よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

よしべ~の物欲日記一その結末

2024-05-24 00:59:00 | 覚書・機材
よしべ~の物欲日記一その結末

前回
6割引き1.5諭吉さんの話題の製品
自動導入経緯台トラバース
ほしいけど
『AZ-GTi3諭吉、AZ-GTi3諭吉・・・』
『SA-GTi欲しい、SA-GTi欲しい・・・』
と呪文を唱えて、我慢しました。偉い!

しかし、AMAZON見ていて、
『え~いつもの1割2分引き』
『ポチ』
押してしまった;^^)
その2日後の朝


EVOGUIDE5OEDⅡ+専用フラットナ一を買ってしまった;^^)
(一応館長了解済)
物欲に負けたよしべ~でした。(^^;




電視観望の覚書021(SiriL② 簡単アノテーション)

2024-05-21 00:59:00 | 覚書・機材
天体画像の銀河・星雲に名前などの情報を付け加えるアノテーション。
これには天体位置情報などのデータベースとプレートソルブを成功させることが必要。
SiriLでもプレートソルブ機能が実装されており、様々な天体データベースの活用も可能で、その方法もSiriLのWebsiteで説明されている。

が、前回紹介した画像処理の手順(覚書021(SiriL① 逆畳み込み) )を実行すると、自動的にアノテーションが可能となる。ポイントは、

『③フォトメトリック色補正

これを実行する段階で、プレートソルブが自動的に実行される。処理が成功すると、その後アノテーションボタンとα,δ グリッド表示のボタンが使用可能になる。

以下その手順
1)FitsファイルをSiriLに読み込んで、かぶり処理、逆畳み込みを実行、下の方に機能ボタンがある。


この段階でFitsファイルに、プレートソルブ情報が無いと、アノテーション・α,δグリッド表示ボタンが、グレーアウトしていて、使用できない。

2)フォトメトリック色補正のポップアップウインドーに①観測天体を入力して、②Find
ボタンを押す

3)見つかると表示される。

4)OKを押す

この間、consoleに、実行状況が表示されている。


5)フォトメトリック色補正が完了すると、ボタンが有効になる。

6)ボタンを押すと

なお、ボタンはトグルスイッチになっている。

注意
1)もちろん、単独でのプレートソルブも可能。とマニュアルには記載されており、その手順も紹介されています。詳しくは、下のリンクから

2)Macbook Air2019(intel)で実行した結果です。Windowsでもその内試してみたいと思います。たぶん同じだと・・・最近Windows使ってないので(^^;

3)初心者の経験の覚書です。間違ったところもあるかもしれませんのでご注意下さい。



よしべ~の物欲日記

2024-05-19 00:59:00 | 覚書・機材
よしべ~の物欲日記
話題の製品


ACUTER OPTICS 「トラバース」 自動導入式経緯台 三脚付き(販売サイトへのリンクなのでご注意下さい。)
6月1日まで約6割引きの特価
ASI715MC購入の翌日から、シュミットのセールが始まったので、ここまで我慢してきましたが・・・
グラッとくる。
おまけに、上田さん(ステラテック・サイエンス)が、ソフトの配布まで始めてくれたので・・・
どうしよう(^^;
我慢できるかな


電視観望の覚書001(画角②)

2024-04-06 00:59:00 | 覚書・機材
CCDカメラの画角②

Seestar S50(IMX462、250mm)は、別計算で約0.73°×1.28°
なお、ASIAIRのプレートソルブ作動範囲は、0.2°~33°


バローレンズ・レデューサーについては、比例でやればよい(拡大率で割る)。
ただ、微妙なところもあるので、
を参考に研究中。

よしべや関係ブログ

(覚書)
画角の計算は次のサイトを参考にした。
なお、上のサイトでは、計算式も表示されている。
そこでの図の三角形について考えると、

(KEISANの図から関係部分抜き書き)
簡単に式が導ける。
画角を三角関数(tan)で表すと、
tan(画角÷2)=(センサーサイズ÷2)/(焦点距離))
逆三角関数(arctan)で求めると、
画角(ラジアン)=2×(arctan((センサーサイズ÷2)/(焦点距離)) 
長さの単位はmm。

普通に計算すると、角の単位がラジアンで表示されるので角の単位を度(°)に変換する必要あり。(電卓のモードを変えるか、答に180/πを掛ける。)
縦・横・対角それぞれについて行う。

