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玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

80歳の壁

2025-05-23 09:30:55 | 

先日、用があって、新宿に行ってきました。

道中暇を持て余すと思い、和田秀樹の『80歳の壁』を読みました。

80歳を過ぎたら、癌は手術はしない方が良いと言っています。

切って痛んだ部分にまた苦しみ、最後は苦しんで死ぬというような事を書いていました。

肺癌を持ったまま92歳まで煙草を吸って生きた方もいるそうです。楽しく生きることが免疫力の向上につながるとか。

オムツも気にせず、今日を生きる、つまり、いつ死ぬかもしれないのだから、今やれること、今楽しいことは、やろうということと理解しました。

ワタシも次に新しい癌になったら、年齢と体力を考えて、手術か、然るべき療養か、を択ばなければなるまい、と思いました。

 

 

 

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ザイム真理教

2025-04-25 19:49:45 | 

この本が出版された時、本屋で買おうとしたら、しっかりラップされて、「目次も見ないで買え!」という感じだった。商品の外形だけで買わない主義なので、図書館に予約したら160番目ぐらいだった。

かなり予想より早くメールが来て、先日借りて2、3日で読んだ。

石井紘基の『日本が自滅する日』を読んでいるので、驚いた内容ではなかった。

やはり財務省は解体や分解をした方が良いと思う。此の国の官僚制度は老朽化し、今や社会の歪み、制度の膠着、経済の凋落、等の原因又は根源となったようだ。

その中心は著者の云う通りザイム省であり、此れを壊すのが手っ取り早く此の国の変化させるし、壊れた処で凡そ問題は無いと思う。

ただ森永卓郎氏の遺本はこの本ではなく、別の本だと思うのだが、・・・。そのうち見つけようと思う。

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「みんなソニーが教えてくれた」(下)

2025-03-26 10:13:23 | 

辻野氏の記述は理科系の文章で簡明で飾った観念語がなく読みやすい。分かりやすい製品仕様書のような気がした。

そう云えば、電化製品の説明書は全く解り難い。下っ端の若い技術屋の説明が何のフィルターもなく、広範に印刷流布されている。誰も読む人は居ないというより、読めない。

ところがアップルにもグーグルにもアマゾンにも詳しい使用説明書はない。

此処にソニーつまり「モノづくり日本」の現在の衰退の原因があるような気がする。

辻野氏が抱えたソニーの経営陣への不信や違和感はこの國の何処にでもある大企業病であり、ソニーも例外ではなかった訳だ。

GAFAもカリスマ創業者が居なくなった時に、いわゆる大企業病になるかどうかで、これからの様相が変わるのではないだろうか。

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「みんなソニーが教えてくれた」(上)

2025-03-18 17:08:19 | 

この本の正式題名は「グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた」です。随分前に読んだのですが、何となくまとめられなかった。

辻野晃一郎という人は、ソニーでは開発者なのか、チームリーダーなのか、中間管理職だったのか、判然としない。

グーグル日本のトップになったようだが、2年位でやめている。結局グーグルとは肌が合わなかったのではないだろうか。

ソニーとGAFAは根本が違うらしい。ソニーはモノを創った。GAFAは人間界の日常生活に食い込んだ。ソニーが無くても代替できるが、GAFAがないとたぶん生活し辛い。

ソニーはモノが売れなくなったら堕ちるが、GAFAはクラウド、つまり雲のようなモノだから、人々日常や習慣や能力が変化しない限り独占している。どうもソニーとは根本が決定的に違う気がする。(続く)

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著者の云いたいこと ―「法の番人」㈩ ―

2025-02-07 10:57:46 | 

典型的な新書であり、項数も230頁と寧ろ薄い本であったが、読み込むのに時間と手間がかかった。

一つに全く知らない司法の世界であったこと。もう一つは著者が事件名や該当者の具体名を避けて、殆どイニシャルで記したことである。

著者は司法の世界からの報復を恐れていた。それでも書いて置きたかった熱意は理解ができた。最後に、著者が強く言いたかったことを書かねばなるまい。

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先進国のほとんどは、国連の「市民的及び政治的権利に関する国際規約」と「第二選択議定書」を批准し、死刑を廃止している。日本は前者については批准しているが後者は批准していない。アメリカは約半数の州が死刑を廃止している。

死刑を残し実際に執行しているのは、イスラム諸国、中国、北朝鮮、インド、シンガポールぐらいである。

この圀は、死刑の執行を当日に知らせ、親族に別れの面会の機会を与えない。死刑囚と家族に人権が無い。袴田さんの精神が病んだ原因が此処にあったのだろう。

憲法第36条「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対に此れを禁ずる」とある。

「公務員」とは司法関係職員、「拷問」とは人質司法、「残酷な刑罰」とは死刑執行日を教えず、死の恐怖を毎日与えることと理解する。

国家が「國体を守り、国民を守らなかった」のが戦前の此の國の姿であった。時に「公務員が国民を害することがある」のが、現在の此の圀の現状である。(終わり)

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