ストレート・フロム・ザ・ボックス

飛行機プラモデルの作成で、少しの改造やディテールアップで組み立てた作品とその過程を綴ってみたいと思います。

トライマスターHe162A完成!!

2007-08-30 22:02:26 | ストックand制作機1/48

He162A-2フォルクスイエーガー(ドイツ語で国民戦闘機)が完成しました。これでこの空軍士官も一安心です。とにかくこのキットはいろいろと勉強になりました。以前は当たり前のようにしていたこと(ピトー管を真鍮線と真鍮パイプからの制作、ブレーキパイプの追加等々)を思い出させてくれました。

19年前のデカールはデカールリキッドを使って再生してぎりぎり使えました(汗)この機体は第1戦闘航空団第1中隊ヘルムート クネッケ大尉乗機です。ドイツ敗戦直前にこれを実用化してしまうドイツの工業力には脱帽します。

とにかく主脚収納部はすごいの一語です。メタルとエッチングがテンコ盛りでプラ用の接着剤は役に立ちません。完成後にエナメルの黒でウォッシングしました。これを見ていると主脚の収納部はこうなっていたのかーと勉強になります。

右側面です。背中のBMW003E-1ターボジェットエンジンでこの機体で840kmの最高速度をだします。速度だけなら連合軍のスピットファイア、P-47D、P-51Dなどに十分に優速です。しかも機首にMG151・20mmを2門装備し敵戦闘機はもちろん、重爆撃機にも対抗できるようになっています。

ドイツはこの飛行機を終戦までに112機生産し国民すべてを戦闘機パイロットにしようと計画します。しかし実際にはこの飛行機の操縦はベテランでも難しく国民すべてをパイロットにするのはいささか無理があったようです。それでも実際にこの飛行機でイギリスのホーカータイフーンが撃墜されています。しかし戦果はそれしか報告されていません。

以下は彼の弁です。

ふう、やっと完成したか。。まあ工作や塗装は汚いが飛べないことはないだろう。さあとりあえずこの機体をヤーパンから我が国に持ち帰らなければならんな。しかも1機では足りんからもっとたくさん制作してもらわんといかん。しかしヤポネは我がゲルマン民族に比べると器用だがすべて手作業なので時間がかかってかなわん!!さあドイツに帰ろう。。えっ戦争は60年前に終わってる?(大爆)


さあーて、次は何を作ろうかな・・・・・・・

He162のメタルとエッチング

2007-08-29 12:55:01 | ストックand制作機1/48

さあ金属部品、プラパーツ、塗装が大体終了しました。ここでこの飛行機の金属部品を紹介します。まずは機首周りです。ピトー管はもちろん真鍮管と真鍮線、黒い部分は機銃ですがこれも真鍮管、さらにキャノピーの前に細かい赤いエッチングパーツが付いています。このキットには最初からピトー管や機銃のプラパーツは付いていません。恐るべきトライマスター・・・・このメーカーはなんで無くなったんだろ・・・

主脚周りです。正にメタルとエッチングが盛りだくさんです(汗)主脚のパーツはほとんどがメタルです。ブレーキパイプはエナメル線で追加しました。後ろに付いている細かいエッチングは何だろう・・・アンテナかな?主脚の開閉窓と胴体のつなぎ目もエッチングでつながっています。

エンジン周りです。エンジン上部のループアンテナ(?)はエッチング、さらにエナメル線でエンジン後部の温度センサーが付いています。
 説明書の通り作ってこうなります。すごいキットです。最近気づいたのですがこのキットは結構お宝キットだったようです。しかし作ってこそのキットだと思っているので大切に保管しておく気はまったくありません。ただもっと上手になってから作ってもよかったかもなああ・・・・(大汗)でもデカール死にそうだし・・・・(爆)

He162Aの全体塗装

2007-08-28 12:40:21 | ストックand制作機1/48

やっとここまでたどり着きました。「どんどんマスキング法」で3色迷彩の機体の全体塗装が終わりました。もちろんこの後細かいタッチアップをしなければいけません。下面色のライトブルーと上面のグリーンの境界線は実機の写真をみると一直線ではないのでそれらしくマスクしました。

上から見るとこのように上面色2色がきれいに分かれているのがわかるでしょうか?メッサーやフォッケのような迷彩ではないので少々違和感を持ちますが、これがHe162の塗装のようです。。。機体によって少々異なりますが・・・

