Chance is with the music

音楽を糧にしつつ、日々を過ごしてます(家主:yucca)

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2006 in EZO(2日め)

2006-08-19 23:27:47 | LIVE
朝8時過ぎに起床。疲れは全然取れてないけれども、外がずいぶん明るいことに気づいてテンションが上がる。わ、薄日が差してるじゃないですか!ひょっとしてこのままお天気になるの?すごい、奇跡的だなこれは。そんなごきげんな2日目の幕開け。きっと今日もいい日になるよー。

でもって駐車場の出し入れが可能になる9時を待って、お風呂に入るべく手稲の「極楽湯」に向かう。ここ、すごく良かったです。さすがに10時のオープン時には混みましたが、少し待てば洗い場は余裕ありましたし。何よりたったの390円で、あのお風呂の充実ぶりとキレイさは絶対お得です(私はプラス250円で貸しバスタオル+シャンプー・リンスセットを利用)。スーパージェットバスで、疲れたふくらはぎを思いっきりほぐしてもらいました。風呂あがりには、お約束のフルーツ牛乳もゲット。あれ、私なんでここにいるんだっけ・・・。

長湯をし過ぎて思いのほか会場に戻るのが遅くなってしまったのですが、おかげでカーラジオでJUSTA RADIOをちょこっと聴くことができました。てっきり録音だと思ってたら、AIR-Gから生放送と言われたのには仰天。えええー、だったら会場内のAIR-Gブースからやってほしかったよう。欣ちゃんGAMOさん、放送が終わったらまた戻ってきてくれたんでしょうか。最後まで聴けなかったからそこらへん不明。

今日のトップバッターはアナログフィッシュと決めていたので、風呂あがりの1杯としてビールをゲットしてから、アースへ向かう。時間ギリギリでアースに着いたんですけども、思いのほかお客が少なくてちょっと拍子抜けしました。あらー、北海道ではアナログさんってあんまり認知されてないんでしょうか?まあ今日のオープニングは各ステージとも豪華だし、仕方ないのかもなー。

そしてメンバー登場。RIJFではシングルとかメジャーナンバー連発のセットリストだったので、今回も同じような夏フェス用セットリストなんだろうなー、と予想しながら1曲目のイントロに耳を傾けた次の瞬間、思いもよらぬメロディにびっくり。ええええ、これって、バタフライじゃん!アナログさんのおもしろさがぎゅーっと詰まったこのナンバーからくるとは、やるう!

さらに次が、確信なんてなくてもいいよ→世界は幻。シングルでもなければメジャーナンバーでもないけども、ちゃんとアナログさんらしさをアピールできるこの流れ。ライジングでここまでやってしまえるとは、素晴らしいではありませんか。正直、RIJFのセットリストより10倍好みです。いやはやあっぱれ。

ここで満を持して、スピード!さらにHello→BGM。ちょうどいい具合に酔いの回ったタイミングでこの盛り上がりナンバー連発は痛快すぎました。下岡くんのボーカルがやや走り気味だったのにハラハラしつつも、体は正直なもんで踊る踊る。実は13時半からの真心@REDを頭から観たかったので、アナログさんは4曲で撤収と決めていたのですが、とてもこの場を離れられないくらい楽しくて、結局6曲まで粘ってしまいました。ああ、ほんとは最後まで観たかった。ラストに出かけた、やったんですねえ。残念だなあ。

アースを出ると、向こうからはもう拝啓、ジョン・レノンの音が聴こえてくるではありませんか。急ぎ足でREDに到着すると、すでに通路ギリギリまで黒山の人だかり。結局ほとんどステージの見えないところしかスペースは取れなかったけども、次から次へと繰り出される「ザ・真心」的な名曲の数々に、もうそれだけで満足して体を揺らしておりました。そしたらば。

「今日はキーボードに素晴らしいゲストを迎えています。東京スカパラダイスオーケストラの、沖さん!」ヨーキン様の突然のMCに仰天ですよ。えええ?!沖さんがいるのお?!慌てて背伸びしてステージに目をやると、確かにあのたたずまいは沖さん。思いがけないスカパラメンバー登場に、ますますテンションが上がります。しかも、それと同時に見えた桜井さんのいでたちに爆笑。そのオーバーオール姿って、例のフジロック単独シークレット出演の時の、歌のお兄さんの衣装じゃありませんか。「話すと長くなりますが、今年の僕の夏はこれなんです」と語る桜井さん。最高です。

