ストレート・フロム・ザ・ボックス

飛行機プラモデルの作成で、少しの改造やディテールアップで組み立てた作品とその過程を綴ってみたいと思います。

フォッケウルフTa-152H-0制作中

2007-09-30 20:59:52 | ストックand制作機1/72

Ta-152は全体塗装の直前です。ここまでにコックピット内のシートベルトを追加してキャノピーのマスクが完了しています。この後、真鍮管で機銃でピトー管を制作します。あとは主翼の前縁の山々迷彩がちとやっかいです。

今回の制作にあたって手持ちの資料をいろいろ眺めているのですが、この機体は極端に実機の写真が少ないので参考にできる機体がなかなかありません。特に第301戦闘航空団の写真はほとんどありません(涙)

そこで今回はこのイラストの機体にしてみようと思います。下面色RM76、上面82/83の迷彩です。ただ黒の3番はデカールにないので緑の3番にしたいと思います。さ~て全体塗装に入りましょう。。

次回作はタンク

2007-09-28 14:13:59 | ストックand制作機1/72

次はこれを作ろうと思います。アオシマの1/72 フォッケウルフTa-152H-0 です。H-1もあるのですが、まずはこれから行きましょう。最近どうもドイツ機が続いていますがこれは現在の在庫とおおいに関係があります。実は最近の新製品がほとんどドイツ機(タミヤはJu-87D,Ju88C,CR42,ハセガワはFw190A-5等)でその為に在庫が大量になってしまったためです。まあタンクは早い内に作ろうと思っていたので調度いいでしょうか・・・

今回は全体塗装以外は筆で塗ってみます。とりあえず手を入れる箇所は①機銃は真鍮管で作り直し②ピトー管は真鍮管と真鍮線で作り直し③パイロットは乗せずにシートベルトの追加④アンテナ線の追加 こんな所でしょうか・・・Ta-152は皆さんご存じの通りドイツが終戦間際に作った高々度戦闘機で連合軍の重爆撃機を迎撃するために作られました。性能は高度12500mで時速750kmも出たそうです。もちろんキャノピーは与圧式でエンジンは水冷のJumo213を採用し、武装は20mm機関銃を2門装備の機体でした。まさに究極のレシプロ機です。しかも低・中高度でもある程度の運動性能を発揮したという無敵の戦闘機です。実際にP-51DやP-47Dなどはこの戦闘機には適わずこれに対抗できるのはスピットのMk.22以降、P-47N等しかなかったそうです。しかし終戦間際であらゆる物資が不足し満足に活躍できなかったのが実情のようです。

さ~てどうなるかな・・・

完成!!F-86F-40 セイバー(モノクローム)

2007-09-26 14:52:43 | ストックand制作機1/144

二個一のキットの残りが完成しました。こちらはエアブレーキを閉状態で組んでみました。ただエアブレーキを取り付けるときに中に入り込んでしまってとれなくなってしまいました(汗)それにしても1/144はすごい進化を遂げていますなあ。このキットやスウィートのキット、さらに食玩等を組んでみて大変勉強になりました。ただ目と手先がこの小ささについていかなくなってきています。年とる前に作らなきゃなあ・・・

前に完成した供与1号機と並べてみました。最初の機体はエアブレーキを開いています。2機目の方はセイバーの最終フライトをした機体です。この後航空自衛隊は主力機をF-104Jスターファイター、F-4FファントムⅡ、F-15Jイーグルと換えていくのです。そう言う意味ではF-86は正に戦後初の本格的な制空戦闘機だったのです。

ところでこのキットは全く同じ物がもう一つあります。これはしばらくは作らないだろうなー(たぶん数十年間)

これがこの機体の本物の写真です。白黒の小さな写真ですが、これが確かに飛んでいた証拠です(笑)戦後機ファンにこの「ハチロク」はかなり人気があるそうです。確かに大戦機から現用機への橋渡しのような機体で、私も勉強になりました。

今回はモノクロームというメーカーの機体を作ったのですが、このメーカーはやはり1/144で九九艦爆や九七大艇のキットがありましてかなりの名作キットだそうです。たしか持っていたような気がするので今度機会があれば作ってみようと思います。もちろんそれがいつになるかは、本人も全くわかりません(爆)

恐るべき食玩!!

