大河原化工機の事件を捏造をした公安部外事第一課は警察長官賞及び警視総監賞を受賞したが、その後は取り消された。(鮎川潤『腐敗する法の番人』平凡社新書)
先日のニュースでは癌なのに釈放もされず、11カ月に及ぶ人質手法で命を奪われた遺族が関係機関の謝罪を受けても、捏造した関係職員が昇進するとか、各処分が軽すぎるとして訴えを起こした。
この国の本質的な裏側の官僚世界の暗部への一市民の抵抗として当然のことである。組織の謝罪ではなく、罪を犯した官僚個人の謝罪が求められている。
国民は憲法13条による個人の尊厳を九条とともに大切にすること。官僚も個人として責任を取る時代となっていること。この二つが戦後レジームからの次のレジームへの要素である。