暮しを楽しむアイディアノート

2012年の引越しを契機に新しい暮らしを楽しむためのアイディアをメモしています

冷凍庫にはまだ8パックの実山椒

2016年01月26日 07時44分11秒 | アイディア

我が家は大規模団地の一番奥まったところにあって団地を囲む生け垣の穴からピョン!と抜け出すと、田んぼや畑のすぐ向こうに里山が続く昔ながらの風景が広がり、私はこの景色が何よりも好きです。山に近いだけに自然の恵みも豊かで、近くの農協のお店の充実ぶりは本当にありがたく、安くて新鮮で安全な野菜を毎日たっぷりといただけるだけでもここに引っ越してきて本当によかったと思います。

我が家の元の住人はなかなかリッチな方だったようで、庭に植えた木は良い品種の物が多く、ピラカンサスには枝が折れそうな位に実が生りますし、山茶花やサツキ、柊木犀の生垣を始めとしてエレガントな姿が美しい椿や淡いピンクの平戸つつじ、紅梅、そして灯篭のそばに植えられた芍薬が渋い和風の庭を華やかに演出してくれます。また深紅のバラは四季咲きで優美で立派な花が咲きます。

庭には他にも柚子や山椒があって、来た時はまだごく若い木でしたが、上質の苗木だったようで植えてからまだ5,6年程度なのに柚子には今年45個も実が生りました。山椒も里山にある友人宅の山椒の木にはなぜか実が生らないとぼやいていましたが、品種による違いなのかもしれませんが、我が家には綺麗な若葉と一緒に取りきれないほどの実が生ります。

以前友人から頂いた山椒ちりめんがとても美味しくて売っているデパートを教えてもらって何度も買いましたが、いつの間にかなくなってしまってとても残念でした。でも、我が家の山椒には毎年たくさん実が付くと知って、2年前からは庭で採れた山椒の実を冷凍しておいて時々「山椒ちりめん」を作ってみた結果、何とか私が好きだったお店の味に近い味になってきたように思いました。これが安定して作れるようになったら、好みの味ではない他のメーカーの山椒ちりめんを食べずに済むと思うのでレシピをメモしておきました。

先日冷凍庫の中を整理していたらアク抜きして小分けにした実山椒がまだ8パックもありました。これを見て焦った私は「どんどん作って娘達にもおすそ分けしよう!!」と思いました。早く消費しないと5月にはもう次の山椒が生るのですから早くちりめんをたくさん買い込まなくては、と焦ります。(^^;

ただ、何年も食べていないせいでお気に入りの山椒ちりめんの味の記憶がだんだんに薄れてきて、なんとなくアクを抜く程度に自信がなくなりました。それで「小さな実山椒の佃煮」の瓶詰を買ってみました。そして炊き立て熱々のご飯に乗せた「実山椒の佃煮」はとても美味しくて、プロが作った物を食べてみても一寸ピりピり感が残っていたのでやっぱり山椒と言うのはこれでいいのだと判りました。それと共にこれからは「ちりめん山椒」だけでなく「佃煮」の方も作ってみたいと思っています。

ほどよいあく抜きをすれば家庭でも美味しい山椒ちりめんや実山椒の佃煮が作れると分かったので5月が来るのが今からとても楽しみです。山椒の実が大きく膨らみ始めると気を付けておかないとあっという間に固くなるのでその前に収穫するようにカレンダーにメモしておこうと思います。


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