今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

メタルマクベス disc1

2018-08-25 15:35:20 | 劇団☆新感線


劇団☆新感線
メタルマクベスdisc1

作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
出演:橋本さとし 濱田めぐみ 松下優也 山口馬木也 猫背椿 粟根まこと
   植本純米 橋本じゅん 西岡徳馬 山本カナコ 磯野慎吾 吉田メタル
   村木仁 冠徹弥 他

8月24日昼公演 観てきました。
初演は2006年なので12年ぶりの再演です。
初演の時はメタルロックに圧倒されました。音楽が核となっていた感じでした。

今回はもちろん音楽もあるけれど、360度回転劇場ならではの横に長いスクリーンを生かした映像と、そこにオートバイをガンガン走らせる、という映画のような舞台を出現させて、凄いダイナミックな舞台となってました。

まるで映画「マッドマックス」を見ているよう。

音楽も生バンドで今までと迫力が違います。
舞台が回るのでバンドの音がどうなるのかな、と思っていましたが、舞台が回ってもスピーカーが舞台上に仕込んであるようで、場面が変わっても(舞台が回っても)音の聞こえ方が変わるということなくクリアに聞こえました。

初演と比べると短縮或いはカットされた曲があって、そこはちょっと残念。
出演者の関係なのかレスポールjr.の「親の七光り」はなく、バンドの曲としてあった「リンスはお湯にとかして使え」はほんのさわりのみ、「ダイエースプレー買うてこいや」や全カットでした。
聞きたかったなあ。

バンドの場面が減ったその分、映像と合体したオートバイの場面が増えていた感じです。

初演の時は圧倒的なヘビメタのロックの勢いに包まれる高揚感というか快感がたまらなかったけれど、今回はそれはちょっと控えめでドラマとしてマクベスというお芝居が持っている人間の欲望、弱さ、業の深さなんかがより出ていたのではないかと思いました。

シェークスピアのお芝居とメタルロックの組み合わせということで、古典文学とロックという一見ミスマッチのような感じも受けるけれど、考えてみればシェークスピアも言葉の洪水のように怒涛の台詞が出てくるし、音の洪水のようなメタルロックとは相性が実は良いのかも、と改めて思った次第です。

ま、そう思わせる作り方をしている宮藤さんやいのうえさんの力なのかもしれないですね。


主役のランダムスターは橋本さとしさん。
さとしさんがかつて劇団☆新感線に在団していたことは聞いてましたが、今回見れて嬉しかったです。
カッコ良かったです。

夫人は濱田めぐみさん。
歌の迫力は凄い。けど思いの外地味な感じでした。特にバンドマネージャーとか。
初演の内野聖陽さん、松たか子さんと比べると大人な感じのお二人でした。

バンクォーは橋本じゅんさん
オートバイ好きのじゅんさん。映像と合体したオートバイのシーンカッコよかったです。

3人魔女は橋本純米さん、猫背椿さん、山本カナコさん
ベビーメタルになってました。
可愛い(爆)

グレコは山口馬木也さん
時代劇でよくお見かけする。殺陣がいいですよね。今回新たな面が見られて楽しかったです。


席がほぼセンターあたりだったせいか、はたまた回転数がそんなに多くなかったせいなのか、回転時の浮遊感を楽しんで見られました。慣れたせいかも。
ただバンドがあったから回転数は今までより少なかったと思います。

前回の髑髏城極みは44回ったそうで、ランキング1位だとか。

まあ、今回は落ち着いてて良かった(爆)

とにかく、12年ぶりのメタマク。
楽しかったです。

次のバージョンも観たくなってしまいました。
大原櫻子さんがどんな夫人か見てみたい。





























ライブビューイング 劇団☆新感線 髑髏城の七人〜修羅天魔

2018-04-12 22:01:08 | 劇団☆新感線



良かった!
面白かった!

