今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

市村座

2016-08-12 18:12:26 | 市村正親



市村正親さんの一人舞台「市村座」に行ってきました。
「市村座」は旗揚げから20年で12年ぶりだとか。
なかなか見るチャンスがなく、今まで見られなかったので、
今回とても楽しみでした。

ステージには定式幕がかかり、その上に座名の入った提灯が
あって、歌舞伎座のような雰囲気。

プログラムも、口上から始まり、古典落語、講談から演歌まで盛りだくさん。
ミュージカルも講談調で、ファントム、ミス・サイゴン、屋根の上のヴァイオリン弾きの
主人公たちの2世たちがコーラスラインのオーディションを受けにくる、という設定です。

このために脚本を書いて、練習して、ファンを喜ばせてくれる、市村さんの
エンターテイナーぶり、サービス精神に脱帽です。

歌はシャンソン。
エディット・ピアフの歌を歌ってくれました。
味がある~
芝居心がある歌はいいですね~
素敵でした。

最後は演歌です。
押し出しの良さ、外連味たっぷりの歌いっぷりにしびれました。

市村さん、いつまでもお元気で、この舞台をずっとやってほしいです。







ロックンロール

2010-08-21 02:08:46 | 市村正親
ロックンロール





世田谷パブリックシアター
作 トム・ストッパード
演出 栗山民也
出演 市村正親 秋山菜津子 武田真治 他


面白かったです。

1968年のプラハの春から1990年までのイギリスとプラハを舞台として、国家体制に翻弄される大学教授マックスと教え子ヤンの物語。
抑圧された状況のプラハと民主主義のイギリスを、自由の象徴としての音楽-ロックが体制の違う二つの国の状況を浮き彫りにする。
日本にいて、いわゆる‘平和ボケ’の頭にはかなりヘヴィな内容でした。
でも、つい、40年前の話なんですよね。
長~い歴史の前には40年なんて、ホンのつかの間
改めて歴史の転換の速さを感じました。


ボブ・ディラン、ローリング・ストーンズ、ピンク・フロイド、ヴェルベット・アンダーグラウンドそしてビーチ・ボーイズの曲たちが場面を仕切る。
ピンク・フロイドにいたシド・ヴァレットがお芝居の中でもフィーチャーされてました。
チェコのグループのことは知らなかった。

内容的にちょっと難しいというか、国家体制とか国家権力に関わる言葉とか、サッポーとか、哲学書を聞いてるみたいな部分もあって、ついて行くのに精一杯だったけど、その小難しさを「ロック」という媒体が仲立ちするというか、仲介役となっていて、最後まで緊張感を持って見入ってしまいました。
ロックが二つの国の体制を映し出す「鏡」になっている、と思いました。


ケンブリッジ大学教授役が市村正親さん。
さすがの貫禄でした。
武田真治さんがその教え子のチェコ人ヤンで、プラハの春があって抑圧されたチェコで‘ロックを救うため’に帰国する。
ヤンはかなり厳しい状況下でも結構楽天的な人物かなあ、と思いました。
秋山菜津子さんは1部はマックスの妻でサッポーの研究者、2部ではなんと、マックスの娘エズミ役。
どっちも良かったです。エズミは可愛かったし、妻エレナは病身の苦しみと女としての部分が凄くよく出ていて引き込まれました。
う~ん、さすが、カメレオン女優!

他に前田亜季さん、山内圭哉さん、月船さららさん、黒谷友香さんなど。

見ていて、この4月に来日したボブ・ディランのことを思いました。
日本公演の後、中国でも公演する予定だったのが、入国を拒否られたんですね。
チベット問題での発言が反体制的と取られたらしいとのことでした。
中国は社会主義の国、言論統制も当たり前なんでしょうか。
大国なのに、いや、大国であるが故に、自由に思ったことを表現してはいけないという現実があるんだということを改めて思いました。
人間の表現したいという本能を封じ込めるなんてできないし、それを国家体制として強要するのは愚かなことだし、とっても悲しい。

この物語は1990年で終わります。この年、ローリング・ストーンズがプラハでコンサートを行いました。
それがどんなに凄いことだったのか、ということがこの舞台でよく判る。
自由の象徴として、自己表現の象徴として、ロックのパワーはあるんだ、ということも。




































人生はショータイム!

