ハセガワ1/72 ポリカルポフI-16 Type17が完成しました。苦労したのは主翼と胴体の継ぎ目の処理と主脚収納部の非常に細いステンレス線の取扱です。後はシートベルトをマスキングテープで追加しておきました。世界初の片持単葉引込式の戦闘機です。一見するとレーサーのような飛行機で操縦が非常に難しく繊細な操縦が必要だったそうです。
主脚の出し入れは操縦席についているハンドルを回して行っていたそうです。機体のマークはサッポロビールのマークに似ていますなあ(笑)これを眺めながらサッポロビールでも飲みましょう(爆)
永遠のライバル96式艦上戦闘機とI-16です。実際に中国戦線で戦っています。1対1の巴戦ではI-16には勝ち目はなかったと言いますが、一撃離脱戦法ではI-16もよく戦ったそうです。
上から見るとこうなります。96式艦戦は出戻り初期にフジミのキットを組み立てた物です。96艦戦もかなり小さな機体ですが、I-16はそれよりも小さいのがわかります。翼面積が小さいので格闘戦が苦手だったことは容易に想像できます。
96艦戦は三菱の堀越技師が作った機体で繊細な曲線美が特徴です。それに対してポリカルポフ技師が作った機体は無骨で樽のように見えます。当時の中国軍ではこのI-16や複葉のI-15、I-153チャイカなどが主力機だったようで日本海軍の96式艦戦、陸軍の97式戦闘機、そして零式艦上戦闘機などには1対1ではまず勝ち目がありませんでした。
そしてこれが同スケールの97式戦闘機です。ノモンハンでI-16と壮絶な戦いを繰り広げて日本の航空優勢を決定づけた機体です。こういうときじゃないとまず作らないので今度はこれを作ってみようかな・・・
97戦は大戦最後まで現役で頑張っていたんですね。
やはり名機なんですね(笑)
全くその通りですね。陸軍の軽戦重視の政策もあったのでしょうが終戦まで戦ったのは称賛に値しますね。以前に97戦を作った方が出ているビデオを見たのですが、「97戦と鍾馗があればあとはいらない」とおっしゃっていたのを思い出しました。名機ですね・・