カメラマサムネ

スピッツ・草野マサムネさんの詞からみつけた花・夕焼け・風・人・ぬけ道 撮ってみました

「手放してやれ」

2008-09-11 13:28:55 | 本本本(★★★★☆~)
臨場 横山 秀夫著 2004年 ★★★★☆

臨場ー警察用語らしい。まず最初に死体を見て、他殺か自殺か判断する。

その臨場にのぞむ「検視官」が登場する8編の短編集。
主人公は毎回違い、その人の視点から見た「倉石検察官」が語られる。

とゆうわけで死人がオンパレード。
どれもこれも倉石検察官がすぱっと明確で天才的な推理?をしてくれるので
スッキリおわる。しかも。いいこと言うんだな~、これがまた。
心にずしっとくる重みのある一言が言えるのは、
観察力と人間の器の大きさのなせる技か。じーん。

父から譲り受けた本なので、確かにおじさん向き…ってかどれもこれも渋い。
きらびやかな華やかさはなくとも、いい本はいい本じゃの~

他殺なのか自殺なのか。その判定の現場に興味のある人、
地味ながらもキラっと光るミステリー・警察小説が好きな人におすすめ。


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2 コメント

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Unknown (yuccoo)
2008-09-12 16:53:26
普段から思うのだけど、味のある指導者
(甲子園に導く先生とか)って
よく人を見ていて、その人のためになる的確な言葉を
絶妙なタイミングで発せられるんだよね。

そうゆう人がでてきます
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Unknown (ひかる)
2008-09-11 18:43:39
yuccooさんが言うミステリーだから、
良い意味で影のあるお話なんだろうなあ
心にジンとくる言葉・・・
読みたいなあ。
赤川次郎 さんの小説にも、よく刑事が出てくるので・・・
早速メモします~
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