岩湧の森

大阪府河内長野市の岩湧山の四季の風景

新緑の南葛城山を歩く 2014年6月19日

2014-06-21 23:32:19 | 岩湧の森を歩く

久しぶりに大阪府最高峰の南葛城山(922m)へ行き、新緑の森を歩いた。

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ピンクのラインが往路で、緑のラインが復路の予定であった。

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滝畑ダムに架かる「新サムライ大橋」を渡ってスタートする。

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遠くに南葛城山系の尾根が見えている。南葛城山はアプローチがとても長い。

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3

新緑の千石谷林道を歩く。正面の鉄塔の奥が「のぞき平」で、下山ルートに通る予定だ。今はそのままやり過ごして千石谷のこちら側を歩く。

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4

ここが覗き平への入口だ。数年前に取り付けた「第14番経塚鏡の宿」への案内標識が 外されている。心無い滝畑村民には、過去何回も経塚案内標識を外されてきた。文化遺産の経塚なんて 滝畑村民にはどうでもいいのだろう。

以前南葛城山でお弁当を食べていたら、後から上ってきた人とお話していたら、私が取り付けた標識を頼りに登って来られたことがわかり、「あの標識があって助かり、ちゃんと経塚までたどり着けました」とお礼を言われたこともある。また心無い滝畑村民に外されるだろうが、経塚の保存の為にも再び取り付けなければ。

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滝畑村民にいやな気分にさせられた後、気を取り直して さわやかな渓流沿いの道を歩く。

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大滝を見に 寄り道する。昨日の雨のせいで 今日は堂々たる滝だ。

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第14番経塚巡礼道は ここで林道から河原に下りる。ここに取り付けた経塚案内標識は無事だった。

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予想より水かさが少ない。昨夜の雨で増水を覚悟したきたのでやれやれだ。ここで渡渉して経塚巡礼道に入る。

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新緑の急坂を登る。この坂はきつい。

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約20分の急登で 尾根道に出る。しかし尾根道もまた急坂だ。

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時々木々の間から 新緑の山並みが見えるが、今日は大阪湾の海は見えない。遠くはかなり霞んでいる。

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一面の熊笹地帯に来るとようやく山頂の木立が見えてくる。

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凄い笹薮だ。毎年経塚への道は、地元の有志が笹刈りをされていて、歩きやすいのに 今年はまだのようだ。

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ようやく経塚のお堂が見えてきた。

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葛城経塚二十八宿の第14番経塚鏡の宿にお参りしていく。

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和歌山県の看板が立っているが、ここはまだ大阪府だ。もう少し南側の山頂も大阪府で、府境は山頂の少し南側から東へ走っている。

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南葛城山山頂到着。10時半に歩き出して12時半だ。いつものようにこの場所は貸し切り状態だ。ゆっくりとお弁当を食べてコーヒーをいれて飲む。あまり気持が良くてついうとうとする。

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昼食後 別の道で「のぞき平」へ向かう。この道は珍しく 笹刈りしてあり、ちゃんと歩ける道だ。しかし去年までは凄い笹薮で、あまり歩く気がしなかった道だった。

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新緑の尾根道をいく。新緑がとてもきれいだ。

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時々右手に岩湧山の山頂が見える。山頂の山焼きのあとの萱の新芽が清清しい緑色だ。

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復路のこの尾根道も アップダウンがきつい。しかし自然林が多く歩いていても清清しい。

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のぞき平に到着 。右へ行けば関電道で鉄塔を経由して千石谷へ降りれる。今日のルートは、「中の茶屋橋」へ降りるルートなので、左へ進む。

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途中の鉄塔付近まで降りると新しい標識がぶら下がっていた。以前にはなかった標識だ。おそらく岩湧の森の達人「シルバー少年」さんがぶら下げたものだろう。「鉄塔71番」はすぐそこに見えているので、そこから直接山を下ると、「中の茶屋橋」よりもうひとつ 滝畑集落に近い「出会い橋」に直接降りる道だろう。

予定を変更して こちらを降りてみよう。

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鉄塔横のこの道だな。

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道らしいものはなく、踏み跡を辿りひたすら降りる。

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シルバー少年が付けた赤とシルバーの2色のテープ以外にも、赤いビニールテープと赤い毛糸の目印がぶら下がっているのが分かった。

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テープを頼りにただひたすらに斜面を滑らないように降りる。

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ただただ 急斜面をドンどこドンどこ降りる。時々テープや紐がぶら下がっていて安心する。

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突然小屋に出た。びっくりだ。何の小屋だろう。

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今は全く使われていないようだ。屋根が3分の1くらい落ちている。

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小屋から歩道がついていて、ここに降りてきた。今は使われていない「林間遊歩道」だ。 千石谷方面へ歩いていけば、私が取り付けて滝畑村民に外された「経塚案内標識」のポイント「林間遊歩道分岐点」へ出る。ここは出合い橋へ進む。

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右手から千石谷の渓流が流れ込んできた。

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錆付いた鉄の吊橋を渡れば府道「堺葛城線」だ。

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吊橋の袂にもシルバー少年の付けた標識があった。降りてくるのもかなりしんどかったけど、あの道を上るのはかなりしんどそうだ。でも登る方が楽かもしれない。今度登ってみよう。

