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久し振りに見た 中国映画「帰れない二人」

2019-10-11 10:53:48 | 宝塚・その他の劇場観劇記 & TV

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10・10 nogappaさん「イイネ」で応援アリガトね。

中国映画と言っても合作だが、見たのは「覇王別姫」以来かな。大きな歴史を背景に乾いた感情を前面に出して、かつ情の深さを表現できるのは中国映画が一番。韓国映画はきらびやかで派手な歴史ものとか、家庭内のべたべたしたものが多いので見たことが無い。日本のものも同様家庭内の機微を描いたものが多いのであまり好きでない。好きで見るのはミュージカル映画だけ。

この映画2001年頃の公営鉱山住宅が背景になる炭鉱街の落はく、とIT産業華やかな現代とに挟まれた、三峡ダムで沈む地方都市や新疆ウルムチを代表する石油産業の発展を背景に挟んで、地方に住むやくざ世界に生きた人の哀歓を描いている。これがある程度夫々の時代の実情を反映しているのか、あくまで映画として作られたものなのか定かではないが興味深い映画でした。

ただ葬儀の席で社交ダンスチャチャチャを踊ったり、2001年の炭鉱街でディスコなんか本当あったのか??だが、挿話としては面白い。前半のスピーディな展開に比べ、後半主人公の加齢によりテンポも落ち冗長な場面が増えたのが残念でした。ラストの相容れることの出来なかった二人が別れ、男が雨の降りしきる暗闇の中を沈みゆくであろう三峡ダムの方へ消えていくラストのシーンが、単なる愛の終わりを示しているのか、発展中の共産党支配下の中国の終焉を暗示しているのかは定かではない。

 公式HP参照

「長江哀歌」「罪の手ざわり」などで知られる中国の名匠ジャ・ジャンクーが、ひと組の男女がたどる2001年から18年間の物語を、変わりゆく中国を背景に描いた人間ドラマ。山西省大同。裏社会で生きる男ビンの恋人チャオは、敵対組織に襲われたビンを助けるために銃を発砲する。5年後、刑期を終えて釈放されたチャオは、ビンを捜して長江を訪れるが、かつてのビンの姿はそこにはなく……。ジャ・ジャンクー監督の公私にわたるパートナーであるチャオ・タオが主人公チャオ、「薄氷の殺人」のリャオ・ファンが恋人ビンを演じた。第54回シカゴ国際映画祭で監督賞と女優賞を受賞。

2018年製作/135分/G/中国・フランス合作 原題:江湖儿女 Ash Is Purest White 配給:ビターズ・エンド

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

  • チャオ・タオ

    チャオチャオチャオ・タオ 

  • リャオ・ファン

    ガオ・ビンリャオ・ファン

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コメント (4)
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