玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

まさかのこと

2024-09-30 13:38:40 | 政治

まさか石破内閣が生まれるとは思いませんでした。

自民党総裁選で小泉進次郎が勝ち、すぐに選挙に入り、裏金議員の大半が落ちて政権交替か野党拮抗が実現すると期待していましたが、まさかの石破内閣。

高市内閣なら、もっと驚きましたが、…。そうならば、石丸現象でしょう。

さすが自民党の半分は大人の判断をしたようで、高市では政権交代確実でしょう。さすがに土俵際で踏みとどまった自民党はしたたかでした。

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1999年から四半世紀(終わり)

2024-09-28 14:15:01 | 政治

入江曜子は「1941年4月~1945年まで国民学校で学んだ世代に、小渕恵三、森喜朗が居た」と指摘する。その影響かも知れない、…。

たぶん、この年から、この国は右の方へ舵を切ったのだろう。その後の四半世紀を眺めると見えてくる。

翌2000年4月、小渕は小沢に去られて、その後斃れ、密室の中で「神の国」の森喜朗の眞空内閣が登場してくる。

そして、加藤の乱がおき、自民党の宏池会は埋没していき、清和会が台頭していくコトになる。

やはり1999年は右傾化への曲がり角の年であった。

【引用文献:入江曜子『日本が「神の国」だった時代』岩波新書】

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組織の体面と個人の体面

2024-09-27 11:49:35 | 時事

昨日、袴田さんの無罪判決が出た。警察、検察、裁判所という組織の体面を守る為に一人の人間の一生を台無しにした。

同じ日、東大卒の官僚という個人の体面が潰れると、兵庫県知事が部下の二人の犠牲を省みず、出直し選挙に出るという報道があった。

弱い者が、小さな者が、必ず割を喰う時代となった。これが新自由主義か。

東京新聞はお詫びを掲載したが、他の新聞はどうなのだろうか。

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1999年から四半世紀(4)

2024-09-26 09:42:42 | 政治

この年は、国会では問題の多い法案を多数決でドンドン可決した年とも言える。

この年以降、国会審議は質疑時間が終われば多数決によって法案を処理するという方法が横行するようになる。

この時は「冷めたピザ」と云われた小渕政権で、自由党と公明党と自自公連立政権だった。中野晃一は自民党は権力維持のための数の確保のために小沢の自由党にせっつかれて国家主義的な政策を展開した、と言う。

そう言えば、昨今、政権交代の為に野田と手を組んだ立民党の小沢一郎の本心は何処にあったのだろうか。結局、揺さぶっただけの政治家と後世に評価されるのか、…。

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1999年から四半世紀(3)

2024-09-25 19:28:22 | 報道

朝日新聞の経済部出身の箱島信一社長「普通の会社になろう!」と言い、毎日新聞も決算期に「21世紀の変革」というスローガンを掲げた。

この前後からメディアは事業の多角化経営を進展させる。2000年前後を機に新自由主義・市場原理主義の波に飲み込まれた。メディア企業はまさに「普通の会社」になって行った。

あれから四半世紀、寸劇のような官房長官記者会見が確立し、各紙の一面の見出しがほぼ同じというようになってきた。

まさにメディアは変節したのだ。もうこれから、どういう企業になるのだろうか、それとも消えて無くなるのか・・・。

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