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今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

中川晃教 コンサート at 東京文化会館 2019

2019-01-26 23:31:07 | 中川晃教
今年になって2回めのアッキーの歌声、聴いてきました。

1回めは 由紀さおりさんの50周年コンサートのゲスト出演でした。
由紀さんの澄んだ歌声や、コーラスグループ ベイビー・ブーの素晴らしいハーモニーと共にアッキーの歌声も楽しめて、とても楽しいコンサートでした。

そして、昨日、上野の東京文化会館でのコンサート。
いや〜、堪能しました。
ピアノ伴奏の園田涼さんとの相性も良くて、耳福の一言。
園田さん、アッキーの突然の無茶振りにも動ぜず、しっかりとした対応ぶりもまた見事でした。
アッキーは園田さんのピアノに支えていただいて、響きの良い空間を楽しみながら、リラックスした歌いっぷりで素晴らしかったです。

ただ、前半は裏声が多い感じがして、あれって思ってしまいました。
いや、アッキーの裏声はとても綺麗なので、いいんだけど、インパクトはちょっと弱くなるなあと。
ま、私の勝手な感想ですが。

でも、後半はしっかりとした力強い歌声で、流石でした。
やっぱり凄い、としか言いようがありません。
特に、アルバム ヒムセルフ からの「What are you afraid of 」は圧巻。
スッキリした〜(爆)

曲目は15曲
カバー曲は、アメイジンググレースと明日にかける橋
あとは自曲でした。
カバー曲、もっと聴きたいなあ。
アンコールは「砂漠」
懐かしかった。

文化会館小ホールは響きがいいので、のどの負担も少ないでしょうし、普段歌わない歌にもちょっとチャレンジしてほしいなあ、なんて勝手なことも思ってしまいました。

そして、園田さんはピアノ伴奏ということでしたが、ぜひ、ミュージシャン同士としてコラボして欲しいと思いました。

6、7月のコンサートはどうなるのかな。

文化会館小ホールでのコンサートは2年ぶりということでしたが、毎年やって欲しいと思いました。










終わり良ければすべて良し

2019-01-01 06:50:40 | 中川晃教







明けましておめでとうございます。

ここを読んでくださっている皆様、ありがとうございます。
今年も細々と更新していく予定です。
よろしくお願いいたします。

ということで、年明け早々、こんなタイトルになってしまいすみません。

ミュージカル サムシング・ロッテン 東京千穐楽に行ってきました。
2018年12月30日という、年末も押し迫ってのこの日、出演者の皆さん、もう、それはそれは自由な雰囲気でした(笑)
アッキーも慣れないアドリブたくさん入れて(笑)
はい、楽しませていただきました。

カーテンコールでは演出の福田さんが司会で、出演者全員のご挨拶がありました。
皆さん、面白くて楽しくて、このメンバーがとても仲良さげな雰囲気が伝わってきて、こちらもほっこりでした。
そして、改めて思ったのですが、皆さん、いいお声です。
福田さんの演出にはちょっと同意しかねるところもあるのですが、キャストの人選の確かさはしっかりと感じました。

2018年の笑い納め、いや、舞台見納めが、楽しい作品で良かったです。
時計を見たら、時間、通常より小1時間押してました。
楽しい時間をありがとうございました。

大阪はどうなるのかなあ。
きっと笑いのツボとか、また、違うんでしょうね。

寒い中での公演となりますが、出演者の皆さん、風邪などひかぬよう、体調には気をつけて頑張ってください。



天才はつらい

2018-12-31 06:47:13 | 中川晃教
ミュージカル サムシング・ロッテン
スーパーヒーローとしてシェークスピアが登場します。
演じるのは 西川貴教 さん。

芸達者な方だなと今回凄く感じました。
「ウィル パワー」のカッコよさ、存在感は圧倒的だし、2幕最初の「天才はつらい」のところは、登場した時のカッコ良さとは裏腹な悩む姿がおかしくて、笑かせていただきました。
間がいいというか、カンがいいというか。
才気煥発。頭のいい方なんですね。
そして、やはり、大会場での観客の心の掴み方が的を得てる。
今回拝見できて良かったです。

