講談社現代新書「渤海国の謎」を読了。(平成28年34冊目)
東アジアの大陸側にある諸国に、今現在とは異なりまだそれなりの民度があった時期に成り立っていた国家についての概略本。ロシア・チャイナ・ノースコリアにまたがった地域にあった国である。
個人的趣味として、その地域自体に特段の興味があるわけでなく、日本と唐との文化交流史の点で渤海国経由のルートも成り立っていたということにそそられて買った本だった。
そのルートを通じて唐への仏教留学僧の消息が伝えられたり、留学費用の送金ルートとしても活用されたことがあったらしい。
ことに本書で名前の出た円仁や霊仙といった僧に興味惹かれた。現地で不慮の死を遂げた霊仙(現地で三蔵法師の称号も得ていたとか)はその出身地に。そして円仁にはその著作(「入唐求法巡礼行記」)に。
次は円仁関連の本でも目を通してみよう。こういう興味の広がり方が好きだ。
東アジアの大陸側にある諸国に、今現在とは異なりまだそれなりの民度があった時期に成り立っていた国家についての概略本。ロシア・チャイナ・ノースコリアにまたがった地域にあった国である。
個人的趣味として、その地域自体に特段の興味があるわけでなく、日本と唐との文化交流史の点で渤海国経由のルートも成り立っていたということにそそられて買った本だった。
そのルートを通じて唐への仏教留学僧の消息が伝えられたり、留学費用の送金ルートとしても活用されたことがあったらしい。
ことに本書で名前の出た円仁や霊仙といった僧に興味惹かれた。現地で不慮の死を遂げた霊仙(現地で三蔵法師の称号も得ていたとか)はその出身地に。そして円仁にはその著作(「入唐求法巡礼行記」)に。
次は円仁関連の本でも目を通してみよう。こういう興味の広がり方が好きだ。