たっぷり1時間超、ほんとに素晴らしいセットリストだった真心。このアナログ→真心の流れが、個人的には今回のライジングの中でいちばん気持ち良かったです。どんどん晴れ間も広がってきて、本当にいいひとときでした。

その後は、オフィシャルグッズ売り場に移動して予約してたTシャツ(太陽Tの白)を受け取り、いよいよお約束のガチャガチャに挑戦です。今年はとりあえず10回勝負!と決めて挑んだんですけども。結果は・・・空振り(涙)。いや、空振りというとせっかく引き当てたミュージシャンの皆さんに失礼なのだけど。自分のお目当てが全くない上に、交換のニーズがありそうな人気者系もまったく出なくて。でもデザイン的にかわいいのがあるからいいや、これもガチャガチャならではよ、と自分に言い聞かせ退却したのでした。とほほほ。

その後、REDで民生をちら見してから米米を見るためにサンステへ移動。そういや初日のレポに書くのを忘れてましたが、今年もリストバンドチェック隊の元気さとユーモアには、めちゃくちゃ元気と笑顔をもらいました。自分はサンステとアースの間を通るたびに、ほぼもれなくハイタッチしてましたもの。また来年も楽しませてください、期待してます。

そして祭太郎!ちょうど米米前に通りかかったときにラジオ体操が始まるタイミングだったので、迷わず参加しましたよ。いちばん最初に「風の谷のナウシカ」でウォーミングアップをやったのが、あまりにも謎でおもしろすぎました(笑)。いやあ、ラジオ体操なんてやったの10年ぶりくらいじゃないかと思うんですが、意外と覚えてるもんですねえ。あんなに爆笑しながらやるラジオ体操は、間違いなく初めてですが。もらったラジオ体操カードとうさぎ型のシール、すっごくかわいかったです。

体があたたまったところで、米米。スタンディングゾーンのかなり後方で観てました。正直、曲はメジャーナンバーしか知らなかったけど、それでもきっちり楽しませてもらいましたよ。前半、小野田さんの姿がまったく見られなかったので「?」と思っていたのですが、満を持してのあの登場には本当にやられました。すごい、さすが稀代のエンターテイメント集団だ。ところでみなさん、知ってましたか?小野田さんは実は石狩出身でもなければ、あの日がバースデーでも何でもなかったことを。意味のない大嘘、まさにエンターテイメントじゃありませんか。完全に一本取られました。

あと、シュークリームシュのダンスがあまりにも完璧(たぶん)で、石井さんよりも目を奪われました。おそらくお2人とも結構な年齢になっているでしょうに、あの動きはすごすぎる。刺激を受けた私も、調子に乗ってShake Hip!ではうろ覚えダンスに挑戦してみましたが、当然踊れませんでした。ああせめて付近に、完璧に踊れる米米ファンの人がいてくれればなあ。

米米後は、長い夜に備えひとまずテントでひと休みしました。しかしこの時やってた甲斐さんのステージでの、お客さんの入りが相当アレなことになってたそうですが・・・。あのう、ちょうどラストのHEROをやってた時、私はトイレから戻ってくるところだったんですけども、テントサイトではメジャー曲につられて顔を出していた人たちが結構いましたよ。他にもきっと、ステージから見えないところで耳を傾けてた人とかたくさんいたはず!って私は何のためのフォローをしてるのだろか。

日も暮れかけた頃、ベンジーを観るために再びREDへ移動。実はこれまで自分、ベンジーって1度もライブ観たことなかったんですよ。音楽とかあの雰囲気に、ずーっと興味が持てなくて。でもこのたびの新曲「危険すぎる」が素直にカッコいいなあと感じたので、ぜひ観たいと思って。結局数曲しか聴かなかったけども、実際に観てそのカリスマ性に納得しました。あれはさすが、引きつけられるものがありますねえ。その昔、イカ天でブランキーが5週勝ち抜いた瞬間を見た時のことを思い出しましたよ。歳がばれる。

そのままベンジーを観てても良かったのだけど、どうしてもさっきのガチャガチャの結果が後味悪くて、ここで思い切って再度ガチャガチャの列へ移動。でもオトナなんだから理性は大事、今度は5回きりのチャレンジだぞ、と心に決めて。そしたらば、たった5回で出るわ出るわ。欲しかった真心、ライジングオフィシャル、テナー、米米。なんですかさっきとこの差は。という訳で、今度は自信を持ってバッジ交換会に参戦です。

