非才無才の雄叫び

つぶやくこと、叫ぶこと、すべてボケ防止だ!

東日本大震災曽野綾子氏の教育改革国民会議レポートの粗末2

2012-06-17 11:39:36 | 日記
東日本大震災曽野綾子氏の教育改革国民会議レポートの粗末4
東日本大震災曽野綾子氏の教育改革国民会議レポートの粗末3
東日本大震災曽野綾子氏の教育改革国民会議レポートの粗末1
東日本大震災曽野綾子氏の産経新聞「透明な歳月の光」の怪
曽野綾子氏の産経新聞のこらむ「イエスマンの国」を読む
曽野綾子さんのことになると夫は生き生きしている。
もう放っておくしかないわ・・・・

 当ブログのこのシリーズのパート1では冒頭の部分の記述に誤りが
あった。訂正してお詫びしたい。フランツ・ファノンの「1人でも反
対があったら橋を架けない」という言葉をネットで調べた時、元東京
都知事の美濃部亮吉の発言とあったので、つい思い込んでしまった。
その後の曽野綾子氏の記述を読んでいるうちに間違いであることに気
づいた。「教育基本法について」と題していることから曾野氏が「日教
組」を念頭に置いた記述であると判断すべきだった。それが順当だ
からだ。当方の記述に誤りがあったことを重ねてお詫びする。
 ただ発言者が美濃部亮吉から日教組に変わっても当方の基本的な
見解はさほど変わりはしない。たとえ当該の言説を繰り返して発表
していたのが日教組であっても「全体主義」というのは戦後の日本で
はありえないからだ。そこで「日教組」についてウィキペディアを調
べると日本教職員組合は戦後GHQの指令で創られたようだが、現在は
全国76単一組織の集合体で約29万人を擁し組織率28.3%程度だとい
う。単一組織の集合体なので本来なら「日本教職員組合連合会」とい
ったところで組織体としては少し緩い感じだ。この緩い組織的な繋
がりと1960年90%に近かった組織率のその後の低下の状況から曾野氏
のいう「全体主義」などはありえない。しかもこの組織率低下の最大
の原因は「社会党」の凋落と無関係ではないと思われるが、そもそも
の原因は教職員の精神的な環境に比較的リベラルな雰囲気があるも
のと思われる。また各単一組織の性格や動きは均一ではさそうだ。
民主党の小林千代美元衆院議員の政治資金規正法違反事件で揺れた
北海道教組はじめいくつかの教組は政党支配が強いものの大半は比
較的リベラルな立場をとっているようだ。さらに空白の県が愛媛県
他3県あり京都府はたったの100人しか組合員がいないという始末。
また日教組を脱退して独立した組織には共産党系の他、自民党系も
ある。このような組織の状況からして曽野氏の言う「全体主義」とい
うのは全く当て嵌まらない。「全体主義」についての曾野氏の理解が
不十分である。
 ではパート1で記述しなかったところがあるので、そこから話を進
めたい。曽野氏がキリスト教的信念から中絶問題を締めくくるかのよ
うに記述した部分「むしろ人間は、誰でもたやすく殺人を犯す可能性
を持つのだ、ということを自覚することが人間になる ことでしょう。
合法的な中絶という制度を作って、自分はあくまで平和的で進歩的
な人間であり、決して 人を殺す側には廻らないのだ、と簡単に思え
ることの虚偽性の方がはるかに恐ろしい結果を生むと思いま す
。」
この記述は正に傲慢無礼以外の何ものでもない。「自覚することが
人間になる
」これでは「自分は人間になっている」と言わんばかり
ではないか。欺瞞を弄する者が何をかいわんやだ。高慢ちきだと言
われても致し方あるまい
 さて、次も問題だ。
信念も勇気も戦後の日本では価値を失っておりましたし、個人の責
任において他と異なった判断をする ことを、人道や正義に反すると
いう名の下に弾圧しました。その先端を切ったのが、過去には、中国
のこ となら一切批判しないという態度を貫いた新聞(1紙と1通信
社だけは違いましたが)報道の偏向、今な お差別語狩りに異常なま
でに狂奔するあまり、歴然と言論の自由弾圧を行っているマスコミの
責任はまこ とに大きいものです。彼らは大東亜戦争の時、戦意高揚
に大きく働いたにもかかわらず、何の自己批判も なく、今また同じ
精神の構図を見せています。しかし私はマスコミだけを批判している
のではありませ ん。真実から遠いことを、政治家も、教師も、親も、
そしてマスコミも、平然と言い続けたのでありま す
。」
先ず「信念も勇気も戦後の日本では価値を失っておりました」?なに
を言うかと言いたい。「信念も勇気」もなくて日本は世界第二位の
経済大国になったというのか?少なくとも団塊の世代までは「信念も
勇気」もあった。「仕事が出来なければ男じゃない」と言われもし、
また思いもして、がむしゃらに働いた。戦後に設立したソニーやホン
ダをはじめ戦後、世界で名だたる企業になった会社がどれほどある
か曽野氏は調べたのか?ノーベル賞受賞だって戦後だ。湯川秀樹博
士をはじめ今日まで18名、曾野氏がこのレポートを提出する前年の
1999年までに8名の受賞者がいる。才能と努力とそれを支える「信
念と勇気」がなければ受賞などおぼつかない。この言辞は曽野綾子
氏自らの「愛国心」に疑問符が付いただけではなく国民に謝罪すべ
きほどのものだ。まして曾野氏の「欺瞞体質」が明らかになった以上、
氏の言説に信憑性はない。更に欺瞞を弄する人間がマスメディアか
ら「弾圧を受けた」?と言っても誰がそれを信じるの?産経新聞社以
外の大手新聞社から、特に朝日新聞からは中国に関する原稿をボツ
にされた。では「弾圧を受けた」朝日新聞に「神の汚れた手」を連載
(1977-80)したのはなぜだ?これなどは中国の文化大革命終了後の執
筆ではないか。曽野氏は「弾圧」ということをきちんと理解していない
のではないのか?弾圧するということは朝日新聞だったら、すべての
朝日新聞関連の仕事からシャットアウトされるということだが、その
ようにはなっていないのでしょうよ。つまり「弾圧」といっても曽野氏側
がネットで常に行なっているポータルサイトへの「削除要請」や「
値規制要請
」程度のことではないのですか?だからといって、これを
ネット言論弾圧」とは言わないはずなので・・・・。
とにかく、こういうことも理解していないなんて、どういうことか? 
曽野氏の意図を測りかねている時に、ふと、ある疑念が湧いた。
ひょっとすると恣意的なものではないのかという疑問だ。つまり
産経新聞以外のメディアが「その先端を切ったのが、過去には、
中国のことなら一切批判しないという態度を貫いた新聞(1紙と1通
信社だけは違いましたが)報道の偏向、今なお差別語狩りに異常なま
でに狂奔するあまり、歴然と言論の自由弾圧を行っているマスコミの
責任はまこ とに大きいものです。彼らは大東亜戦争の時、戦意高揚
に大きく働いたにもかかわらず、何の自己批判もなく、今また同じ精
神の構図を見せています
」としながら曾野氏の「グループ意識」の強
い産経新聞や保守論壇をフォローする為の詭弁だったのではないか
ということだ。それだったら辻褄が合う。しかし、そこまで策略を巡
らす程、曽野氏は切れ者ではない。いずれにしても通常は職業作家
が「弾圧」の定義について理解していないなどとは考えられないから
だ。しかもこの記述の中の「今なお差別語狩りに異常なまでに
狂奔するあまり、歴然と言論の自由弾圧を行なっているマスコミ

