Chance is with the music

音楽を糧にしつつ、日々を過ごしてます(家主:yucca)

東京スカパラダイスオーケストラ@横浜BLITZ

2007-04-19 23:22:26 | LIVE
今日も必死で定時ダッシュすると急いで駅のトイレで着替え。でもってなんとか開場時間ちょい過ぎに新高島に到着すると、本日ご一緒させてもらうMさんとお会いして入場しました。いつも思うのですが、みなとみらい線はなぜ各駅しか新高島に停まらないのでしょう。東横線からの直通急行も停まってくれれば、相当便利になるのに・・・と思ったけど逆か。BLITZがこんな妙な場所にできたことのほうが、そもそもの問題ですよねきっと。

今日は前方柵のやや後ろ・中央よりにスタンバイ。で、初スカパラのMさんといろいろお話させていただいているうちに、今日もスエーデンが流れ出します。が、黒い幕の向こうにいくら目を凝らしても、おっさん達のシルエットが現れないわけですよ。あれー、もうスエーデン終わっちゃうよー?と首をかしげながら成り行きを見守っていたらば。

シンセの音と同時に、うっすら見えたのは沖さんのシルエット。そしてその音に呼び込まれるように、メンバーが次々とステージ上にやってきます。あああ、そういうことか!いいねえこの演出。今日いいねえ!わーーーーい!

というわけで、AXやチッタより後方にいたにも関わらず、結局おしくらまんじゅうで大騒ぎとなる周囲。でもってさらにその勢いは加速します。なんと3曲目、テキーラ!うわあ変えてきたよ加藤曲だよ、Howlin' Wolvesも好きだけども、やっぱりこの曲が序盤にあるとスイッチの入り具合が違いますわ私。そしてたぶん、加藤さんも。

3曲目終わりの谷中さんMCが珍しく記憶に残っているのは、たぶんアンコールのときに同じ事を言ったからだと思うのですが。「ベスト盤が出たから、今日はベストライブだよ。ベストって言葉いいねえ、だってベストだよ!」みたいな。なんか欣ちゃんが言いそうな台詞だなあと思いながら聞いておりました。

ダウンビーのあとは確か、SKULL COLLECTOR。そしてWALK BETWEEN RAINDROPSをはさんで、AXチッタで言う所の新曲その2へ。おお曲順をいじっていますね、いいぞいいぞお。このあたりでやっと周囲に踊れるスペースができて、快適さがアップ。ちなみに新曲その2、自分内仮タイトルは「シェイカー」です。でもってシェイカーからそのままギターで繋いでNatty Paradeになだれこみ。こういう風につなぐのって、スカパラ的には意外と少ない気がするので、新鮮でとても良かったです。

Osean to Oceanでは、沖さんの音色がちょっと変わりましたか?そんで中盤の沖さんソロ、昨日までは「口笛+鍵盤」だったのですが、今日は口笛をなくしてその代わりにより印象的な鍵盤の音を、みたいな風になってました。銀河と迷路前の欣ちゃんのMCは、思い出の横浜の場所について語る様子が欣ちゃん節の王道って感じで、えらい爆笑しました。でもその割に、最後にめずらしくうまいこと話をまとめていたのには、驚かされましたが(←失礼)

ええとそれから、フィルムメーカーズが確か中盤になっていて、雨の軌跡はけっこう終盤近くへ。新曲その1は、曲の構成が変わっていたようなそうでもなかったような。Howlin'のほかにAXチッタから除外された曲は、Blue MountainとSKARADAでした。あーSKARADAは今日も聴きたかったかもしれません。Zeppではまたやってほしいです。

今日はちょっと後方から観ていたせいか、前半は加藤さんの煽りに惑わされずに観ていられたのですが。ちょっと引いて冷静に観ると、それはそれでまた今日の加藤さんがカッコいいわけですよ、赤のフェンダージャガーが似合う姿とか!(←ほっといてください)。で、相当うれしくなってきたところであのLEFT WITH THE DOGはツボに入りました。中盤あたりで見せてくれたジャンプ→ターン→ギターかき鳴らし、の流れにはもう狂喜ですよ。そして結局、冷静さなんて完全に失われるという。

今日はAXチッタでは聴けなかった新曲も1曲披露されました。あんまりよく覚えてませんが、わりと面白い感じのメロで、沖さんの鍵盤の音色と加藤さんの裏打ちの力強さが印象的だった曲。で、そのアウトロからそのままCome On!につないでました。Come On!は、北原さんが地味に「いらっしゃーい!」を連発してたのがえらい楽しすぎでした。あれ、前のブロックにいたらお言葉に甘えて北原さん前に突っ込んでいってしまったかもしれません。