ものすごい人でにぎわう交換会に加わると、すぐさま「米米ないですかー」と悲壮感あふれる女性の声が。「ありますよー米米」と話しかけると、「ええー!この中のどれとでもいいから交換してください!」とのお返事。どうやら本気の米米ファンの方だったらしく、差し出されたキャップには30~40個はあろうかというバッジの山。これだけ引いても出なかったのね・・・そりゃ泣きそうにもなるでしょう。幸いそこからアナログさんを発見したので、私も大喜びで交換成立。「アナログフィッシュ?知らなーい」と言われたけど、まあこの際許します(←何様)。あと、テナーもすぐもらい手が見つかったので、クロマニヨンズと交換。わーい。

とその時、突如「あー!」と目の前で聞き覚えのある声がするではありませんか。驚いて顔を上げると。うわ!Aさん!RIJFに続いてここでも偶然会えるとはびっくりじゃありませんか。しかも、なぜかおたがい去年のデビルロボッツTシャツ着用で。なんでしょうこの展開(笑)。

ここでAさんに「クロマニヨンズ観にサンステに戻るから、GREEN側でごはんでも」とのお誘いを受け、一緒にてくてく。シークレットのバッジを見せてもらったり、昨夜のスカパラステージについて熱く語ったり(大森さんのカチューシャに激しくダメ出し)、聴こえてきた吉井さんの歌声に感動したり、米米を解説してもらったり、とても楽しかったです。GREEN側屋台でゲットしたスープカレーが激しくハズレだったのが残念でしたが。

でもって、そのままAさんとサンステ前方に移動してクロマニヨンズを観ました。単純にすごく楽しくてすごくカッコよかったです。ヒロトは昨夜とはうってかわってヒロト度100%(最後ステージ去り際にお尻全開してた)。マーシーは2度くらいステージ下に降りてましたねえ。自分も相当楽しくノらせてもらいましたが、それ以上にPAテント裏集団の盛り上がりっぷりがハンパなくすごかったです。ステージもスクリーンも見えないであろうあの場所で、彼らにはいったい何が見えていたのでしょうか。今回の隠れた名所だったらしいサンステPA裏、せっかくだから1度行っておけば良かったかしら。

クロマニヨンズ終演直後に花火。それを楽しんでからAさんとお別れし、RED近くで相方と合流。ふたたび敷島ちゃんこを食べながら一息入れました。REDでやってたこだまさんがかなりいい感じだったような。ゴッドファーザーやったのにはびっくりしました。

モーサムも観たかったんだけど、疲れてきたのでアース外に座ってちょっとだけ鑑賞。あー、ロッキンルーラの時だけでも勢い突っ込んで行けば良かったかしら。そして23時を回ったあたりで、体力を振り絞ってついにボヘミアンへ移動。私は2年越しの初ボヘミアンですよ。この時間帯にあの場所に行くと、想像以上にキレイで怪しくて秘境感ありましたねえ。昼間だとどんな雰囲気なんだろう、この辺は来年確かめなければ。そう言えばトイレは会場の中でもボヘミアンが断トツキレイでした。

ボヘミアンに着くと、マルコス・スザーノのセッション真っ最中。つーかステージがあまりに暗くて、相当前で観たにもかかわらず誰がやってるかもよくわからないくらいでしたが、たぶんその音を繰り出しているメンバーの中には、私が敬愛する森俊之氏や、スガバンドでいつもお世話になっているタカさんこと沼澤氏もいるはずなわけで。その得体のしれない感じと、しびれるような音の感覚が、まさにあの深夜のボヘミアンにぴったり。つーかヤバすぎですあれは。

スザーノ氏ご一行がステージを去った後は、相方がそのままLeyonaを観たいと言うのでその場に残留。しかしステージの音が消えたボヘミアンは、まさに眠れといわんばかりの静かな環境でして。いよいよ疲労も限界に近づいていた自分は、Leyonaまでの待ち時間をどうにもしのぎきれず、ついに干し草の豊富な地面にごろんと転がり寝てしまったのでした。これ、夜になってもほとんど冷え込まずにすんだからできたことだろうなあと思います。例年並みに気温が下がってたら、きっと凍死しかかってたんじゃないかと。