アッキーの名前と字面が似ているし、体型も似ているし、以前から気になる存在の方でした。
もちろん、Jポップ界の大スターで知名度は凄いし、私もテレビとかで歌う姿を見ていて、カッコいいなあ、と思っていました。
その西川さんとアッキーが共演、同じ舞台に立っているのを見ると感慨深いです。

そして、シェークスピアと匹敵する存在なのが、預言者ノストラダムスの橋本さとしさん。
もう、アドリブ最高です。
ミュージカルネタから、個人ネタから、拾う拾う。
爆笑させていただきました。
さとしさんがパロると、嫌味が全然なく素直に楽しめちゃう。
さすが。

あと、ニックの妻ビー役の瀬奈じゅんさん。
コメディエンヌぶりを遺憾なく発揮されていて、楽しませていただきました。
飾り気のない人柄が良く出ていたなあと思います。

ニックの弟ナイジェル役は平方元基さん
平方さんの舞台、いろいろ見てます。
サンセット大通りを見て以来、大注目です、実は。
なので、今回アッキーとの共演を知った時はとても嬉しかったです。
見るたびに違う役柄をされていて、凄いなあと。
今回はピンチの連続のお兄ちゃんの助けになろうと頑張る健気な弟役でした。
体はお兄ちゃんより大きいけど、気持ちはお兄ちゃんべったりな感じが可愛らしかったです。

そんな個性的な人たちに囲まれた、アッキー演じる劇作家ニック。
今回は受け担当。
個性的な周りと対照的に真っ当に悩み、奮闘する姿が楽しかった。
ミュージカルナンバーでの歌いっぷりは安定の心地良さだし、ダンスも楽しかったです。
特にタップダンス!
ブロードウェイミュージカルの王道なのかもしれませんが、ちょっと「プロデューサーズ」のマシュー・ブロデリックとネイサン・レインを思い出しました。

ネタの多い、そして笑い要素のミュージカルだからこそ、出演者の力量が問われてしまう。
今回は、アンサンブルの方たちも皆さん声がよくて、見ていてストレスが全くありませんでした。

素敵な舞台をありがとうございました。













サムシング・ロッテン!

2018-12-28 00:48:43 | 中川晃教



ミュージカル サムシング・ロッテン!

観てきました。
面白かった。
そして楽しかった。
ジャージーボーイズでは歌を堪能したけど、今回は歌とダンスと笑いを楽しみました。

サントラCDを聴いた時も感じたのですが、しごくオーソドックスなブロードウェイミュージカル です。
「プロデューサーズ」に似ているかも。

プロデューサーズもそうだったけれど、たくさんのミュージカルネタが楽しかったです。
ネタバレ禁止なので言えませんが、ミュージカル 好きにはもちろん、そんなに詳しくない人でもミュージカル の楽しさが伝わるんじゃないかな、と思いました。

時代がルネサンスのイギリスで、シェークスピアが登場することもあり、シェークスピア作品からの引用がいろいろありました。
全部は分からなかったけど、さりげなく取り入れられていて押し付けがましくなくて良かったです。
最後は「 ベニスの商人」でしたね。
そして、うまい具合にブロードウェイミュージカル の発祥に結びつけたエンディングは上手いなあ!と思いました。

アッキーは弟思いで妻を愛する、けれどヘタレで頑固な劇作家。
失敗も多いけど、ピンチに陥った自分の劇団をなんとかしようと奮闘する姿が可愛くもあり、滑稽でもある、そんな役柄でした。

ほとんど出ずっぱりで、歌って踊ってて、タップも見事にこなしてました。凄い!

演出は福田雄一氏
今まで何回か福田氏の舞台を見てきて、ちょっと心配しましたが、思っていたよりサラッとした感じの演出で違和感なく普通に舞台を楽しむことができて安心しました(笑)

出演者がみんな実力ある人で、その点も良かったです。
個人ネタとかあっても、それに流されることなくしっかり役柄を演じられていて、爆笑しつつ、さすが〜と感心させられました。