これをMac上のNumbersで、角の単位をラジアンから度に変換して、
2*DEGREES(+ATAN(a÷2÷f))、a=センサーサイズ、f=焦点距離
により計算して上の表の値を得ている。

(おまけ)
ところで、画角が小さいことから、
画角(ラジアン)≒弧の長さ=2×(センサーサイズ÷2)÷焦点距離、と思ってよい。
この単位を度に変換する為に、両辺に(180÷π)をかけて、
画角(°)=(180÷π)×2×(センサーサイズ÷(2×焦点距離))を得る。
この式は、JUNPYさんのアンドロメダ本でも案内されている。
関数電卓が手元に無いときは、π≒3.14として、この式をより簡単に
(180×センサーサイズ)÷焦点距離÷3.14で計算できる。

2024-05-22
EVOGUIDE 50EDⅡ追加










電視観望の機材008(ZWO ASIAIRその4 フラット・バイアス)

2024-03-29 00:59:00 | 覚書・機材
ASIAIR  Plus 32G その4
『フラットフレーム(ファイル)、バイアスフレーム(ファイル)』
を用意してのライブスタック撮影テスト

鏡筒 130PDS+ASI585MC+CBPフィルター
ガイド SV165+ASI120MM+UV IRcutフィルター
(ディザーあり)
架台 赤道儀化AZ-GTi
制御 ASIAIR Plus 32G

以下ダーク、フラット、バイアスを適用したライブスタック、スクショ、撮ってだし

2024年3月27日自宅ベランダ
画像①M47、30秒×5

Seestarでの記録は、星見娘71

画像②M46、30秒×8

Seestarに勝った気がする。星見娘4004

画像③C71、30秒×7、途中でガイド星が山に隠れ終了させた。

Seestarの記録は星見娘4003


*フラット(フレーム)ファイルとは、
様々な原因(望遠鏡の性能、レンズ・鏡についたホコリ、カメラの性能など)で、一様な明るさの対象を写してもそのとおりには写らない。またどれだけ高価な望遠鏡でも周辺では暗く写る(周辺減光という)。それを元に戻すために、一様な明るさのものを写した画像を用意する。これがフラットフレーム。これを画像処理ソフトに登録すると、あたかも周辺減光などが無かったかのような画像ができあがるとのこと。
ただ、ソフトも難しいことをやっているわけではなく、やってくれているのは、膨大な量の小学校算数の割り算。
『一番明るいAでは、100の明るさですが、フラットフレームの情報によれば、端のBでその7割の70の明るさになってます。元の明るさに戻しますか?』『戻して!』するとソフトは、Bに写った明るさを7割で割り算して、本来の明るさに戻している。

*バイアス(フレーム)ファイルとは、
フラットのダークともいわれる。フラットフレームにもカメラが元々持っているノイズが残っているので、それを補正するためのファイル(フレーム)。こちらは引き算?

(覚書)
3月末は悪天候の毎日。そんな中で2日ほど青空が広がる。軌道にのってきた130PDS+赤道儀化AZ-GTiをセットして、少し外でボンヤリする。SNSで読んだ「フラットファイルってこんな一様な明るさの空で撮るとか書いてあったな。」と思い出す。

フラットフレーム(ファイル)撮影
1日目
青空2日目、兎に角やってみるかで、青空写して見る。真っ白な画像ができる???

そして4日ほど雨で
2日目
ネットで調べると、天体望遠鏡に白いビニールのようなものを被せるとある。やってみる。変わりなし。まっ白な画像ができる。ASIAIRの販売店の日本語マニュアルを読みなおす。まっ白な画像ができる。また見直す。たしかライトフレームと①同じビギニング②同じgain③同じ温度だよな。OKだ!『う~ん?撮影時間書いてない。』これまで、④同じ撮影時間で撮影していた。長すぎて飽和するはずだ。と気づき、撮影時間を変更して撮影。多分できた!自信はない。


ただ、フラットファイルは、飽和しない程度の一様な明るさのものを写すということは理解した。

バイアスフアイルは、130PDSにふたして撮ればよいので、これも撮影した。


そして、ライブスタックの設定で、ダーク、フラット、バイアスを設定してのライブスタック(画像①ヘ)。

参考資料等
  JUNPYさんの銀河星雲・Seestarマニアのための交流・情報サイト
  東京のど真ん中で天体写真しているHIROPONさんのブログ。PHD2の公式日本語マニュアルの翻訳者。Starry Urban Skyの運営者さん。