草花と田舎暮らしの日々

2006年福島に越してきました。何よりも嬉しいのは自然を満喫できること、素敵な田舎暮らしを体験中です。

未覚池塘春草夢 階前梧葉已秋声  (あの頃が 懐かしい・・・)

2016年07月21日 | Weblog
今日は涼しいというよりは、半袖だと肌寒い感じです。 気温も22度位しか上がっていないと思います。 2、3日前のあの暑さは何処に行ったのでしょうね?? お陰様で少しだけ、お習字の課題に取り掛かりました。 懐かしい漢詩が出てきて、確か高校生のころだったと思いますが、一生懸命暗記したものです。 子どもの頃に覚えたものは、不思議と残っているものですね~。  右が課題のお手本です。↓  
       
                           (玄粒書道会 「玄粒」 8月号より ↑)
少し意地悪して夫に聞いてみました。 「この漢詩の前半は、何か分かる??」と。 私の方は分かっているから聞いているのですが(^^ゞ  漢詩を教えて下さった先生が (当時、既に60歳近くだったような・・)  とても素敵な先生で、一生懸命覚えたものです。
         
    「偶成  朱熹」   少年易老学難成   一寸光陰不可軽           
              未覚池塘春草夢    階前梧葉已秋声

          少年老い易く学成り難し    一寸の光陰軽んず可からず
          未だ覚めず池塘春草の夢   階前の梧葉已に秋声


前半は誰でも知っていると思いますが、課題に出た後半はさすが意味が深いですね~! 訳文を探してみました ⇒ 池のほとりの堤に萌え出る若草のような(青年時代の)夢がまだ覚めきらないうちに、 階段の前の青桐の葉は、はやくも秋風に吹かれてさびしく音をたてて(散って)いるのである(から) 旺文社

         

確かに、いきなり後半を言われて、前半がすぐに思い出せる人は少ないかもしれませんが、その逆なら比較的回答できるかも知れませんね。 それにしても、 若い頃の夢が覚めきらないうちに、階段の前の青桐の葉は早くも秋風に吹かれて散っている・・・ なんて、子どもの頃は 今のように深く感じることはできませんでした。 こう考えてみると、歳を重ねることも 悪いことではありませんね~。 ちなみに 「偶成」⇒ たまたまできる意。 思いがけなく作った詩。 とのことだそうです。
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