コンピュータ用語学び塾

外国語の基本は英単語、パソコンやインターネットも“コンピュータ用語”が大事ですね。初心者向けに分かりやすく紹介します。

パスワードの作り方

2008-04-04 00:48:16 | インターネット基礎用語
パスワードは、コンピュータやネットワークの不正使用を防止するために、ユーザー(利用者)を認証するために要求される暗証番号です。

銀行カードやクレジットカードと同様に、口座番号に相当するログインID(ユーザ名)と対で使われ、ログインIDとパスワードが一致するかどうかで、本人の確認を行います。

パスワードに、誕生日・電話番号などを使うのは危険で、英字・数字・記号を混在させ、類推されにくい内容にすること等が大事ですね。

なお、パスワードクラック (辞書引き攻撃)という手当たり次第の手法を利用すると、意外と簡単にパスワードが見つけられてしまうそうです。辞書にのっている言葉をパスワードに使うのは非常に危険です。


■良いパスワードとは

以下に良いパスワードの作り方を示します。

(1) 少なくとも8文字以上のパスワードにする。

(2) アルファベット(大文字、小文字)、数字、記号の混在したパスワード。

(3) 名前、誕生日、電話番号などの個人情報からは推測できないパスワードにする。

(4) 一般的に使われている単語をパスワードにすることは避ける。

(5) ログインID(ユーザ名)と同じ文字列をパスワードにすることは避ける。

(6) 「aaaaa」等、同じ文字の繰り返しによるパスワードは避ける。

(7) 覚えきれる範囲で3~5個のパスワードを用意し、上手に使いまわす。

(7)は意外かも知れませんが、全ての場合に違うパスワードを使うことは現実的に困難ですね。見破られないようなパスワードを何個か準備し、それを上手に使うことが現実的です。


■悪いパスワードとは

辞書の単語に基づいてパスワード破りを行うのはもっとも多く用いられる手法で、ずいぶん前に、1秒間に数百万語を試せると聞きました。

今では、コンピュータは更に高速になっているので、辞書等を利用して、簡単なパスワードはすぐに見破られるはずです。

悪いパスワードは、良いパスワードの逆になりますが、以下に示します。

(1) 辞書などに掲載されている単語のみのパスワード
   国語辞書、外国語辞書、地名、固有名詞、人名、登録商標 など。

(2) 自分に関係することがらから類推できるパスワード
氏名、郵便番号、電話番号、生年月日などの個人情報から簡単にわかるパスワード

(3) 数字だけのパスワード、
   数字の組合わせのパターンも簡単に見破られます。

(4) 小文字だけのパスワード
   高々26の文字の組み合わせなので簡単に見破られます。

(5) ある単語の綴りを逆順にしたもの
この種のことはコンピュータの得意とするところです。

(6) ある単語の1文字を置き換えたり、それに1文字を付加したもの
単語の1文字を大文字に置き換えたり、単語の前後に数字を付加したもの


■パスワードの管理

せっかく慎重に考え、良いパスワードを見つけたとしても、パスワードの管理をしっかりしなければ意味がありません。以下のようなことに注意しましょう。

(1) パスワードを人目に付くような場所(ディスプレイ等)に貼り付けない。

(2) パスワードをメモする場合はなるべく他人に見られない場所を選ぶ。

(3) パスワードを定期的に変更する。

(4) パスワードを初期値のまま使う事は避ける。

(5) パスワードを電子メールなどでやり取りしない。

(6) 何か不安を感じたらパスワードを変更する。

(7) 人の見ているところでパスワードを入力しない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。