粉雪舞い散る岩湧で春の息吹を見つけた 2013年3月3日

粉雪が舞い散る日曜日の岩湧の森を歩いた。

寒風吹きすさぶ寒い日だったが

ここかしこに「春はそこまで」やってきていると感じた散歩だった。

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山頂付近でなにやらたくさんの人が動いている。

近寄ってみると萱の刈り取りと積み込み作業だ。

「岩湧春の山焼き」が近い。軽トラは河内長野市の車だ。

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山頂付近には　あちこちに刈り取った萱がつんである。

今日は　粉雪が舞い散る寒い山頂だ。雪雲で遠くの景色は何も見えない。

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谷筋へ降りてみた。滝畑四十八滝で最大の「大滝」は

雪解け水で轟音をとどろかせていた。

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谷で渓流釣りする奴を発見。

「おいおい、この谷も私が奈良県大塔村の舟ノ川から吊り上げて運んだ

アマゴを放流しているから、あまり調子に乗って釣るなよ」

温かくなると、こういう不届きものが出没するから困ったもんだ。

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先ほどの山頂で刈り取った萱を積んだ軽トラが5～6台下山していった。

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水しぶきを上げる沢筋では　木の葉にツララがぶら下がっている。

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あちこちのツララと氷も温かい日差しに溶け始めている。

しかし日差しは温かいが風はとても冷たい。

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滝畑の集落ちかくでは、梅の花が五分咲きだ。

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甘い香りがする。

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枇杷の花も咲いている。

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山道で出合った春の息吹

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三椏も蕾が膨らんだ気がする。

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三椏の新芽も伸びた。

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前日（3月2日）に咲いていた福寿草を再び見に行くとなんと根こそぎ

盗掘されていた。　しかも御丁寧に枯れ葉や枯れ草を埋めたり

被せてあるので　初めから何も無かったように見える。

一瞬夢を見ていたような気がした。

恐るべし　盗掘野郎。前から眼をつけていたんだろうなあ。

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少し離れた場所にかろうじて残った福寿草。

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雪割り一華も咲いていた。どうか盗掘されませんように。

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小繁縷（こはこべ）に似た白い花。

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姫踊り子草も咲いている。

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山猫の目草も咲き出した。

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冬芽も割れて春支度だ。

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粉雪が舞い散る寒い岩湧の森だったが、そこかしこに

春の息吹が感じられた。

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「春はもうそこまで」

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春の妖精のような　芹葉黄連も咲き出した。

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