そしてここで、さいアリを一瞬思い出すようなあのトランペットの音とフロアの歓声。きた、ここできたよゴッドファーザー!ここから再び、フロアは限界まで大盛り上がり。さらにタングズになだれ込むと、一部ではモッシュも発生してました。AXやチッタは前にいたので、全体がどれだけ盛り上がっていたかよくわからなかったのですが、いやあ間違いなくこの夜のBLITZの盛り上がりはヤバかったです。

そして今日も限界モードでWhite Lightに突入ですよ。恒例の「加藤隆志とゆかいなホーンズたち」(←違う)の場面では、なんと大森さんまでが乱入。スティックだったか何だったかを両手に持って、いちばん後ろでポーズをキメる大森さんが最高でした。加藤さんはただ熱いだけじゃなく、明らかに昨日よりも数段楽しそうで。ああ、なんか他にもいろいろハッピーにあふれてたような気がするのだけど、加藤さんに釘付けだったという事実以外思い出せません。

アンコール1発目のイントロは、今回もあの罪なピアニカの音色でした。そして今夜はその音色にあわせ、ペットボトルをピアニカに見立てて吹きまくる北原さんや、なぜかエアギターを始める欣ちゃん。あーもう、なんだか意味がわかりませんが、とにかく楽しいっすよ!というわけで、今日のスカミーのイントロでは、いつも以上に気合を入れてジャンプさせてもらいました。

曲中では、例の間奏での上手側かけ足パフォーマンスになぜか大森さんも参加。しかしこれはどうも加藤さんに無理やり促された感じで、結局大森さんはだるそうな表情ですぐリタイヤしてしまったのでした。あのシーンもなかなかレアでうれしかったです。

スカミーが終わると、谷中さんはまず冒頭と同じ台詞を叫ぶ。「言ってみるもんだねえ、今日はベストライブだよ!ベストっていいねえ、だってベストだよ!」と。しかも続いて「今年いちばんかもしれない」という言葉まで出てきたということは、やはりこの日のライブは演ってるほうからしてもかなり良い出来だったということでしょうか。いやあ有言実行なおっさんたち、すばらしいです。ただ、さいアリがいろんな意味で特別だっただけに「今年いちばん」は言いすぎかもしれませんが。

メンバー紹介では、加藤さん、大森さん、沖さん、北原さん、GAMOさんがしゃべったんでしたっけ?大森さんが「ナッティのときに手を振るみんなを見て、ナウシカを思い出しちゃったよー」と言いながら、例の「クライマックスで王蟲の上を駆け回るナウシカを見た大ババさまの台詞」(ちゃんと思い出せません)をモノマネしてくれました。それじゃ、青スーツを着たメンバーが誰かナウシカ役でダイブしてくれてたら、たぶん画的には完璧だったんじゃないでしょうか。北原さん、Zeppではぜひ(←何)。

というわけで、残るはラスト1曲ですが。耳に飛び込んできたまさかのイントロに、最後にもう1度テンション振り切れてしまいましたよ。モンスターロック!わああこれライブで聴くの1年ぶりだああ!確か去年の5月、同じBLITZで聴いて以来。でもあの時は本編ど真ん中でメドレー形式だったから、こうして最後にこの曲に熱くさせられるのは本当にひさしぶり。本当にうれしくて、ろくにステージも観ずに踊り狂ってしまいましたよ。あ、でもちゃんと冷牟田さんには撃ち抜いていただきました。やっぱりこれがなくっちゃあモンスターロックは。

そして締めには、私が待ち望んでいた加藤さんの大ジャンプ!!これが観たいと前日のチッタ感想文に書いたのですが、いやあ言ってみるもんだ。やはりあの「ジャンッ!」があると、燃え尽きたなあと実感できる気がしますわ。

モンスターロック後は「かとおおーー!」と叫んで突き上げた左腕を、10人のいちばん最後に加藤さんがステージを去るまで降ろすことができなかった、そのくらい熱くさせられたこの日のライブ。いや、AXもチッタももちろんめちゃくちゃ楽しませてもらいましたが、踊るスペースとか、セットリストとか、視界とか、音響とか、いろんな条件に関してこの夜がいちばん文句なしの素晴らしいライブだったというか。そういえば去年のスカパラ@BLITZもめちゃくちゃいいライブで、ちょっとした加藤的奇跡(←何)も起きたんだっけ。ああ、スカパラとBLITZの相性ってひょっとして抜群なんじゃないでしょうか。距離は遠くてツラいけど、ぜひまたここでやってほしいです。

さて、アラバキ欠席の私は、次におっさん達にお目にかかれるのは1ヵ月後のZeppです。その頃には、新曲もいろいろ変わっていたりするかもしれませんね。今回も良いツアーになることをお祈りしてますので、気をつけていってっしゃーい!

コメント (1)
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