右後ろからのHe162です。作っていて思うのですが、よくこんな飛行機が飛ぶなーと・・・主翼は短くて翼端が下に曲がっていて、垂直尾翼も変な形状ですし、エンジンの位置を考えると止むを得ないのか・・・ハインケル社はわずか3ヶ月で完成させた機体だもんなあ・・・・わが工房では1か月ですが(爆)

He162Aの工作

2007-08-26 10:54:59 | ストックand制作機1/48

昨日も細かい工作で終わってしまいました(汗)この映像のように主翼と胴体、尾翼と胴体の間に結構目立つ隙間がありましたので、今回はいつものラッカーパテではなく、ポリパテを使って隙間を埋めました(えっ基本だって!)

さらにヤスリがけや、パテ埋めで消えたパネルラインを再生します。ハセガワのトライツールの太彫り用でこの映像のようにラインを再生しますが、曲がらないように注意が必要です。ガイドにテープや定規を使うのがいいのでしょうが、筋彫りではないので今回はオミットです(えっこれも基本?)

キャノピーのマスクも完了し後は足回りをマスクして塗装に入れそうです。日本機に比べるとドイツ機は窓枠が少ないのでマスクが楽ですなあ・・・ここでも2mmのマスキングテープが大活躍です。端を2mmのテープで枠取りし丸い部分をマスキングゾルで埋めます。ゾルは念のため3回ほど塗っています(えっこれも基本?)
 このように昨日も基本工作で終わってしまいました。実は昨日エンジンパーツを落としてしまってそれがなかなか見つからず、えらい時間を食ってしまいました。模型版マーフィーの法則を思い出しました「落としたパーツは必要のない時に見つかる」(爆)

He162Aのデカール

2007-08-25 11:54:59 | ストックand制作機1/48

残りのパーツです。問題はこのデカールですが、常識で考えると19年前の物は使えないと思うのですが・・・ただ見た目は良さそうです(表面に細かいキズがあります)デカールリキッドでも使ってデカールを再生してみようかなあ・・・

これが「リキッド・デカール・フィルム」です。今までにも15年以上昔のキットでデカールがボロボロになっていた物を再生してくれました。1000円以上する(正確な値段は忘れました)ので決して安くないですが、それでデカールを再生してくれるのであれば高くないと思います。He162の←のマークはこれを使います。塗装でも行けそうですが、そんな事をしたらマスキングだけでまた時間がかかりいつ完成するか想像できません。1か月に2機を目標にしておりますが、8月はこの機体だけで手一杯です。

国籍マーク等はこれらのエアロマスターやスーパースケールの別売りデカールや今まで作ったキットの余りで対応できそうです。ただこれらのデカールは基本的にはメッサーやフォッケのものなので1/48でも大きさ等が微妙にちがいます。できればメッサーやフォッケで使いたいなあ・・・やはりここはリキッドデカール様にすべての再生をお願いしようかな

トライマスターHe162A制作中②

2007-08-23 11:25:23 | ストックand制作機1/48
やっとここまで来ました!!この後はパテ埋め、ヤスリかけ、キャノピーとその他のマスキング、全体塗装に入ります。ここまで来ると全体の工程と全体像が見えてきて楽しい作業になってきます。ただまだまだ大変なことは残っています。例えばエンジン部分の圧力測定のためのパイプ取り付け、ピトー管、機銃などを真鍮線とパイプで制作します。さらに最大の懸念は果たして19年前のデカールが使えるかという事です。もし使えないときは・・・・えっ塗装?おっ恐ろしい(ブルブル)

 それにしてもドイツは変わった形状の機体を実用化しますなあ・・しかもこの機体を3ヶ月で制作し「誰でも飛ばせるジェット機」というキャッチフレーズ(実際の操縦は難しいらしい)で実用化させたハインケル社はすごいです。ただゲーリング(ドイツ空軍元帥)とハインケル社は折り合いが悪くハインケルは良い飛行機を作るのですが、なかなか採用されないという不遇にあいます。しかもやっと採用されたこのHe162も1944年末、時すでに遅しで押し寄せる連合軍の重爆撃機に生産工場を爆撃されなかなか思うように生産できなかったのが本当のようです。それでも組織的に運用され、ホーカータイフーンを撃墜した記録が残っています。すごいなあ・・・さっ作ろうっと・・・

