玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

道具の官僚

2018-04-27 10:10:40 | 時事

日本は明治維新以来の官僚国家である。下級武士が国家権力を掌握するために、官僚制の枠の中で、その能力差によって、かつての主人である諸侯を排除していった。

田中角栄は生粋の党人派であるが、彼の政治はバリバリの官僚政治であった。彼は官僚を惹きつけ、その頭脳を十二分に活用した。

安倍晋三は自らの権力をふるう為に官僚を道具とした。道具になった官僚の不満は自分より弱い者に怒りのはけ口を求めた。

もう三代目政治屋の限界は知れた。これからも碌なことはしないだろう。道具となった官僚は魂を売ってしまい、何の取柄もない、ただの道具犬に成り下がっていくのだろう。

handyman dog with a hammer

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壊れていくメディア

2018-04-26 09:36:36 | あれこれ

毎日、官邸や総務省から免罪符をもらった情報番組を見ている。そこには必ず、政府を擁護するコメンテーターが1名以上置かれている。さすがに飽きてくる。

この国の近代(戦前)では、紙の配給、軍部の恫喝、時には二度と帰れない召集令状をもって、新聞社や記者個人を恫喝して統制をした。

今は、どうやって、メディアを統制しようとしているのだろうか。広告料収入なのか、税金優遇なのか、それとも漠とした国家権力への恐れなのか。ひょっとして、首相との会食なのか。

なぜかメディアは「真実を伝える」という存在理由を自ら壊しながら、一定方向に流れていく。これって何なのだろうか、理解に苦しむ。

皇居と靖国神社

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

懐かしい店

2018-04-25 10:00:00 | 散歩

先月、ヨコハマの伊勢佐木町に行ったときに、30年前によく行っていた喫茶店を訪ねた。まったく昔のまま、当時は常連が多く敷居が高い店だった。

店の中も昔のままだ。マスターは居なかったが、まだ元気だと聞いた。

いつもは酒を飲むのだが、今日はコーヒーにした。

この店いつまであるんだろう?? 永遠にあるはずはないのだが、…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伝家の宝刀

2018-04-24 10:29:52 | 時事

セクハラが出てきたら、これは伝家の宝刀で、「へっへい」と土下座をするのが一般男子なのだが、権力者は居直ることができるらしい。もっとも、あまりにもタイミングよく週刊誌に出てきたのには恐れ入ったけど。

Harasser

穿った目で見ると、権力者から女性はセクハラを受けるのかもしれないが、男性は何を受けているのかな。女性は奪われるものがあるから、でも男子にはそれがないから、どんな仕打ちを受けるのだろうか。その方が気になる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

言葉は怖い

2018-04-23 10:10:32 | ブツブツ

言葉はブーメランのようにもどってくる。あの冷酷で薄情そうな官房長官が前文科事務次官に対して、殊更に「恋々と地位にしがみ付き」とねちっこく、はっきりといった。

あれから1年あまり、その言葉が自分に返ってくる。皮肉なものである。思い返せば、政治の場で使う言葉ではなかったような、あの違和感が今の政治劇の始まりだった。一度放ってしまった言葉というのは取り戻しが効かない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする