今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

レディ・デイ

2014-06-22 11:22:00 | 安蘭けい




ほんとに久々の更新です(苦笑)
4月から職場が変わり、あっという間の3ヶ月間
気が付けばもう6月も半ばすぎ…


ということで、観劇回数もめっきり少なくなってしまいましたが…

昨日、6月21日、瞳子さんの一人ミュージカル、「レディ・デイ」
を見てきました。

今年のトニー賞でブロードウェイの主人公の方
が受賞されたようですね。


2014 トニー賞 演劇主演女優賞
Best Performance by an Actress in a Leading Role in a Play
★オードラ・マクドナルド Audra McDonald
作品:レディ・デイ
英題:Lady Day at Emerson’s Bar & Grill
(英題の読み|レディ・デイ・アット・エマーソンズ・バー・アンド・グリル)


この方は6度目の受賞だそうです。
瞳子さん、そんな凄い方がやった役を
演じているなんて、凄いです!


瞳子さんはもう、最初の登場シーンからなりきり度100%
その殺気というか、迫力に引き込まれてしまいます。

舞台はアメリカの黒人女性歌手、ビリー・ホリデイが故郷フィラデルフィア
の小さなクラブで歌う場面を通して、彼女の生き様が描かれていきます。

ビリー・ホリデイといえば、「奇妙な果実」
昔、ダイアナ・ロスの映画でありました

黒人の人権が認められていなかったころ
歌を歌い、その才能で活躍し、でも、黒人であること、しかも女性、という立場から
差別され、壮絶な人生をおくる彼女

ちょっと「ヘドウィグ&アングリーインチ」を思い出しました。
ただ、ヘドウィグよりはどうしようもないやるせなさ、があったかな。

そして、日本で上演することの意味、というか難しさ、というのも感じました。


アメリカであれば、ビリー・ホリデイのことは知名度があるでしょう。
その人生についても、若い人でもある程度の知識はあるかと。
でも、日本において、黒人音楽が好きな人は知ってるかもしれないけれど
一般的な知名度はないのではないか、と思います。

台詞のなかでも有名なミュージシャンの名前とか出てくるけれど、
それがどのくらいの理解度をもって受け取られるのか、ちょっと疑問です。

瞳子さんの熱演、その迫力は感じるけれど、それとは裏腹に内容に
すっと入り込めるか、というと、ちょっと難しいなあ、というのが、素直なところ
です。


もう少し、判りやすい状況説明とかあれば、納得感が出るかも。


演出は栗山民也氏。


会場は青山劇場のすぐ近く
DDD青山クロスシアター

ライブハウスのような感じで、内容とコラボしたカクテルがあって
席でも飲めるので、雰囲気としては、ライブハウス感覚でよかったです。