ミュージカル ジャージーボーイズ
このミュージカルの面白さは曲の良さももちろんですが、4人の人生が4つの季節に準えて音楽と一緒に進んでいくところ。曲の中に演技がはめ込まれて曲を聴きながらストーリーが進んで行く感じです。
春はトミー
グループ結成時、初期のころのリーダー的存在です。
イタリア移民の貧しい環境の中で盗みや不法侵入や悪いことばかりして刑務所を出たり入ったり。まるで回転ドアみたいだと言う。
そしてこの環境から抜け出すには3つの方法がある、と言いいます。
1.軍隊に入る。
2.マフィアに入る。
3.スターになる。
なんか行き場のない感じがよく出ていますよね。
そんな中、夜の街灯の下で彼らは歌い始めるんです。
それがフォーシーズンズの始まり…全てはそこから始まった。フォーシーズンズの全ては自分から始まったんだとトミーには自負があるんですね。
トミー、トミーの兄のニック、ニック・マーシの3人が歌っているところにフランキーの声が初めて合わさってくる…「Silhouettes」
街灯に照らされた3人と客席から登場するフランキー…余韻のある場面です。
夏はボブ
ボブ・ゴーディオは一番最後に参加したメンバー。そう最後のピースです。
そして彼の作る曲で彼らは有名になっていきます。
グループに参加した時、10代で彼はすでにヒットメーカーでした。一発屋ではあったけれど。
そのヒット曲「ショート・ショーツ Short shorts」は かなりおき楽な感じの曲。以前あったテレビ番組タモリ倶楽部のオープニング曲ですよね。お尻がいっぱい出てくるやつです(笑)
誰にでも判りやすいキャッチーな曲を書ける人なんですね。
「sherry」「Big Girls Don't Cry」「Walk Like A Man」あたりから「Dawn」まで、いろいろな場面を挟みながらヒット曲が連続していくところはもうほんとに楽しい。堪りません。まさに勢いのある夏の季節。
ボブは言います。
僕らの音楽は髪に花を飾ったヒッピーのような社会的ムーブメントにはならなかった。僕らの音楽を聴いていたのは、軍隊で戦地に派遣される若者、工場労働者、そして目の下に隈を作りながらバーガーを焼いている若者達だった、と。
この台詞の時、舞台両脇にあるモニターにはそういった若者達の映像が映っているんです。
観ている私たちもその姿に少なからず共感を覚えると思うんです。
主義主張することなく、必死に生きている若者達。そんな層の人たちに彼らの歌は支えられたんですね。じ~ん。
ボブとフランキーがデモテープを売り込みにいくところも印象的。みんな断られ「黒人になってまた来い」なんて言われてしまう。
黒人グループが人気あった時期なんですよね。確かに。私もフォートップスとか大好きだったから。
「December'63 ( oh what a night あの素晴らしき夜)」の青春真っ只中みたいな感じも楽しいです。
秋と冬はまた後ほど。
このミュージカルの面白さは曲の良さももちろんですが、4人の人生が4つの季節に準えて音楽と一緒に進んでいくところ。曲の中に演技がはめ込まれて曲を聴きながらストーリーが進んで行く感じです。
春はトミー
グループ結成時、初期のころのリーダー的存在です。
イタリア移民の貧しい環境の中で盗みや不法侵入や悪いことばかりして刑務所を出たり入ったり。まるで回転ドアみたいだと言う。
そしてこの環境から抜け出すには3つの方法がある、と言いいます。
1.軍隊に入る。
2.マフィアに入る。
3.スターになる。
なんか行き場のない感じがよく出ていますよね。
そんな中、夜の街灯の下で彼らは歌い始めるんです。
それがフォーシーズンズの始まり…全てはそこから始まった。フォーシーズンズの全ては自分から始まったんだとトミーには自負があるんですね。
トミー、トミーの兄のニック、ニック・マーシの3人が歌っているところにフランキーの声が初めて合わさってくる…「Silhouettes」
街灯に照らされた3人と客席から登場するフランキー…余韻のある場面です。
夏はボブ
ボブ・ゴーディオは一番最後に参加したメンバー。そう最後のピースです。
そして彼の作る曲で彼らは有名になっていきます。
グループに参加した時、10代で彼はすでにヒットメーカーでした。一発屋ではあったけれど。
そのヒット曲「ショート・ショーツ Short shorts」は かなりおき楽な感じの曲。以前あったテレビ番組タモリ倶楽部のオープニング曲ですよね。お尻がいっぱい出てくるやつです(笑)
誰にでも判りやすいキャッチーな曲を書ける人なんですね。
「sherry」「Big Girls Don't Cry」「Walk Like A Man」あたりから「Dawn」まで、いろいろな場面を挟みながらヒット曲が連続していくところはもうほんとに楽しい。堪りません。まさに勢いのある夏の季節。
ボブは言います。
僕らの音楽は髪に花を飾ったヒッピーのような社会的ムーブメントにはならなかった。僕らの音楽を聴いていたのは、軍隊で戦地に派遣される若者、工場労働者、そして目の下に隈を作りながらバーガーを焼いている若者達だった、と。
この台詞の時、舞台両脇にあるモニターにはそういった若者達の映像が映っているんです。
観ている私たちもその姿に少なからず共感を覚えると思うんです。
主義主張することなく、必死に生きている若者達。そんな層の人たちに彼らの歌は支えられたんですね。じ~ん。
ボブとフランキーがデモテープを売り込みにいくところも印象的。みんな断られ「黒人になってまた来い」なんて言われてしまう。
黒人グループが人気あった時期なんですよね。確かに。私もフォートップスとか大好きだったから。
「December'63 ( oh what a night あの素晴らしき夜)」の青春真っ只中みたいな感じも楽しいです。
秋と冬はまた後ほど。