トライマスターHe162A製作中

2007-08-22 12:55:12 | ストックand制作機1/48

やっとここまできました。主翼がついて大分飛行機のようになってきました。この角度から見ると、カモメのように見えるなあ(爆)このあと尾翼をつけて、若干の隙間があるのでパテ埋め、ヤスリがけです。

これはコックピットに入れる計器盤です。ほとんどがエッチングパーツでパイロットが踏み込むペダルまでエッチングで表現されています。ただ塗装してデカールを貼っただけでこんな感じになります。後ろにあるのがタミヤの精密ピンセットと接着剤です。細けえ~よ~(汗)

主脚収納部のクローズアップです。これだけメタルやエッチングがあるとブレーキパイプやシートベルトを付けないと申し訳ない(?)様な気がして、出戻り当初のようにブレーキパイプなんぞを付けてみました。エアロディテールの主脚収納部を参考にしました。それにしてもできてみると楽しいですなあ・・・この後エンジンの製作に入ります。

39円アイス

2007-08-21 10:40:28 | 買い物・その他
ここ2日くらい模型の製作をサボっています(1日1作業しかしていません)

先日セー○オンというコンビニで39円のアイスを発見しました。しかも結構種類があって近日中に全部制覇しようと思っています。子供の頃30円でアイスを買って食べていたのを思い出しますなあ・・確かビバ・オールというイチゴ味のアイスがあり、当たりくじ付きで棒に「ビバ・オール」と書かれていると1本、「ビバ」だけ書いている半分当たりと「オール」だけ書かれている半分当たりがあり、とにかく「ビバ・オール」にしないと1本もらえなくて私は「ビバ」だけやたら当たった覚えがあります(笑)そういえば最近、当たりくじ付きのアイスがないなあ・・

小学生・中学生時代

2007-08-20 17:04:50 | Weblog
私のプラモ製作は小学生のガンダムのプラモブームからでした。とにかく何でもいいからガンプラを作ろうと思い最初にGetしたのは忘れもしないムサイ(ジオンの戦艦)でした
。もちろん色など塗らず、そのまま組み立てて満足していました。その時にはニッパーなどという道具は知らずに爪きりでプラパーツを切り離していました。その爪きりは使えなくなり、親にえらく怒られた覚えがあります。
 その後中学生になり、色塗りを覚えて、AFVにはまり、タミヤの1/35を買い捲った覚えがあります。プラカラーもタミヤのエナメルを買って塗りだしました。しかし所詮中学生のこずかいの範囲なので高価な道具などは一切買えずジオラマも学校の粘土などを使って作った覚えがあります。その時に購入し、製作できなかったキットはそのまま実家に残し、私は大学進学とともに家を出ました。先日父にそのときのキットの事を尋ねると全て捨ててしまったというので、大ショック!!でした。かなり貴重なキットを持っていたと思います。もしあれば、オークションにでも出品したのになあ・・・
 で、大人になって子供のころには買えなかった道具や工具を購入し、キットも星の数ほど持っていますがあの頃のどきどき感やわくわく感、作ろうとする意欲は懐かしく思い出されます(遠い目)さあ模型を作ろうっと!!

トライマスターHe162A制作中

2007-08-19 13:19:23 | ストックand制作機1/48

細かいっす!はっきり言ってこのキットは私のような初心者にはきついと思います。エッチングパーツとメタルパーツとプラパーツのコラボはいいのですが、瞬間接着剤と普通の接着剤の使い分け、非常に細かいエッチングパーツの切り出し、ヤスリかけ、接着の繰り返しです。やっと仮組の段階まできました。ふつうならもう「士」の字になっている作業時間を費やしています。トライマスターのキットは初体験でしたが気合いが必要ですなあ・・資料本も必要ですなあ・・でも完成は楽しみですが・・・

昨日は8月の買い物(キット編)でしたが、ここで(資料本編)をします。この映像はご存じ「世界の傑作機」No.123 メッサーシュミットMe163です。世傑では初めて取り上げられたのではないでしょうか。この他にスケールアヴィエイションもあります。それにファインの1/72の零戦21型がMGとコラボだと書いてありました。

旧日本軍機ファンの私はこういう本を見つけるとついふらふらとレジに向かってしまいます(爆)左がモデルアートの増刊号「飛燕」、右が世界の傑作機 別冊 日本陸海軍爆撃機です。