暮しを楽しむアイディアノート

2012年の引越しを契機に新しい暮らしを楽しむためのアイディアをメモしています

「早く着つぶす服」と「あとでも着れる服」

2016年04月29日 14時22分34秒 | 片付け

膨大な枚数の冬物衣料をゼーゼー言いながら洗って仕舞いながら、わたしはどうして衣類を「断捨離」出来ないのかについて考えていました。

昔から暑さが大の苦手な私は、専業主婦というおかげで夏はほとんど家に引きこもって遠くへは出かけないという暮らし方が出来たので、タンスの引き出しにはカットソーと短パンだけが入っているという超シンプルな内容でした。汗かきなのでカットソーは毎日2,3枚着替えて洗っていたので数年で色あせたりほつれたりしてしまいますが、そのたびに処分して同じ枚数を新しく買って数量を一定にキープしておけばよかったのです。これが一番快適に夏を過ごせるホームウェアで、他は外出用のとっておきのワンピースが2着とスーツが1着あれば十分で、夏も冬もこういう生活スタイルで暮らすのが私の好みでした。

それが崩れたのは夫が町内会の役員を引き受けてしまってからでした。町内会役員は年中行事のほとんどが夫婦での活動で、きちんとしたサラリーマンらしく地味好みの夫とのバランスを取るために仕方なく好みでもない服を買わざるを得ず、せっかくのシンプルライフがグチャグチャになって私は衣替えのたびにイライラしていました。

その後ここに引っ越してやっと嫌いな服装をする必要がなくなりましたが、それと同時に仕方なく増えてしまった衣類の整理に悩むようになりました。今や世をあげての「断捨離」ブームなのですが、いくら好みではないとは言っても根がビンボー性な私は、まだ十分に着られる程々に上質な服を処分するのはためらわれるのです。でも、一度でも着たらちゃんと綺麗にクリーニングしないと仕舞うことが出来ず、色分けしたり、素材別にお洗濯する毎日にももううんざり。

でも、夫に合わせた服=地味な服は慌てて着る必要はないのだと気が付きました。それでこれらはいったん衣装ケースにたんまりと防虫剤を入れて仕舞っておく事にしました。つまり持っている服を2つに分けて「早く着つぶす服」「あとでも着れる服」とすれば、数回しか着なかった服を洗濯して仕舞うなどという無駄が省けます。

なんとも無駄の多い暮らしですが、当時の私にはその服装が必要だったと夫も理解しているし、これはこれで仕方なかったと割り切って、最後までちゃんと着てから処分しようと思います。幸いなことに若い人とは違って流行を追った服ではないし、私の年代ではこざっぱり小ぎれいであればいいだけの事でしょうからね。

つまりこれからは、服装についてアレコレ考えたりお金を使ったりする必要がない生活(ちょっと寂しい?)が楽しめるはずなので「早く着つぶす服」を今風に工夫して楽しんでせっせと着ようと思っています。

 


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