コリン・デクスターの小説「モース警部」シリーズ
大好きで本も読んでたし、テレビで放送されていた、ジョン・ソウ主演のドラマも好きでした。
で、最近WOWOWで、若かりし頃の、駆け出しのころのモースを主人公にしたドラマ
が放送されました。
「新米刑事モース ~オックスフォード事件簿~」
1話と2話が夏に、3~5話が11月(再放送12月)にあって、凄く面白かった。
で、小説でも前のジョン・ソウのドラマでもそうだったんですけど、モースはモースで
ファーストネームは最後まで明かされなかったんですね。
いつもモースと呼ばれていました。
でも、新しいドラマでは、「エンデバー」というモースのファーストネームがタイトルになっている。
いや~これはどうなの?
というか、思い切ったアイデア、いいなあと。
そして、イギリスの美しい田園風景もさることながら、モースを取り巻く環境というか、人物が
凄く丹念に描かれていて、引き込まれてしまいます。
中でも、モースの上司にあたる、サーズデイ警部補がいい!
この前放送のあった「殺しのフーガ」
この事件で若きモース、エンデバーは犯人から謎解きのターゲットにされる。
彼が謎を解かないと次々と殺人が起きる。
そして最後は上司であるサーズデイの命が狙われることに…
最後は格闘の末、犯人を捕まえるのですが、標的とされたエンデバーはショックから立ち直るのに
どうしたらいいのか…とサーズデイに聞くのですが、その答えがめっちゃカッコいい!
サーズデイ曰く
「守るものを見つけることだ」と。
エンデバーにとってそれは音楽なんですね。
「家に帰って一番好きな音楽を聞け!大音量でな。
そして、それを胸に刻みこむんだ。どんな闇でもそれを壊されないように」
きゃ~カッコいい!!
なんだか私が書くと普通になってしまうんですけど(悲しい)
でも、あの場面でサーズデイがそれを言ったときは、ホントに抱きつきたくなった(爆)
素敵です~
こんな上司がいたらどんなことでもついていくわ!
この「殺しのフーガ」では他にもサーズデイの日常がさらりと出てきていて、家庭の様子
が垣間見られるのもいい。
エンデバーにはそういう暖かな家庭の雰囲気はないのよね。
他にもサーズデイの台詞には印象的なものがあって、語録を作りたいくらい(爆)
「答えのない質問だってあるんだよ」とか
ちょっとした言葉が心に残るんです。
脚本がいいんだなあ、きっと。
サーズデイを演じているロジャー・アラムという役者さんは、
なんと、「レ・ミゼラブル」ロンドンオリジナルキャストでジャベールを演じている
方らしいです。
チェックしなくては!
イギリスでは新しいシリーズも作成されるらしいです。
「シャーロック」といい、この「エンデバー」といい
イギリスには見ごたえのあるドラマがありますね。
早くみたいなあ。