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石油はあと50年

2005-12-27 00:39:23 | 語る
「地球に残っている石油は人間が使いすぎてしまったせいで、
残りが少なくなって来ている。もってもあと50年くらいだろう。
代替エネルギーを開発しないと今のような生活はできなくなる。」

中学校の朝礼で校長が話したことの中で、
唯一記憶に残っている話です。
当時の僕には結構ショックな話だったのよ。

でも、
10年くらい経って今,
「石油はあと40年しか使えなくなってしまいます。」
なんていう話は聞かないんですよね。


「あと50年」っていうのは石油会社が石油を生産して、
あと何年利益を出し続けて生産を続けられるかっていう考え方のモノなので、
ほんとに地球から石油がなくなってしまうわけでは無いようなのです。

このままどんどん掘り続けて地中の奥の深くにしか石油がなくなったら、
地面を掘るコストが多くかかるので、
あと50年後には石油のお金よりも、
石油を掘る費用の方が高くなってしまうというわけです。


でも石油会社も馬鹿じゃないから、経費削減をするわけです。
石油の効率的な掘り方を研究するわけです。
新しい油田を見つけるわけです。
実際ロシアや東欧なんかじゃまだ見つかってるわけです。

てことはやっぱり
「後50年くらいはいけるんじゃねえか。」
的な結論になります。
10年後もまた同じこと言ってるかもしれません。


まああと50年だから省エネしましょうね。っていう動機付けとしては良いはず。
ずっといい続けて代替エネルギーの発展を進めるのがいいかも知れません。
でも石油がまだあるのに石油いらなくなったりして、
石油があまる状況になったら、
せっかくの資源を無駄にしたなんていう皮肉な結果になるのかも知れないです。