玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

首長の危うさ

2013-10-31 20:48:11 | 政治

10月、未曽有の台風行列が去った。大島の災害は町長の資質に問題があったのかもしれないと片付ければ個人の問題だが、実は制度にも問題があったのかもしれない。むろん、今年一番の強い台風が来ると言うことは誰もが解る状況にあって、副町長は出張、その中でも敢えて自分も出張したという、自治体の長として考えられない判断行為が残った。また、そうした判断しかできない人間が、選挙に当選しただけで、地方自治体の首長、つまり最高責任者になってしまう危うさを改めて感じた。

他にも、危うい首長はたくさんいるようだ。大阪の首長である橋下氏の判断も、何か舞い上がってしまい、まるで地に足が付いていない。ただ、選挙によって住民から期限付きで行政を託されたというだけなのに、何でも自分の思い通りになる王様になったように錯覚しているようだ。

かつて、田中康夫が長野県知事になった時は、金魚鉢のようなガラス張りの知事室を造り、行政の透明性を演出したが、そんなことで行政の透明性は担保できる筈もなく、単なる子供騙しにすぎないのだが、何故かマスコミは真面目に報道していたのには恐れ入った。また、彼は小説家で夜に仕事をするのが好きなようで、夜中の2時でも、3時でも平気で職員を呼び出していたそうだ。これは、なんか権力に酔っているように思える。

今度の大島の問題だが、町長がどうしても島を離れる必要性があったとして、災害に関するすべての権限を留守番役の教育長に明確に委任をしていれば、まだ、責任者としての自覚が感じられるが、どうもそうではないようだ。組織運営の基本知識のない人間が選挙だけで簡単に行政の首長になってしまうのだ。

地方自治制度の問題として、果たして首長は大統領制でいいのだろうか?もう一つの市民の代表である筈の議会が、首長の王様のようなわがままな行動や基本的組織管理能力の欠如を修正できないのが現実である。最近は、そうした無力な議会の存在意義も問われている。存在意義に疑問符が付く両権力主体が勝手気ままに行政を進めるならば、第二、第三の夕張市もまた生まれるだろうし、まさに痴呆自治となってしまうだろう。

 

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老人たちの反戦運動

2013-10-23 21:47:53 | 雑感

駅で老人たち数人が、憲法9条改正反対のアジ演説をしていた。なんか老人ばかりというのが気にかかった。悪いが、君たちはもう戦争には行かないだろう。孫のために頑張っているのか。老人の暇つぶしか。ひょっとして、昔の労働運動を思い出しているのか。街頭演説と言えば、スピーカーがつきものだ。スピーカーが演説者の地位保全の役割を演出しているのか。それにしても、入歯なのか、声が出ないのか何を言ってるのかよく聞き取れない。

そういえば、近ごろの若者はこういうことに興味を持たなくなったようだ。去年の冬のこと、故あって、某大学のキャンパスにいた。学生が2.3人、スピーカーをもってキャンパスに入ろうとして、校門の処でガードマンと職員に阻止されていた。その大人しく、品の良い振る舞い、どこかのおぼっちゃん小学校の生徒みたいに従順だった。今の大学生は、強行突破なんかする勇気は全くなく、ぐじゅぐじゅと文句を言っていた。情けないというか、おまえらどういうつもりで運動しているのかとか、聞いてみたい。どうしても演説をキャンパスで演説したけりゃ、その場にスピーカーを置いて、学生証を堂々と提示すれば大学側も入れざるを得ないだろう。そして、キャンパスに入り、肉声で演説をすればいいじゃないかと言ってやりたい気がした。でも、そのことを、通りかかった自分が言わないのも駄目か、・・・。

今日の老人たちの演説を立ち止まって聞いてやればよかったのかな。でも、聞いたら、何かを言い出しそうな自分が怖かった。

老人には風呂が似合う。あまり決めつけてはいけませんが。箱根湯本にある町営風呂です。一度入ってみては?

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歴史認識

2013-10-20 13:57:24 | 政治

彼の国は「日本人の歴史認識が足りないと、或いは間違っている」と繰り返す。ところが、こう返したら、どうだろう。「日本人には近現代史の歴史認識はないのだよ。なぜなら、日本の戦後の歴史教育は昭和初期を省いてきたから、認識自体がないんだ」と。そしたら、彼の国は、こう混ぜ返すだろう。「14世紀以前は盗んでいった朝鮮文化をかえしてくれ」と。まるで、噛み合わない。要するに、彼の国の人々は、自分たちの歴史認識に日本も習えと言っているに過ぎない。まるで駄々っ子だ。先日のテレビのインタビューで、街頭で韓国の人は「日本は対馬の仏像は盗んだ」と異口同音に言う。これじゃあ、北朝鮮の街頭インタビューと変わらないよ。似非民主主義に陥ったのか。それとも、日本のマスコミが集団自衛権の方向にもっていこうと、隣国との危機感をあおって、韓国の良識ある意見をくみ取っていないのか。まさかと思うが、自民党政権になると、マスコミは政府方針に従順になるから、こちらも気をつけなきゃ。 

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がんばっている人、そうでない人

2013-10-10 22:30:13 | 雑感

先日のこと、何かと話題となったラーメン二郎が珍しく行列がなかったので、つい入ってしまいました。

案の定超大盛りで、650円ですが、結果はこのとおりです。残飯にしてしまいました。申し訳ない。しかし従業員の適切な駐車場への案内、行列を収容するために隣の店も借りている店主の姿勢、なかなかできないことだと感心しました。今日も家の裏で音がしてるなと思ったら、プロパン業者でした。終わったら、誰もいないのに、ありがとうございましたという声が聞こえました。みんなそれなりに、がんばってるな。

それに引き換え、他人のカードを盗んでおいて、社員を懲戒処分にできないテレビ局。そんなの世間で通用するのかしら。そういうのを一番非難するのがマスコミじゃないの。先日も深夜にテレビをつけていたら、大久保佳代子と団蜜の番組だった。ただ、視聴率が良いというタレントを二人合わせただけ。ちょっと前もあったよ。有吉と桜井翔の組み合わせ、こういうの見ると、なんかがんばってないなあ。どこの局の司会者も70歳超えた爺さんを堂々と使っている。画面のセクハラ、パワハラを見ていて、ぬるま湯体質だと思う。40代50代の脂の乗った人たちにバトンタッチすべきだ。町のラーメン屋の心意気を感じてほしい。

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小田急線散歩

2013-10-06 00:40:52 | 散歩

今日は寒かった。 とうとうフリースを着てしまった。昨日と言っても、今日はもう12時を過ぎたので、一昨日だね。久しぶりに小田急線散歩をした。実はちっとも面白くなかった。前回の生田から登戸まで歩いた。向ヶ丘遊園駅から登戸駅って、ほとんど距離がないということが分かった。新たな発見は、その程度で、後は何だろう。何もなかったような、…感じ。まあ、こんなこともあるさ。

 生田駅から  排水溝が大きい途中のバス停  多摩区役所、案外立派だった。  向ヶ丘遊園駅、ここでカメラが壊れた。それでつまらない散歩になったのかも。

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