吉ヶ平ブログ

人に感謝自然に感謝・人を愛し自然を愛し・人に育てられ自然を育てる

多くの仲間を作るためにその5

2010-02-18 20:28:45 | 吉ヶ平保存会物語

(今にも大蛇が出てきそうな雨の雨生ヶ池)

平成16年7月14日午後2時 西四日町の路上にて(嵐南地区)

「おじさん~おじさん~」

「う~ん」  上のほうから声が聞こえますが日差しがまぶしくて姿が見えません

「ここだよ~」  屋根の上に兄弟らしき男の子が二人で手を振っています

「どうした」

「ね~山でキャンプするよね」  この週末にサバイバルキャンプの予定なんです

「う~んどうかな」

「山のキャンプ面白いからやろ~」

「どうするかお父さんと相談して・・・」  

 水とわずかな食料を積んだ小さなおもちゃのボートを腰まで水に浸かった重い体でゆっくりと引きながら

その場を後にしました、涙が出ました・・・




(雪の雨生ヶ池)

7・13水害 平成16年7月13日午後1時15分。三条市諏訪地内五十嵐川左岸堤防の決壊により流れ出した濁流は、それから数時間で嵐南地区一帯を泥水でのみ込み、9人の犠牲者を出しました。