9月文楽公演 夜の部
勢州阿漕浦(せいしゅうあこぎがうら)
阿漕浦の段
平治住家の段
桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)
石部宿屋の段
六角堂の段
帯屋の段
道行朧の桂川
見ごたえがありました。
特に「桂川連理柵」
前半は面白おかしい感じもあって、気軽な世話物的な感じで見ていたら、後半がぐぐぐ~っときた。
語るほうも人形遣う方も熱がこもってる。
後半の集中度は凄かったです。
人形遣いはお半が吉田蓑助さん、長右衛門が桐竹勘十郎さん。
冷静に考えてみれば、何も死ななくたって…何とかできるだろう…と今生きている私たちからすれば理不尽だけれど、そこを有無を言わさない、というかなぜか納得させられてしまうのは、演じる方たちの力量が、時代は違っても生きていくうえで人との関わり、しがらみに縛られていることを感じさせてくれるからだろうと思う。
それにしても、長右衛門は40歳前、お半は14歳そこそこというのはええええ~っ!ですよね。