2007-09-25 14:42:00 | ストックand制作機1/144

まずはこれを見て下さい。F-toysが出しているウイングキットコレクションのNo.01 零戦二一型です。塗装済みの半完成キットです。驚きなのはそのできの良さです。胴体及び主翼上面の日の丸は塗装、さらに主翼上面のノルナまで塗装で表現されています。もちろんキャノピーも塗装済み、さらにプロペラの先端部の赤い線まで塗装されています!!

導体の青い線と垂直尾翼のマークはデカールでこのキットは2種類の中から選ぶことができます。コックピットは計器板もしっかりとあり、シートももちろん再現されています。主脚カバーの薄さもなかなか良く、組み立て時に流し込みの接着剤と塗装がはげた箇所のタッチアップをして、デカールを貼り、クリアーを吹いて艶を整え墨入れをするとだれでも1/144とは思えない完成品をゲットできます。

しかし大きさはこのように手の上に乗る程度しかありません。こうなるとシートに軽め穴をあけて、ベルトをつけて、アンテナ線を張りたくなります。しかし1/144のキットはスウィートの物がありますが、こんなに上手にできるかはいささか自信がありません(汗)零戦の機体色の飴色もこだわりがあり、明灰色ではなく明灰緑色に塗られています。この機体は昭和16年12月 空母「蒼龍」搭載 飯田房太大尉乗機 で真珠湾攻撃時に第二次攻撃隊の制空隊としてオアフ島カネオヘ飛行場を掃射中に被弾した機体です。

何かこのシリーズを集めたくなってきました。これはメイド・イン・チャイナと書いてありますが、これを作っている中国人は複雑な気持ちでしょうなあ・・・しかもかなりのモデラー?

とにかく食玩恐るべしです。。

完成!モノクローム1/144 F-86セイバー

2007-09-23 23:20:14 | ストックand制作機1/144

昨日やっとF-86セイバーが完成しました。但し2イン1のキットなのでその内の1機ですが・・・何とデカールを貼るのに3時間以上かかってしまいました(汗)
この機体は航空自衛隊にアメリカ軍から供与された1機目の機体です。手を入れた個所はほとんどありませんが、脚収納部の蓋を若干うすうすにしました。

右側面です。このように手の平に乗るサイズなのでとにかくパーツもデカールも小さいです。ルーペは必需品でした(笑)エアブレーキは開状態で組み立てています。この状態で組むには胴体の日の丸のデカールに少し工夫が必要です。1/144もここまで来るとちょっと気軽に作るわけにはいきません。気合いが必要です。。そんなつもりで作ったのではないのですが・・・

同スケールのファントムを並べてみました。このように大分大きさがちがいます。それまでのレシプロ戦闘機とファントムとのちょうど過渡期に作られていることが大きさからもわかります。とにかく朝鮮戦争時ソ連製のミグに対抗できる唯一の西側のジェット戦闘機だったのです。日本が共産化するのを恐れたアメリカが日本の再軍備を手伝ってくれたのは戦後の日本では何とも奇異に映ったでしょうなあ。。

それにしても昔の1/144とは大分精密度がちがいますなあ・・さ~てもう一機も完成させるかなっと・・・小人さ~んよろしく~(爆)

1/48の珍キット(日本機編)②

2007-09-21 15:16:27 | ストックand制作機1/48

最近何かと忙しく、全然模型を弄っている暇がありません(涙)本当は早くセイバーを完成させて次に行きたいのですが・・・そこで何とか間を持たせるためにこの珍キット紹介をしているしだいです(汗)

今回はハセガワが去年発売した零戦のコンプリートセットから零戦52型甲を紹介します。15機セットで32000円という恐ろしい値段がついていますが、もちろんそれを購入するほど懐に余裕はありませんが「ばら売り」なら何とか・・・でこれを購入しました。

中身はこのようになっています。カルトグラフの美しいデカールがついています。とにかく零戦の最新キットなので眺めているだけで幸せな気分になります(えっ早く作れって・・・はい)このハセガワのコンプリートセットはすべての制作に1年はかかるでしょうなあ・・・皆さんの中にお持ちの方がいたら、羨ましいですなあ

さらにこのキットにはこのポスターがついていました。現在ワシの作業机の横に貼り付けてそれを眺めながら作業しちょります。ええ感じです。
このように我ながらつくづく零戦が好きだなーと思います。どうしてだろう?いつも模型店に行くと零戦のキットを一通りすべて眺めてから、他のキットを見ます。そして知らないキットがあろうものなら、ふらふらと・・・・(爆)