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出合い橋に出た。あとはアスファルト道路 府道堺葛城線をしばらく歩く。

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滝畑に帰ってきた。この府道は去年の台風で崩れてまだ復旧が終わっていないのか、工事をしていないのか、通行止めになっていた。

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この日見た花

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黄色い花の群生は「黄釣船」だ。

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面白い形をした「黄釣船」(きつりふね)の花。

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黄烏瓜の白い花があちこちで目立った。

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笹百合も咲いていたが、去年より数が少なかったような気がする。

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梅雨の晴れ間の岩湧の森 2014年6月5日

2014-06-05 23:34:39 | 岩湧の森の四季の風景

関西地方は昨日 入梅宣言が出され、今日は大雨の予報だった。しかし朝から薄日が差して、雨は降りそうに無かったので、久しぶりに岩湧の森を歩いた。 

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一番下の駐車場にバイクを留めて、「杉木立の道」をゆっくり登り始める。周りの新緑がいい匂いだ。やがて 新緑の向こうに岩湧寺の屋根が見えてきた。

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そのまま尾根道を歩くと、やがて岩湧山の山頂が見えてくる。山頂も山焼きから完全に回復して新緑が濃い。

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編笠山から岩湧寺へ降りてから、「きゅうさかの道」を登る。40分ほど登り山頂を少し行き過ぎて 滝畑側へ少し下りた場所。いつもの私のお弁当ポイントだ。

山頂は風がきつかったが、ここはいつも風が弱い。

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お弁当を食べた後、再び山頂へ登り返す。今日二度目の山頂へ。

山焼きのあとの萱もかなり伸びている。蕨や薇もまだまだあちこちにある。

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山頂から見る河内平野と生駒山。なんか空は夏空のようだ。

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関空とゲートタワーの先に淡路島が見えているが、なんとその先に小豆島が見えているではないか。小豆島の寒霞渓の山だ。直線距離で約80キロある。

今日は風が強く 黄砂や煤煙が吹き飛ばされたようだ。

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ダイトレを東へ歩く。正面には金剛山系最高峰の葛木岳が見えている。

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その横に 先週満開ツツジを見に行った「大和葛城山 」も見えている。今日は向こうからもこちらが良く見えるだろう。

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ダイトレの「岩湧の道分岐」から岩湧の道を下る。

展望台横の「行者の道」は半年以上経っても未だに通行止めのままだ。四季彩館の職員も 毎日暇そうにぶらぶらしているが、自分で道を直そうとはしない。市民税から給料をもらっていながら、市民の為に何もしない。

河内長野市も、無駄な農道建設には巨額の支出をするが登山道はほったらかしだ。お寒い田舎行政だ。そんなことだから大阪府でトップクラスの人口減少率なのだ。税金泥棒たちめ。

去年の台風で崩壊した 金剛葛城山系の山道も奈良県側の道二箇所は速やかに復旧工事され、大阪府側の千早村の道も年末には復旧していたのに。 

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この日見た花たち

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笹ゆりの蕾があちこちで大きくなっている。

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この笹ゆりは背丈も大きくつぼみも大きく、もう数日で開きそうだ。

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丸葉空木の花が 今が盛りと森のあちこちで満開だ。

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黄色い「小衝羽根空木(こつくばねうつぎ)」の花も咲き出した。

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森の中で「小昼顔」が咲いている。ピンク色の「昼顔」に対して花が小ぶりで白い花だ。周りに蕾も沢山合った。

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「鳴子ゆり」もあちこちで一斉に咲き出した。

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二人静も見つけた。「二人静は花軸が二つ」といわれるが、実際は1から5本あるそうだ。名前の由来は「静御前とその亡霊の舞姿」を二軸の花に例えたというから、なんともはや 優雅な名前だこと。

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山の中で出会った岩湧の達人「あつきさん」に教えてもらった「稲森草」は山の斜面にひっそりと咲いていた。

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江戸時代に名古屋の花屋が鈴鹿山系稲森山からこの花を採取して売り出したのが 名前の由来とか。小さな可憐な花だ。今では西日本に自生しているという。

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落葉低木の雁皮(がんぴ)も咲き出した。雁皮とは紙の原料名らしいがこの木で紙がつくれるのか不明。

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山アジサイも咲いている。アジサイを見ると梅雨という気分だ。

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花火が開いたような 「犬柘植」の花も咲いている。

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栗の花が咲くと あたり一面に独特のにおいがぷんぷんと漂う。バッタも吸い寄せられている。

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捩木(ねじき)の花も鈴なりに咲いている。木の幹が捩れて育つから付いた名前だそうだが、硬いけど柱には使えず、傘の柄などに使われるという。

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薩摩稲森の小さくてふわふわした花も日陰の山道に咲いていた。

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立浪草も山道のあちこちで見かけるようになった。叩き付ける浪のようにみえるから付いた名前らしい。

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白糸草が咲き出した。白糸と言うよりは「ビン洗いのブラシ」にしかみえないけどなあ。

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下山して林道を第6駐車場(一番下)まで歩いていると、見慣れない花が咲いていた。

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なんか変わった花だ。調べてみると「アメリカ石楠花」というのだそうだ。日本の石楠花とは 花の形がずいぶん違う。別物のようだ。

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