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くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

地図にない場所(59)

2020-06-01 19:14:05 | 「地図にない場所」

「――さぁてと。んじゃ行くかな」

 と、ガッチはやにわに立ち上がると、すたすたと歩き始めました。
「ガッチ、どうしたの?」と、サトルが聞きました。「ぼく、気をつけた方がいいと思うんだけど……。この城、なんかおかしいよ。人っ子一人いないもの。だいたい誰が跳ね橋を上げたのさ……。ぼく達が城に入ってきた時は、もう誰もいなかったのに――」
 ガッチは、サトルが言うのも構わず、お城の中を、さくさくと歩いて行きました。
「おれはもう嫌だ。さっさとケリをつけてやる。あの野郎、人にさんざん迷惑かけやがって……」と、ガッチはぷりぷりと怒って、はじめて来たはずのお城にもかかわらず、まるでねむり王のお城を熟知しているかのように、迷うことなく、どこかに向かって進んで行きました。
 サトルは、思いもよらないガッチの行動に、どこか噛み切れない、むずかゆい感じがありましたが、ガッチの歩いて行く後ろを、遅れないようについていきました。
 何度も高い階段を上ったり、長い廊下を渡ったりするうちに、ガッチはひとつの大きなドアの前で立ち止まりました。まだ、ガッチと同じくらい体の小さいサトルが、後ろに反り返って見上げなければならないほど、背の高いドアでした。
 ドン!ドン! と、ガッチが大きなドアを叩きました。けれどしばらく待っても、中からはなんの反応もありませんでした。
「あれ?」ガッチは困ったように言うと、取っ手に飛び上がって回してみました。しかし、中から鍵がかかっているらしく、ドアはびくともしませんでした。
「くそっ! どうなってんだ、この城は」と、ガッチは飛び降りざま、ドアをゴンッ、と足蹴にしました。
「しーっ! 静かに」と、サトルは口の前に、人差し指を立てて言いました。「ガッチ、なにか呻き声のような音がしないかい?」
 サトルに言われて、ガッチはしーんと静まり返っているお城に、耳をすませました。

「おーい……。助けてくれー……」

 かすかですが、確かに助けを求める声がしていました。サトルとガッチは、顔を見合わせると、声のした方に向かって、駆け出しました。
「よし、サトルはあっち、おれはこっちだ」と、ガッチは分かれ道に来るとそう言って、自分が行くといった方へ、一人で走って行きました。
「あっ、ガッチ……」と、サトルはガッチに、どうしてお城の中にくわしいのか聞こうとしましたが、大急ぎで走って行ったガッチは、すぐに見えなくなってしまいました。
 サトルは、しょうがないな……と思いながら、助けを求めている人を探し始めました。
(やっぱり……。ここはぼくが落とされた建物だ。ちょっと小さくなったようだけど……確かにぼくが迷いこんで、落とされた建物だ……)
 と、サトルは広い城の中を探し回りながら、ねむり王を追って迷いこんだ時のことを思い出しました。あの時は、限りが無いほど広い部屋だったようでしたが、しかしこのお城の中には、ちゃんと階段があって、サトルが迷いこんだ建物とは多少違いましたが、お城の中の青一色の彩色や、ドアの形など、サトルが迷いこんだ建物に、間違いないはずでした。
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よもよも

2020-06-01 06:08:11 | Weblog
いやはや。

1日からとうとう通常業務だってうれしさのせいか、

日中暑くて汗だくになった長袖シャツ脱ごうとして、

ついつい胸ポケットに3台目のipodしまったんだけど、

なんの気まぐれかそのまま洗濯槽に突っこんじゃって、

見事にお洗濯。

取り出す時になってカチン、と落っこちて気がついたけど

それ以降気持ちがた落ち・・・。

ジップロックに入れて乾燥させればいいとかってネットで出てたから、

ダメもとでやってみたけど、

あんま本気にしてないXXX

現行の機種は大きくてかさばるから、

nanoの小さなヤツをまたぞろネットでお買い上げ。

はぁ、万金飛んでくのが目に見えるようだわ。

せっかく外食店も開店し始めて少しはうまいもんでもと思ったけど、

2ヶ月は我慢だわ・・・。とほほ。
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