モノクロームF-86Fセイバー塗装完了

2007-09-19 12:19:23 | ストックand制作機1/144
セイバーの塗装が1機だけほぼ完了しました。このあとデカール貼りと墨入れが残っています。それにしても1/144とは思えません。エアブレーキの支柱まで再現されています。その代りパーツが細かいのでルーペは手放せません(笑)ただ完成に近づくと楽しいですなあ。。。今日は飲み会のため模型は弄れません(残念)

48の珍キット(日本機編)

2007-09-18 13:18:38 | ストックand制作機1/48

日本機の珍キットを探してみましたがなかなかありません。チェコのMPMというメーカーかレベルの1/72の97式重爆撃機などは珍しいのでしょうが、オークションで取引されているのを見ると高価でとても手がでません。そこで今回はハセガワの1/48 零式艦上戦闘機54型/64型 を紹介します。現在はハセガワの48のコンプリートセットがありますので普通に入手できると思うのですが(32000円しますが・・・)私が出戻った頃は珍しいキットでした。

中はこのように52型のキットにレジンパーツが入っています。54型は52型の栄エンジンを1500馬力以上の金星エンジンに換装した零戦です。エンジンの換装のためにカウリングの形状が変化しています。プロペラのピッチも変化しスピナーの形状も変化しています。しかし昭和20年になっても零戦を改良し使わなければならない状況はいかんともしがたいですなあ・・・

インストです。このキットは出戻り初期に近所の模型屋に行った時に偶然見つけた物です。購入してもうだいぶ経ってしまいました。最近旧日本機を全然作っていないのでそろそろ禁断症状が出てきました(笑)土佐の工房では5式戦や3式戦が、全国の造船所では戦艦等もロールアウトしてくるようなのでここ群馬の工房では護衛の戦闘機でも作ろうか・・・いつになるか。。。



えっセイバーとメッサーはどうしたかって?昨日は飛行機のビデオを見てしまいまして、制作が進んでいません(汗)今日こそは・・・

1/144 F-86F -30/-40 セイバー塗装中

2007-09-17 12:32:15 | ストックand制作機1/144

世間では3連休らしいのですが、ワシは土曜日は娘の運動会でPTAの綱引きに出場して右手の皮が剥けてしまって(涙)模型が弄れず、日曜日は朝から晩まで仕事、今日も通常通り出勤です。したがってほとんど模型は弄れなかったのですが、セイバーの塗装だけはしました。お気に入りのガイアカラーの「スターブライトジュラルミン」です。もちろん細部のシルバーの塗り分けや脚収納部の塗装が残っちょります。

それにしてもピカピカですなあ、ちょっとワシの印象とちがう(もう少し白っぽいシルバーにしたかった・・)のですが、触っても銀が手に付かないので、まあ良しとしましょう。1/144でこのモールドは少しくどいような気がしますが、新世代キット(モノクロームやスウィート等)はみんなこうなんです。。。さらに驚いたことにモノクロームのキットはメイドインチャイナ(トランペッター)と書いてありました。おいおい・・・

さあここからは結構好きな作業(細部の塗装とデカール貼り)です。一気に行けるかな?それにしても1/144は細かいなー・・目と手先がついていけなくなってきている(汗)このコックピットはシートと計器盤と操縦桿がついているのですが塗装をしてピンセットで1つ1つ付けていきます。まさに吹けば飛ぶよなパーツです。しかも完成後はほとんど見えません(涙)

モノクローム1/144 F-86Fセイバー制作中

2007-09-14 13:15:31 | ストックand制作機1/144
やはり同じキットがあるのはまずいので早速制作開始です。1/144なのに、コックピットの操縦桿まで再現されています。しかもこのキットは最近の1/144にありがちな2個1なので同じ作業を2回ずつしなければなりません。まあ1日でコックピットと主翼、尾翼ができたのでこの後はキャノピーのマスクへと進みます(げっ!それも2つか・・・)実機の写真を見ると、全体シルバーなんですが、所によって微妙に色調がちがいます。それをすこ~しやってみようかな・・・それにしてもファントムやトムキャットと比べると小さいなあ。でもこの機体がなかったら、朝鮮戦争でソ連のミグに敵わなかったし自衛隊が最初に導入した本格的な戦闘機だし、偉大な戦闘機であることは間違いないですなあ