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セレンゲティ国立公園(タンザニア④)

2016-12-10 15:06:24 | 海外旅行

2005年3月14日、こちらへ来て始めて綺麗なアフリカの夜明けを見ました。快晴です。食事の時コックさんがオーダーで卵料理を作るのですが、卵が黄身じゃない!殆ど白に近くってスクランブルなんか白っぽい出来上がりになります。餌のせいか、土壌のせいか、鶏の性質なのか判りませんが。 

夜明け前何処かで犬のような鳴き声が聞こえた。野生動物が一杯いるところでマサカ犬を放し飼いするはずもないしと思っていたら、何と縞馬の鳴き声でした。「ワンワン」ってほんとに鳴くのですよ。セレンゲティ国立公園は標高1600m、東京、神奈川、千葉、埼玉4都県より広いとか。360度パノラマで地平線が見られ、その中にポツンポツンとまるで島のように丘が点在している。これは岩石の硬さの差で侵食度が違う結果出来たとか。 

又平原の草丈が殆ど同じなのは主な草食動物のヌー、縞馬、インパラ等が好んで食べる草の高さが違うので結果全く全部食べつくされず平均的な高さで残るとか。一方家畜の羊や牛は根元まで食べてしまうので一旦放牧されるとやがて砂漠化が起きると言う話を聞きました。自然は絶妙にバランスを保っているのですね。 

今日は朝サファリをし、一旦帰って休憩し夕方又出かける予定でしたが、往復の無駄を避けるためランチ弁当持参で夕方早帰りに変更になりました。出かけてのっけに先ず遭遇したのは200万頭近いヌーの大群が砂塵を上げて疾走する最中だった。

普通ヌーの大移動は5-7月と10-11月と聞いていたので嬉しい誤算でした。最近はこちらも異常気象気味でヌーは雨の気配を感じると雨季到来と勘違いしてまれに大移動をするとか。車は約30分動けず、その後もノロノロ運転でヌーの群れをかき分けるようにして進みました。 

ドライバー兼観光案内のカシュワさん37才。小柄で小太り。国立公園内は勿論舗装道路はありません。車で踏み固められた道ですが、場所によりぬかるんではまると抜け出すのが大変でした。動物は車の直ぐ近くにいることもあるし、遠くにいるときはドライバーさんが素早く見つけて教えてくれます。

訓練と生来の視力の良さでしょうね。皆さん望遠鏡も持参です。遠くの被写体は望遠で取りました。僕のオリチャンは優れもの。光学10倍、デジタルで30倍まで。でも揺れるので望遠で撮ると殆どがぶれました。で午前中は平原の丘の上で休憩中のライオンや食事中のブチハイエナ、ハゲタカ等を見ました。ライオンが自ら狩で成功するのは20%くらいで、後はハイエナやジャッカルのし止めた獲物を横取りするとか。 

昼食は公園内のビジターセンターで。ランチボックスは余りに多量で半分も食べられない。すかさず係員が来て持っていくので、何故?と思ったら野鳥や小動物に観光客が与えたりすると変な形で餌付けする結果となり、自然体系を壊しかねないからとか。後トイレが穴にまたがってしゃがむ方式で若い女性は戸惑っていました。 

午後はまだチーターと豹を見ていないのでドライバーさん達はちりじりになり、おたがい無線で連絡しながら平原を縦横に走って探す。幸運にも突然車の近くにチーターが。ほんとにしなやかで綺麗な身体で悠々と通り過ぎていった。後キリンや縞馬の群れ、カバやトピなどを見て十分満足し早い目にロッジに帰った。つづく

セレンゲティ平原の夜明け

ヌ~の渡河

疾走を始めたヌーの大群

死肉をむさぼるハゲワシとハゲコウ

のんびりノピ

平和な午後の風景

水飲み場のシマウマ

お昼寝中の豹

 

 

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