さすが「 極」
極めてます。

天海さんの男役度が半端なし。
カッコ良くて改めて惚れ惚れしちゃいました。
宝塚時代に勝るとも劣らない。
すっきりとした綺麗さは相変わらず。
年が経ち貫禄が出た分迫力ある存在感が素晴らしかったです。
今までの極楽太夫にはない蘭丸や捨之介の要素も入っていて
啖呵きるところなんかもうクラクラ。

古田さんの天魔王、狸穴の山本さん、カンテツの三宅さん、
兵庫の福士誠治さん、他の皆さんもみんな適役でさすが「極」だと
思いました。

確かに臨場感は劇場には及ばないけれども、特等席の目線で、ゆったり
シートに腰掛けてビール片手に見られるのは最高ですね。

特に映像が大きく流れる場面とか、実際にあの劇場で観ると座席の位置
にもよりますが、ちょっと気持ち悪くなることがあるけれど、ライブビューイングでは
そんなこともなく正面の視点でワイドに広がる舞台と映像が見られて良かったです。

映画と舞台のコラボというか、舞台を見ているのと同時に映画も見ている、みたいな感じ。
新感線の舞台ならでは、ですね。

次のメタルマクベスも楽しみです。








鋼鉄番長 東京楽

2010-11-07 23:08:24 | 劇団☆新感線


劇団新感線「鋼鉄番長」東京千秋楽公演に行ってきました。
10月に見たとき、まさか主役が変わるなんて思ってもいなかったので、安心しきって普通に面白おかしく観ていたけれど、今日はちょっと感無量。

橋本じゅんさんの代役、三宅弘城さん。全然違和感なく溶け込んでて凄い!
なるしーさんの代役は河野まさとさん。こちらも全然違和感ない。
河野まさとさんの代役の西川瑞さんも同じく。
みんな凄い~!!

内容はネタ満載で、よくもまあこれだけ詰め込んだものだと感動(爆)
このサービス精神、この体当たり主義、何でも恐れずパロっちゃう精神、さすが新感線、凄いッす!


最後は冠くん登場!
大盛り上がりでテーマ曲をシャウトしました~
恒例のおせんべ撒きもありました。
今年の新感線の東京での公演はこれが最後。
予告も無かったし、古田さんが「40周年はないと思うけど、あと、2,3年はついて来て~」って言ってたのが、ちょっと寂しかったかな(涙)

体力の限界はあると思うけど、頑張って欲しい。
じゅんさん、しっかり治してまた元気な姿見せてね~
なるしーさんもお大事に、早く良くなってください。






蛮幽鬼

2009-10-04 21:03:18 | 劇団☆新感線


上川隆也さんが白髪の復讐鬼と化す「INOUEKABUKI SHOCHIKU-MIX 蛮幽鬼」を見てきました。
面白かった!
SHIROHを彷彿とさせる場面も何ヶ所か…
上川さんだし…どうしても四郎さま!っと思ってしまうところがありました(笑)

いのうえ歌舞伎としては「朧の森にすむ鬼」以来2年ぶり、ということで、中島かずきさんの脚本でたっぷり劇団新感線の活劇を味わえて幸せでした。

やっぱ、新感線はこれだね!って感じ。
というか、私の好きな新感線と言うべきか。



まだ、始まって1週間もたってないので、ネタばれしたくない方はお気をつけください。

ストーリーは「岩窟王」をベースにした復讐劇。
「モンテクリスト伯」ではなく、あくまでも「岩窟王」のイメージです。
しかし、「岩窟王」ってよくぞこのタイトルにしたよね、って感じ。正に言いえて妙。


上川さんの伊達土門、後の飛頭蛮、監獄島に囚われて復讐の鬼と化していくのが迫力あります。
蓬莱国に帰国してからは蛮真教の教祖として復讐の機会を狙うわけですが、布教活動しているところとか、四郎様を思い出しました。
後半、ロングの白髪、黒い衣装で立ち回るところとか、まるでトート閣下が刀持ってるみたいで…(爆)
ええ。それはすごく、カッコよかったですとも!
で、復讐の殺気迫る気迫が凄い割には、その復讐があっけなく終わってしまう感じなのが、ちょっと肩透かし的な気が。
脚本、もう少し書き込んで欲しかったかも。
でも、上川さんの演技の迫力には圧倒されました。
あと、歌の場面があって、上手くなってたように思いますが、錯覚?(爆)
もっとミュージカル出てくれないかなあ…


上川さんと最後対決することになる「サジと名乗る男」「ローランの悪魔」が堺雅人さん。
いつもニコニコ笑顔のお助けマン、でもちょっと訳あり的ないい役どころ。
顔はいい人、心は悪魔、といった感じで、その二面性が見所ですね。
お芝居の雰囲気は上手いんだけど、殺陣がいまひとつな気がしました。残念~
人を殺すマシン的なキレのいい、凄みのある殺陣になれば、ニコニコ仮面との対比が凄くなって見てるほうもゾッとすると思うんだけど。
まだ、初日明けてすぐだし、今後に期待でしょうか。
殺陣、頑張ってたけど、ますます頑張って欲しいです。