などと、例えば1996年の「らい予防法」廃止後は官民ともに「ハ
ンセン病」が正式な用語となった(ウィキペディア)にもかかわらず、
いまだに「イエスマンの国」でも述べているようにご自分の思い違い
の「らいという病気は『らい』が正確な病名だがハンセン病と表記し
ないと許されない
」など思い込んだままの文言を直しもせず「狂奔
している
」などと、あまりにも情けなくてド素人の当方でさえ「論評に
値しない
」と声高に言うしかないだろう。そして、産経新聞のコラム
イエスマンの国」でなんと仰った?
正しいことを意識し、自分の思想を持ったら結果として言うべき
ことは言い、時には出世はもちろん命の危険にかえても自分の
思想を通すべきだ
」だったら、よしんば朝日新聞からの連載の依
頼があっても拒否すべきだったろうし、また、なぜ裁判に訴えなかっ
たのか、あるいは他紙で「言論弾圧反対」のキャンペーンを起こせば
良かったではないか。さらに読売新聞の東日本大震災後の「識者イ
ンタビュー」だって拒否すべきだった。
イエスマンの国」では「組織をクビになっても何とか生きていける道を、
常日頃用意していなければならないだろう。私の場合それは畑作りで、
今も細々とやっている
」とまで記述しているのだから、すべてを拒否
して農作業に勤しめばいいものを、これでは曾野氏自身が「イエスマ
」だった証拠ではないか。
教育改革国民会議のレポートを提出した2000年までに朝日、読売、毎
日に散々寄稿しておきながら何を言うかと言いたい。これでは「弾圧」
した者におもねたということになる。従って、それは「弾圧」ではなく実を
いうと編集部の編集方針や社是を曾野氏が理解していなかっただ
けのことだろう
?滑稽極まりない言辞なのだよ。
そして、どこまでも欺瞞を恥じない体質がますます明らかになった
ということだ。いや、欺瞞を欺瞞と思っていない。そういうことだな
?

エ○ザ○トよ
(洗礼名を入れたので削除要請した模様。これだったらどうだ!)
あなたには論理性を要するレポートは
無理です。
「弾圧」を理解していないなんて、
ふつーじゃない
同志に対する感謝の言葉で
晩年の花道を飾りなさい
この声の主が誰だか分りますか?
わ・た・く・し ですよ
 ・・・・だそうです。


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