落ち着いていて、過剰ではない自然な自信があって、穏やかな余裕のある人ーー
幼少時代に誰かにしっかりと愛された記憶がどこかにある人はそんな佇まいだ。
虚勢を張ったり威張ったり自慢したりしない。
そんなことをしなくても世界は自分を受け入れてくれることを知っている。世界に対して安心している。
みんな心の中にいろんな「欲しい」を抱えている。
「もっと自分に注目して欲しい」「カワイイ服や小物が欲しい」「凄いねって認めて欲しい」「無条件に愛して欲しい」…
自分の「欲しい」ばかりに気をとられていると、余裕がなくなる。
自分の悩みや自分の劣等感や優越感に気持ちが集中して、他の人の気持ちは二の次になってしまう。
そんな自分が徐々に成長できたのはいつのころだろう??
もがいてもがいて、人と比較して落ち込むことにもうんざりして、いっぱいの人に褒めてもらって
そしてだんだん「欲しい」気持ちが薄れていった。
自分で自分に「今の私でOK」を出せるようになっていった。
満たされてそして癒されていったんだなあ。みんな本当にありがとう!
いま、わずかだけれど、余裕ができてきた。
今度は私が恩返しをする番。必要としている人がもしいるならば「与える」番がやってきた。
ひとりの力だから、できることは限られている。
でも一番したいことは・・・「気持ちによりそうこと」
つらいとき、しんどいとき、苦しいとき。
ついつい励ましてしまった今までの私。おしりを叩いていたんだなあ。
でも「大丈夫だよ」ってただ、優しい気持ちで共感すること。それができたらいいね。
先週は平日も週末も怒涛のように人に会いました。
初対面の人も含めて50人くらい??いっぱいの人とお喋りしたなあ。
人と会って話すと、毎回本当に色々感じて勉強になる。
それにしても色んな人がいた。アラスカ大好きな人、子育てしながらアロマの学校に通うマダム、
4年付き合った彼女へのプロポーズのシチュエーションに悩む青年、赤ちゃんを待ち望む人、
屋久島で自然をいっぱい浴びて森のガイドをしている人(←この方たちについてはまた今度詳しく!)…面白い!
「出会いは必然」この言葉にウソなし!!どんな人と会っても、今私が必要としてるヒントがゴロゴロ埋もれている。
3歳までにどれだけ大人に受け止めて愛してもらったかによって、その子の性質が決まると思う。
そう話したら、友達がすごく興味深い例を教えてくれた。それは「盲導犬」
盲導犬になるには厳しくて地道な訓練が必要なんだそうで。
で、盲導犬候補犬は生後2ヶ月から1歳まで、一般家庭に預けられる。
とにかくいっぱい愛情を注いで可愛がってあげてください。そう言われるんだって。
その8ヶ月で人間に愛された記憶があるから、その後盲導犬は人間を信頼してずっとがんばれる。
それを聞いてじーんってした。
そうだよ、そうなんだよね。
いっぱいの愛は消えることのない幸せの記憶を、どこかに保存してずっとずっと心を温め続けてくれる。
いっぱいの人に暖めてもらって今の私がここにいる。今度は私が誰かを暖める番なんだ