美古都役の稲森いずみさん。
美しい。。。正に眼福。
最初はちょっと不安な感じもしたけど、1幕後半あたりからは迫力でした。


五月女太一さん。
若い(なんと18歳!)けど、さすがに舞台経験半端じゃない、って感じで、凄くよかったです。
殺陣が、美しい。
重量感を感じさせない殺陣。身の軽さ、しなやかさがあって、見惚れてしまいました。
牛若丸とかやったらさぞいいんじゃないかなあ。
台詞の言い回しとか、間もしっくりと嵌まっていてよかったです。

他の客演の方たち、山本圭哉さん、山本亨さん、千葉哲也さん、それぞれアクのある役で、良かったです。
山本圭哉さんはちょっとなるしーさんっぽい。

団員の方たちも相変わらずツボに嵌まった演技で、楽しませていただきました。


全体的には、前にも書いたけれど、復讐があっけなく終わってしまうのが少し残念な気がするし、上川さんの存在感がずば抜けているので、ちょっとバランスが悪いかな、とも思いますが、でも、ワクワク、ドキドキの冒険活劇の世界を楽しめました。

あと、舞台転換の関係か、映像での説明が多い気がしたかなあ。
でも、まだまだ公演期間があるし、もっともっと良くなっていくんでしょうね。
ほんとはもっと観たいが、チケット取ってない(涙)


ところで、パンフレットで「豊崎由美が選ぶ復讐譚ならこの本だ」が凄く面白かったです。
「白髪鬼」って凄そう…
それも「岩窟王」を翻訳した黒岩涙香と言う人の翻訳だそうです。
凄い!
上川さんの白髪も「白髪鬼」を意識してのことかなあ。

あと、上川さんの紹介文が香川照之さんでした。
そうか、「巧妙ヵ辻」で一緒だったんですね。
ちょっと嬉しかった。








































今更ですが…

2007-12-31 00:09:09 | 劇団☆新感線
完璧な賞味期限切れですが…(苦笑)
「犬顔家の一族の陰謀」の千秋楽のこと。

今年観た舞台の中でも、忘れがたい舞台でございました。
まあ…
チケットを無くして、主催者の方とバトルを繰り広げてしまったし(爆)
それにしても、今、思い返しても悔しい~っ!
私は執念深いです!
いつかこの恨み晴らしてやる~っ!…(ジタバタ)


しかし…今、大掃除しても出てこないからなあ。
やっぱ、間違って捨ててしまったのだ…うう…バカバカ自分…


ということで…
犬顔の千秋楽、楽しかったんです。
ころっと変わります(爆))




お話は以外にも(失礼!)原作に忠実でびっくり!
真面目に全部のストーリー追ってるんで、感心するやら、嬉しいやら。
オープニングの名前と出演者が合体してる風なステージ作りに感心。
「レッツゴー忍法長」に次いで、好きなオープニングでした。


闇広の場面はもう大爆笑!
そう来るか~みたいな。
しかし、皆さん、バカバカしいことを真面目にやって、ほんと、頭が下がる。
素晴らしい役者根性です。
尊敬!


アンコールでは橋本じゅんさんと右近さんがボーカルで、クドカンがギター弾いて、メタルマクベスの曲を2曲やってくれました。
「リンスはお湯に溶かして使え」と「ダイエースプレー買うてこいや」だったかと。
じゅんさんはスピーカーの上にまで乗ってしまって、大サービス!
もう、凄いノリノリで楽しかった~
舞台衣装のままですから、迫力、というか異様な迫力(爆)
発散した~
楽しかったです。
ありがとう!


最後のおせんべ撒き、村木の姉さんが配りにきてくれて、大感激!
ありがとう!
今も大事に取ってあります(おいっ!)
だって~
なんだか、袋を開ける気にならない。
いつまで取っておけるんだろう(爆)




最後に

2010年  「鋼鉄番長」でお会いしましょう!


のメッセージが。
うは~
2010年か。
随分先までスケジュール、決まってるんだなあ…



ところで、SHIROHはどうなの?