なので、チョン・ウソンssiの登場が
インターナショナルバージョンより多くなりました。
殺しのお仕事なので報われることのない悲しい愛を
描いています。


あいまいでわからなかったことがこのアナザーバージョンで
少し理解出来たような気がします。映画は(ドラマもそうですが)
編集の仕方でいろいろ変化する
ものだということが分かりました。


『デイジー』という映画を観た人のほとんどの人は
インターナショナルバージョンだと思うので、
このアナザーバージョンの方は少しネタバレします。
未見で、ネタバレのお嫌いな方は
ご注意ください


インターナショナルバージョンを観て、
アナザーバージョンを見ると、重要な台詞がカット
されていたことがわかりました。
基本的にインターナショナルバージョンと
アナザーバージョンの物語が一緒なので、
両方を比較しながら観るといいですね


最初にヘヨンの語り、次にチョン・ウの語り、
そしてパク・ウイの語り、
これはインターナショナルバージョンと一緒ですね。


ヘヨンにデイジーが届き、
パク・ウイに黒いチューリップが届きます。
「花は愛を届けるが、死も届ける」
暗殺を指令されると黒いチューリップが届くということを
アナザーバージョンで知りました


パク・ウィってヘヨンに話しかけることもできず、
遠くから見守りながら、彼女がお茶していれば、
自分もお茶して「乾杯」と言ってみたり、
正体を明かさず、花を贈り続けたりと、
かなりのストーカーですよね。


パク・ウィが彼女の動作のまねしていたのですが、
「彼女のまねをしていると、彼女の
ように魂がきれいになるような気がした」

って、アナザーバージョンのパク・ウィが言っていました。
まるでヘヨンは神ですね。
インターナショナルバージョンではその言葉はなく、
単に好きな人のまねするストーカーみたいでしたけど・・・



インターナショナルバージョンでヘヨンがチョン・ウを
初恋の人と勘違いしたいきさつがあまり詳しくなくて、
ただ、ヘヨンが似顔絵のお仕事している時にデイジーの
鉢植えを持ってきてくれたからだけかと思っていたら、
アナザーバージョンで明らかになりました。


ヘヨンの所に毎日デイジーの花が届くのが4時15分
だったのです。なぜその時間なのか・・・
ヘヨンの本当の初恋の相手はパク・ウィだったのですが、
パクウィの台詞で、ヘヨンと「出会った日が4月15日」
って出てくるんです。4月15日に出会ったから、
4時15分に花を贈ることにしたんですよね。

なぜ、チョン・ウを初恋の相手と勘違いしたのかは
4時15分にチョン・ウがデイジーの鉢を持って自分の前に
現れたからなんです


チョン・ウが普通の刑事ではなく、インターポール
だってこともアナザーバージョンで明らかになりました。


インターナショナルバージョンで、パク・ウィに
暗殺指令が来たときに、ヘヨンはなぜか眠って
しまいましたが、そこもよくわからなかったんです。


でもそれは、ヘヨンがパク・ウィにすすめられて飲んだ
紅茶の中に睡眠薬が入っていたんですね。
パク・ウィが殺しのお仕事をしに行く時にヘヨンに
邪魔されたくなかったから入れたんです。


そしてアナザーバージョンにだけある
パク・ウィからヘヨンにあてた手紙は・・・


「最初は愛らしい人を助けるつもり
だったのが、橋を作ったら君が絵を
くれたから、俺はデイジーを届けた。
俺が作った橋は君と彼を繋ぐことに
なった。でも彼が去った後の君を
放っておけなかったんだ。
自分でも知らぬうちに君の前に立って
いたんだ。君がくれた心を返すよ」


パクウィの気持ちがよくあらわれていると思うのですが、
なぜインターナショナルバージョンで使わなかった
のでしょうか?アナザーバージョンを観させるために
疑問をたくさんにしたのかもしれませんね。


まだまだ本当にたくさんの疑問が解決できる映画です。
インターナショナルバージョンしか見ていない方はぜひ、
アナザーバージョンも観ることをお勧めします。