玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

シリアスな政治ドラマ

2020-02-28 21:27:27 | 政治

人前で平気で嘘をつけるというのは、なかなかの人間である。なかなかの人物とは言いたくないが。
まず独裁者の横には、口をへの字に曲げている男もいる。その後ろでは、ずっと頭を下げている影の男もいる。
この三人を筆頭に、異様な風体や雰囲気の閣僚という名の追従者たちが並んでいる。
外務から防衛に廻った男は「今日は質問がない」と膝掛を持ってきていた。
環境の若い男は「謝罪しない」と態度がでかい。
独裁者を守る為の自ら放った理不尽な嘘に、砂糖菓子のように壊れていく女性大臣もいた。
それを当然の如くに、横目で見ている冷たい目の独裁者。国会と云うのはシリアスな政治ドラマである。

 

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仮想ゲームの達人

2020-02-27 20:00:02 | ブツブツ

近頃、心配なことがある。北朝鮮のミサイル発射の時は、仮想ゲームのJ-ALERT(Jアラート:全国瞬時警報システム)が鳴ると、ブルーの背広で颯爽と首相官邸に現れたのに、今回のコロナ・ウィルス騒ぎには、全く存在感がないのだ。

また、滅法元気がない。ここが見せ場なのに出てこない。

どこか病気なのか、それとも何か決定的な理由があるのだろうか。すべてが後手後手に回っている。

嘘でもいいから、この國の現実の危機には、日ごろからの愛国精神を十分に発揮してほしい。

ミャンマー寺の鐘

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この國の行政は誰のため?

2020-02-20 20:13:51 | 時事

東大出の官僚たちは、一所懸命に愚劣政権の片棒を担いでも、決して苦しくない。彼らは、行政官庁の官僚世界という内部論理で動いているから。

たとえ国会という公の場で如何に自分のみっともない恰好が世間に晒されても、「それ自体が立派な仕事」なのである。

その「みっともなさ自体」が組織への忠誠の証であり、ひいては自己の地位の栄達につながり、果ては、天下りでの政財界への道を開くのだから、何の苦労でもないのだ。自ら下手な演技に酔ったり、自虐な達成感すらあるのではないか。

「否」との一言で、彼らはその規定の出世コースから真っ逆さまに落ちてしまうのだから、彼らに、「良心」はもとより、「良識のかけら」を期待することは無駄なことである。みんな自覚して、解かっていてやっているのだから。

前川さんの場合は既に事務次官という頂点にあったから、素直に「あったものを無いとは言えない」と言えたのかもしれない。

官僚は偏差値の高い東大出であるが、必ずしも、頭が良いから「良識」があるという公式は成り立たない。民間人と同じに欲望が強く、将来の栄達のためには違法まがいの行為など平気でやる。

現に森友では身内から犠牲者も出している。政治屋三代目のボンボン首相の理不尽な要求に従うことなど朝飯前であろう。

この國の行政が、唯しがみ付くだけの権力亡者に握られた結果、国会が形骸化された。それを許したのは代議政治の多数派である自民党であり、その党を支持した国民自身であろう。

「自民党は一応評価するが、今は自民党に入れない」ただこれだけの簡単な選択ができるかが、この國の先を決めると思う。特に戦争があれば徴兵される世代に言っておきたい。いらぬお世話かもしれないが

崖っぷちかな

 

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この國には国会がない

2020-02-19 15:44:06 | 時事

バカバカしさを通り越して、落ちの無い長くて退屈なコント(寸劇)を見せられている感じだ。

よくある地方自治体の保育所問題や道路問題の住民説明会のレベルである。役所側の権力を前面に押し出して、住民の苦情をまともに答えない。

結局、「同じ答弁の繰り返し」「答弁の焦点ぼかし」「質問とのすれ違い」とよくある慇懃で卑劣な役所対応で、予定の時間を掛けて住民のご意見を聞きました=国民の代表でもある野党のご意見も聞きました、という事実を造ってめでたく国会を終わらす。

そして、いち早く権力の座に戻って、自らの犯罪を隠蔽するため証拠隠滅、口裏合わせ、等々、そして検察人事で抑えて、絶対に起訴させない。また、イメージや世間体を守るために、マスコミ封じや情報操作に専念したいという安倍首相の魂胆が見え見えである。

全く便利な世になったものだ。だるいNHKの国会報道を見ないでも、ネットで見れるのだ。不勉強な質問者と不誠実な答弁者を簡単に割愛できる。

今井雅人議員の質問は、申し訳ないが、北村大臣と同じぐらいに時間の無駄使いだ。悪いが、質問の主旨そのものが掴めていない。能力の問題なのかも知れない。この人の質問時間を若い議員に分けてやるべきだ。今回は小川淳也・山尾志桜里議員が冴えていた。

地べたの星

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まともな質問に応えられない答弁

2020-02-13 10:01:15 | 時事

2月10日の山尾志桜里議員の「黒川検事長の定年延長」に関する予算委員会質問は鮮やかであった。元検事であるが故に、安倍政権の安っぽい法解釈論の「特別法と一般法」の理論を根底から崩していた。

質問を受けた森雅子法相は、「参った」という胆力もなく、ただ、法相の職としての見解を云い張るだけのみすぼらしい答弁であった。

あの後、弁護士出身の森雅子大臣は切歯扼腕の思いだったであろう。愚かな指導者の家来は、自らもその恥辱を甘んじて受けなければなるまい。

山尾氏は、検察官は時には首相ですら逮捕する権力を持つものであるのだから、一般の国家公務員と別の扱いをしなければならない、つまり内閣の恣意を排するという過去の政府委員見解を持ち出した。

これほどわかりやすい理論はあるまい。これでも明確な動きをしないマスコミであるならば、戦時中の大本営発表に追従した愚劣な報道機関と同じである。

安倍氏も生身の人間だから、必ず消えていく。

彼のことを御用コメンテーターの田崎史郎氏は「地獄を見た男」と評したが、まだ野党より幾分かましな自民党を、結果としては、「地獄に引き擦り込む男」なのではないか。ふとそんな気が。

食べられてしまう牛よりも、…

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