2010-03-15 23:53:32 | 市村正親
3月14日 13:00
東京フォーラム Cホール
市村さんと鹿賀さんの「それぞれのコンサート」東京千秋楽でした。

今日で終りかと思うと寂しい。。。。。。
でも、思いっきり楽しく、素敵なコンサートでした。
ゲストは鹿賀丈史さん。
レ・ミゼ「対決」のところでは市村バルジャン登場!
鹿賀ジャベールと市村バルジャン、凄い迫力でした~夢の対決!
ペテン師と詐欺師の「人生はショータイム!」、ラ・カージュ・オ・フォールの「砂に刻む歌」、もう最高!
鹿賀さんの「ゲッセマネの園」も良かった!感激!
鹿賀さんてほんとにいい声ですね~うっとり…
市村さんのダンスもキレが良くて、還暦を過ぎたって感じさせない。
凄い努力してるんだろうなあ。
足なんてピッと上がっちゃう。ダンサーと一緒にラインダンスしちゃうんだから。
ボブ・フォッシーのダンスも楽しかった。
市村さん、ほんとに若々しく素敵でした。
自分も少しでも見習いたい…無理かもしれないけど(苦笑)
でも、気持ちだけは見習いたいなあ…
「ありのままの私」「オペラ座の怪人メドレー」は涙、涙。。。
なんだか涙出ちゃうんです。



コンサートのオーケストラの名前ですが、市村さんの時は「世界でいっちゃんオーケストラ」、鹿賀さんの時は「鹿賀百万石オーケストラ」(爆)だそうです。

二人がこれまでに出てきた、たくさんの素晴らしいミュージカルのいいとこ取りみたいだったコンサート。
最初はそれぞれ1回づつ、2回だけの予定だったのが、リピーターチケット買い増ししまくって、結局5回も!

素敵な音楽、素敵な歌、そして感動に包まれた忘れられないコンサートになりました。
またやって欲しいなあ…
























市村正親 それぞれのコンサート

2010-03-07 23:02:09 | 市村正親
市村正親 それぞれのコンサート
見てきました~!市村さんの「それコン」
2010年3月6日(土)18:00  国際フォーラムホールC
ゲストは井上芳雄くん。よっしー。

いや~ほんとに楽しかった!!
歌って、踊って、とても還暦迎えてるとは思えない。 あっという間の2時間でした。

指揮がこの前あっきーとトークサロンした塩田さん。このコンサートの話を市村さんに持ちかけたのは、塩田さんだそうです。
「僕がオーケストラ揃えるから還暦のコンサートやりましょう」と。
で、いつかは還暦迎えるであろう(笑)鹿賀さんとやることになったそうです。

塩田さんと井上くんと市村さんのトークも楽しかった。みんな仲いいのね。
井上くんは10周年コンサートがあるそうで、市村さんが「なんでゲストに呼んでくれないの?」と言ったとか。
それで、井上くんが「事務所の人が慌てて、今、調整中です」と答えてました。

井上くんはミュージカルモーツァルト!から「僕こそ音楽」「紅いコート~私ほどおまえを愛するものはいない」を市村さんと。
後はジーザス・クライスト・スーパースターから「彼らの心は天国に」と「ミスターボージャングル」を前半だけ。
「彼らの心を天国に」、ユダの歌ですけど、凄くよかったです。カッコいいんですよね。この曲。ロック調で。
井上くんは王子様系より少しあくの強い役の方が合うのでは?と思いました。
この歌と「ミスター・ボージャングル」の雰囲気が良くて、大人になったなあ、と。
塩田さんも言ってました。「昔は可愛かったんですよ」って(爆)