そして30分後、目覚めると周囲は一転、かなりの人口密度になっていたものだからびっくり。このあとのLeyona~タイジオールスターズに備え、かなりの人がボヘミアンに移動してきてたようです。まもなくLeyonaがステージに現れると、それまで座り込んでたお客さんもきっちり総立ちになって大盛り上がり。がしかし、もはや簡単に眠気の呪縛から抜け出せなくなっていた私は、けっこう前のほうにいたにも関わらず、Leyonaのライブのほとんどを、立ったまま半分眠った状態で聴いていました。leyona嬢、申し訳ないです。貴女の素晴らしさは認識しているつもりですが、あの状態ではとても無理でした。

Leyona終了後は、ひとりでREDへ移動したのですが。ここで眠気をふっとばす音に遭遇。ズボンズが!何これ、すごいライブしてるじゃありませんか!最後の2曲しか聴けなかったけど、あの音にはびびりました。ズボンズってアラバキのときチラ見した経験しかなくて、今回は「できれば観よう」くらいのつもりでしかいなかったんだけども。無理してでも最初から観とけばよかった、そしたら今回のベストアクト級だったかも知れなかった、と激しく後悔。だああ、次の機会には絶対観る!

でもってこの後、レディキャロ@アースを途中から観に行ったんですが。あのう、レディキャロ、すごく音悪くありませんでしたか?ギターの音がやたらキンキンして、あのカッコいい音がすごく台無しになってた気がして。PA斜め後ろくらいにいたんですけど、その位置がいけなかたったんだろうか。結局どうにもその音に耐えられず、2曲くらいで泣く泣くアースを後にしてしまいました。ああズボンズといいレディキャロといい、うまいことあの瞬間にハマれなかった自分が悔しいっすよ。

そして夜もいよいよ佳境。各ステージがディープな時間を迎える中、ここで自分が選んだステージは、スペシャルセッション@REDでした。前回のときのセッションメンバーの豪華さは話に聞いていたので、さあ今回はどんな人たちと交わってくれるんだろう、やっぱりあの辺とかあの辺の人たちがどんどん登場するのかしら、とドキドキしながら、けっこう前のほうにポジションを確保。

トップバッターのゲストボーカル・安藤裕子ちゃんはとてもステキでした。続いて登場した百々さんも、オレンジ×赤という強烈コーディネートでいながら見事に色気を振りまいてて、見ごたえじゅうぶんでございました。達也さんのドラムとtatsuさんのベースの相性も、やっぱりすごくいい感じ。延べ1時間半、とても熱くて濃いセッションを聴かせてもらいました、が。

・・・うーん、自分が勝手に期待してたのが悪かったと思うけど、正直もっといろんなミュージシャンと入り乱れながらのセッションを観たかったかもしれない。結局事前の出演者告知に名前の出てた人しかステージに登場しなかったし。「and more」はどうしちゃったの?という疑問はやっぱり残りますね。できれば、もっといろんな風に転がっていく達也さんのドラムが聴きたかったです。すみません、深夜にこんなグチばかり言って。

スペシャルセッションが終わったのが3時半。ああ、もうすぐ夜明けだ、ライジングが終わっちゃう。このまま力尽きては不完全燃焼じゃないか自分。最後は倒れるまで楽しみきらないとライジング!

という訳で、ローソンで肉まんをゲットして最後のエネルギー充電。そして向かった場所は、当初よりここでバカ騒ぎをして夜明けを迎えたいと思っていた、ドーパン@アース!ロックスター、私を真っ白な灰にしちゃってくださーい!(←馬鹿)

3時50分の定時きっかりにドーパン登場。外には屍状態の人も多く見られる中、アーステントでは満員に近いお客が拍手喝采で3人を迎えました。いやあ、ナチュラルハイ状態だと、ただでさえ楽しすぎるロックスターのMCもあのカッコいい演奏も、RIJFで聴いたときの何倍も快感ですねえ。序盤のHi-Fiあたりでは「あー踊りたいけども、体がまるでいうことをきいてくれないよー」な状態だった私も、気づけば4曲目くらいから後、ずーっと本気で踊ってしまってました。正直、英詞モノのバンドってあまり好きじゃないのだけど、やっぱりあの音の魅力には負けます。お見事ドーパン。

スターの「夜が明けたぞー!」というMCで外に目をやると、その風景の色はほんとにもう夜明け。わああ、ついにここまできたよ。終わっちゃうけど、とてもすがすがしい気持ち。