みんな歌も上手かったし、歌あり、ダンスあり、笑いあり、と安定のブロードウェイミュージカルという感じでした。









ジャージーボーイズ をめぐる人々

2018-11-28 08:29:43 | 中川晃教
ミュージカル ジャージーボーイズ
もう終わってしまいましたが、まだ頭の中ではぐるぐると回っています。

実在のグループの物語だけに、彼らを取り巻く人達も当たり前ながら実在する人たち。
気になる人達をちょっとピックアップしてみます。

まず、ボブ・クルー
ボブ・ゴーディオとともに曲作り、プロデュースを担当する、言ってみれば、第5のメンバー的存在。
この作品では作詞者としてクレジットされています。
ヒット曲がたくさんあります。凄いヒットメーカー、メロディーメーカーですね。
台詞の中にも、いつまでもレコーディングしてくれない彼に業をにやしたメンバーがもう4曲渡してあるのに、と詰め寄ると、「ただの曲を4曲ね。ヒット曲じゃない」と言う。
更に、君たちに必要なのは自分らしさだ、とも。
何がヒット曲なのか、彼には先見の明があるというか、ヒットするためにはどうしなければならないのか、ということをわかっている人なんだと思います。

調べてみて改めてわかったのですが、「サイレンス イズ ゴールデン」とか「太陽はもう輝かない」とかも彼の作品なんですね。
「サイレンス イズ ゴールデン」懐かしい。トレメローズですよ。
「太陽はもう輝かない」 は スコット・ウォーカーで聴いてました。好きだったなあ。とても素敵な声だった。
というか、フランキー・ヴァリが最初に歌ってたって全然知らなかったです。そうだったんだ。

そんなボブ・クルー、かなりのイケメンだったとか。
演じたのは、太田基裕さん。端正な感じの方ですね。声も良くとおる声で素敵です。
スカーレットピンパーネルのピンパーネル団にもいらっしゃいました。
「ビンゴ!」「スコーピオン!」「体のパーツぜ〜んぶ凄いんだから!」
きっと華やかな人だったんだろうな、って、太田さんのボブ・クルーを見ながら思いました。

次は俳優の ジョー・ペシ
有名な個性派俳優ですね。
1990年 映画「グッドフェローズ」でアカデミー賞 助演男優賞を受けています。
トミーにフォーシーズンズ最後のピース、ボブ・ゴーディオを引き合わせる人です。

演じたのは 石川新太さん。チーム最年少です。初演の時は高校生だったんですよね。
トミーにボブ・ゴーディオのことを言いに来るところが好きでした。
トミーが上手手前にいるところに、下手奥からトミーの名前を連呼しながら駆け込んで来るところ。
最初小さな声からだんだん大きくしたりして、若いのに演技が細かい。
神奈川の大千穐楽の時のトミーとのカードのやりとりで、トミーがカードをちょっとミスった後のアドリブ、最高でした!
対応能力、素晴らしい!


そして、この作品で初めてきちんと知ったといえる人、オーティス・ブラックウェル
変な言い方ですみません。何となくどこかで聞いた名前、くらいの感覚だったので。
ヴァリがゴーディオにクルーを紹介する時に、「第2のオーティス・ブラックウェルだ」と紹介する人ですね。

オーティス・ブラックウェル
実際には登場せず、ヴァリの台詞の中だけに登場します。
でも凄い人なんです。
改めて彼の曲を見てみると、誰でもが一度は耳にしたことがあるのではないかと思います。
プレスリーの「冷たくしないで」とか、ジェリー・リー・ルイスの「火の玉ロック」とか、いろいろな人にカバーされている「フィーヴァー」とか、もうオールディーズのヒット曲が目白押し。

ザ・フーもブラックウェルの曲をカバーしてました。
だいたい、曲を聴いても誰がその曲を作ったのか、よく見ないこともありますよね。だからソングライターって、後からああそうだったのか、とわかることも多いと思います。

ブラックウェルが活躍したのは1950〜60年代あたり。ジャージーボーイズたちより少し前です。
で、ロックの殿堂入りをしたのが2010年です。
つい最近ですよね。

ミュージカル ジャージーボーイズがきっかけで、ブラックウェルのことをきちんと知って、よかったと思います。素敵な曲を知ることができたから。

もともとジャージーボーイズの曲自体、何曲か聴いたことがあるくらいで、詳しくは知らなかった。
このミュージカル でたくさんの素敵な曲に出会えたことが、なんだか宝物に出会えたような気がします。