市村さんは四季時代の歌から最近の作品まで、それこそ「みにくいアヒルの子」のアヒルから「きみはいい人チャーリー・ブラウン」の犬のスヌーピー、そしてゲイから怪人まで歌って、見せてくれました。幅広し。凄い!としか言いようがありません。
そして、何より、本人が楽しそう。
素晴らしい。


曲目です。

1.ようこそ劇場へ(アプローズより)
2.ウィル・コーメン(キャバレーより)
3.センド・イン・ザ・クラウン(リトル・ナイト・ミュージックより)
4.こいつはサーカス~空をいく(エビータより)
5.ハンス・クリスチャン・アンデルセン~みにくいアヒルの子(ハンスより)
6.シー・ラヴズ・ミー(シー・ラヴズ・ミーより)
7.ドレス・アップ(蜘蛛女のキスより)
8.ポエトリー(シラノ・ザ・ミュージカルより)
9.スヌーピー(きみはいい人チャーリー・ブラウンより)
10.金持ちの歌(屋根の上のヴァイオリン弾きより)
11.ぼくって何?~ワン(コーラスラインより)
12.アメリカン・ドリーム(ミス・サイゴンより)
13.ミスター・ボージャングル
14.バイ・バイ・ブラックバード
15.ありのままの私(ラ・カージュ・オ・フォールより)
アンコール
オペラ座の怪人メドレー
ザ・ミラー(エンジェル・オヴ・ミュージック)~オペラ座の怪人~ミュージック・オヴ・ザ・ナイト~ザ・ポイント・オヴ・ノー・リターン~怪人の隠れ家

最後の「オペラ座の怪人」、泣きました。。。。
で…
また行くことになりました。へへへ…リピーター席買っちゃいました。





















楽しかった!

2009-08-03 23:42:08 | 市村正親
楽しかった!

昨日、ホテルニューオータニで行われた市村正親さんの懇親会に行ってきました。
昨年はなかったので2年ぶり。
そして、還暦を迎えての懇親会ということで、サプライズもあり、大満足でとっても楽しい懇親会でした。

ディナーが終わった後、会場に登場した市村さんは黒のシャツにスーツというシックないでたち。
細身でエンジニアチックで、とっても還暦の体型とは思えない!(爆)
ミニディナーショーということですが、「ヘロデ王の歌」から始まり、たくさん歌ってくれました。


圧巻は「オペラ座の怪人メドレー」
「ミラー」から始まり、「オペラ座の怪人」~「ナイト・オヴ・ザ・ミュージック」~「ポイント・オヴ・ノー・リターン」~「マスカレード」まで、ファントムになり切っての大熱演。
市村さん、涙しながら歌ってました。
終わったとき、ちょっと照れてましたね(笑)

「我が愛は終わりぬ…夜の調べとともに…」

私はこれが聴けて本当に満足。
嬉しかったです…涙、涙

で、ショーの最後はやはりこれ!「ありのままの私」
迫力でした!
聴いてる者を歌の世界にあっというまに引き込んでしまう凄いパワーを感じました。
来てよかった!

その後、抽選会、質問コーナーとあり、いよいよサプライズです。
市村さんの還暦パーティーの時に上映したという、市村さんの今までのヒストリー映像を見せていただきました。
20分くらいの映像集でした。
生い立ちから始まり、西村晃さんの付き人時代、劇団四季での舞台、退団後の主な舞台の貴重な映像が満載。
ほんとにいろいろな役をやってきたんだなあ…と改めて驚くばかりでした。

最後のご挨拶ではこれからのスケジュールをお話してくれました。
凄いたくさんスケジュール入っててびっくり。
まだ発表になってないものもあるのでここには書けませんが、嬉しい話題もいくつかありました。
来年がとっても楽しみ!

市村さんは今映画の撮影中だそうで、その合間を縫ってのファンとの懇親会でした。
忙しい中、ファンを楽しませてくれて本当にありがとう。




初演



会場に入るところに市村さんが出演した公演のチラシがいろいろ貼ってあって、その中に「モーツァルト!」初演のものもあって、思わず写メしちゃいました。
アッキー19歳。私が始めて晃教くんを見たときの公演チラシです。
懐かしい…