公開前から気になってたこの作品
ようやく見てきました!
原作はイギリスの「世界一平凡な大作家」ジェーン・オースティンの「高慢(自負)と偏見」
何より私がこの小説にハマった原因、それはただただ1995年イギリスBBC制作のドラマを見たことから始っています。
もう、10年たってるんですね!
改めてびっくり!
そんな前だったんですね…(遠い目)
このドラマは本国イギリスで驚異的な視聴率をとり、世界各国で放映され、ダーシー役のコリン・ファースが大ブレイク(?/爆)のきっかけとなりました。
あのダーシーがなかったら、「ブリジット・ジョーンズの日記」もできてなかった…でしょう。
私、原作をそれまで全然読んだ事なかったのに、新潮文庫と岩波文庫と両方読み比べ(爆)なんてしちゃったりして…(爆)
とにかく、こんな面白い小説だったのか、と本当に驚きでした。
題名のイメージで『偏見』を持ってたんですね。
だって、こんな題名で誰が恋愛小説を連想するでしょう(爆)
まるで哲学書のような題名ですもの
と、前置きはいいかげんにしまして(爆)
映画「プライドと偏見」のことを。
イギリスオールロケ、ということで、雰囲気はばっちりです!
主人公のエリザベスを演じるのがキーラ・ナイトレイ。
とにかくこの役にぴったり!
美しく利発で辛らつな物言いが違和感なくて、ユーモアたっぷりで活発なところもいい
なんといっても若さ溢れて生気満ちてるって感じがリジィにぴったりでした!
他の役者さんたちも適役で見ててストレスはあまり感じず良かった。
ただストーリーの展開が早くて早くて…
原作のあの分量を二時間ちょっとでまとめなくてはいけないので、あっと言う間に舞踏会で、あっと言う間にミスター・コリンズが現れて、あっと言う間にウィッカムが去って、あっと言う間にペンバリーのお屋敷に行って…
いやいやもう…全てがあっと言う間でした。
登場人物をかなり整理してたけど、やはり時間的な制約には叶わず、もうちょっと掘り下げてほしいなあ…という点がいろいろありました。
ダーシーとの関係も時間的に間に合わないせいか、最初からちょっと好意的な雰囲気を感じてしまったのは私だけ?
いや、台詞では敵対してるんですけどね
なんとなく、その後の展開を予測させるような雰囲気を最初から漂わせてる
ダーシー役の人も見るからに人の良さそうな感じがちょっと出てたりして…
もっと「高慢」な雰囲気を漂わせて欲しかった…欲張りですかねえ
でも、映画としてすごくよくまとめてるなあ…と感心しました
イギリスの田園風景の映像が内容をかなり補ってくれてますし
監督のジョー・ライトという方はまだ33才だとか…
若くて驚き!
BJのスタッフもいるし、見せ所はしっかりと押さえている、という感じでしたね。
私的にはダーシーはコリン・ファースでリジィはキーラ・ナイトレイだったら文句ありませんっ!
って感じでしょうか(爆)
無い物ねだりはしちゃいけませんが…(笑)
ところで、ドナルド・サザーランドがお父さん役で出ています。
雰囲気あってよかった。実はファンだったりします(笑)
あと、「もしかしたらここ(ペンバリー館)の女主人になってたかも…」という台詞がなかったような…
あのあたりからリジィのダーシーに対する気持ちの変化がはっきり出てくるところなので、外して欲しくなかったなあ!
まあ、いろいろ書いてきましたが、“楽しめる”映画となっていることは間違いありません。
観客で女性が多いのは判るけど、結構年輩の男性とかも多くてちょっとびっくりしました。
↓ イギリスBBCドラマのダーシーです