終演後は、もうリストバンドチェック隊も祭太郎いなくなった通路をてくてく歩き、サンステに響くKEMURIを半ば異次元の音のように聴きながらテントに帰宅。ああどうしようかな、やっぱ日の出は見なきゃかなあとも思ったのだけど、見上げた東の空にはかなり雲が立ち込めていて日の出は拝めそうになかったので、「寝る!」と決意。寝袋にもぐりこんで意識が遠のく中、ウエス山本さんの閉幕あいさつや、KEMURIのアンコールの音が聴こえたような。それが私の中の、今年のライジングの最後の記憶。

相方に起こされて目を覚ますと6時半。って、私1時間しか寝てないじゃん。しかしテントの外では既に多くのご近所さんが撤収作業を進めている様子。たった1時間前のテント村状態が嘘のようなその光景に、ああそうか、もう今年のライジングは終わってしまったのだなあとしみじみ感じてしまいました。いやいやでも、家に帰るまでがライジングだ!ここからが本当のがんばりどころではないか、ということで、ぼさぼさ頭&すっぴんのままでテント撤収作業開始(←この状況のヤバさに気づいたのは駐車場にたどり着く直前だった)。そして、どうにかペリカンさんに段ボールを託し終えた8時前、ついに会場を後にしたのでした。さよなら入場ゲートさん、また来年も来るからね。たぶんテントつきで。

レンタカーで会場を後にすると、まずはふたたびの極楽湯へゴー。そこで前日以上に疲れきった体をじっくり癒したところで、次は腹ごしらえへ。本当はスープカレーが食べたくて、それらしき店を何軒か回ったんですが、どこもけっこうな行列ができていたのであっさり断念。結局「それじゃ本社が北海道なんだし」と理由だけで、なぜかびっくりドンキーに入り普通にハンバーグを食べて終了。今考えるとなんだその発想の転換はって感じですが、その位眠気と疲れでおかしくなっていたのでしょう多分。

空港近くのレンタカー営業所で車を返却し、北海道としばしお別れの時間も間近。そんなタイミングで最後の事件は起きました。

レンタカー営業所から空港まで、高校野球の決勝戦中継がカーラジオで流れるマイクロバスに乗せられて移動。ここでうっすらと、ああそう言えばライジング終演後は、帰りの新千歳空港でミュージシャンがうろうろしてるっていう話だよなあ。でももう15時前だし、こんな遅い時間じゃみんな帰ってるだろうし、まさかそう簡単に会えるわけでもないでしょう、はははーと思いながら、空港でマイクロバスを降り顔を上げたその瞬間。

「!!」

我々が降りたバスの前方に停まっていた、おそらく札幌方面からの連絡バスらしき大型バスから降りてきて荷物を手渡されているその人は、森俊之さんではありませんかあああ!昨夜マルコス・スザーノのセッションで見たこの人が、なんで今私の目の前に?!突然の展開にテンパる自分。いえあの、あまりブログで熱く語る機会はありませんが、私この人の鍵盤の音が死ぬほど好きなのです。バイン西川さんのギターと同じくらい。スガシカオのライブでバンマスをやってるんですけども、時にはシカオちゃんより森さんのプレイにも見とれることもしばしば。その森さんがあああ!

とにかく思い切って声をかけさせていただき、ファンであることや昨夜の感想などをお伝えして握手をしていただきました。そこでやっと冷静になって森さんの背後に目をやると、続いてバスから降りてきたのは佐藤タイジさま。ああそうか、これタイジオールスターズ御一行様なんだ。ボヘミアンのトリだったから、帰路に着く時間も遅いのねきっと。タイジさまも遠巻きに様子を伺ったけど、さすがにオーラが出てて近寄れず。あうう。

実はそのあとピエール瀧も見たんですが、尊敬する人との遭遇の後では「あーピエールがいるー」くらいの感慨しかなかったから不思議です。いやピエールもある意味ものすごく尊敬してるんですが。ちなみにどちらとも同じ飛行機ではありませんでしたが。でも北海道を後にする前にこれだけ思い出をもらえただけで幸せ。ああやっぱ北海道最高。ライジング最高。

そんなわけで、20時過ぎに我が家にたどり着いて、やっと本当に私のライジングは終了。ああ、ほんとにほんとに楽しかった。長々と書いたけど、結論はやっぱりそこ。そして来年も行く。言えるのはそれだけ。お客さんもミュージシャンもみなさんもスタッフの皆様も、ほんとにおつかれでしたー!また来年!
コメント (4)
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