隔世の感があるロシアの残虐で前時代的な侵攻は、西洋化の秩序を知った現代社会からすれば、ただただ眉を顰める以外の何物でもない。現地の情報は21世紀的にSNSで世界中に発信する。ロシアはそれをトランプ大統領の真似をしてフェイクだと言う。
多くの情報を受けるこの国のメディアは、ほとんどが残虐ロシア兵というレッテルを張り付ける。一部左翼系のメディアはロシアの侵攻理由を丁寧に載せている新聞もあるが、ほとんどのメディアは非道なロシアのレッテル貼りに忙しい。
メディアの論調は、戦争は兵士同士のみの戦いであって、市民や女性や子供を殺さないという強固な律法があるらしい。それは国際法に規定があるのだろうが、ロシアの侵略そのものが国際法違反であろう、たぶん、…。
日本的に言えば、武士道のような国家道が無いということになろう。でもこれは国際的な基準にはならない。
最初からウクライナがNATO加盟国ではないから、戦わないと宣言したアメリカは一切人的援助という派兵は行わないが、物的援助という戦争兵器は積極的に援助している。
なんか理屈だが、理屈に合わない。この国的に云うならば、「人は送らないが物は送る」という屁理屈のような気がしてくる。
アメリカには今や世界平和を守るという精神が無いことはもとより、人道擁護という心情そのものが欠けているような気がする。ロシアのプーチンも怖いが、アメリカという国は永続的に恐い。
なんかコロナが焙り出した人間の持つトンデモナイの邪な性状が、この世紀に突如露出してきたと思うようになった。
先日行った吉祥寺の商店街のシャッター